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ボクシングは、格闘技の中でも権威性が高い。
それはオリンピック競技に選ばれていることからも明白だ。

なのに、それなのに、

格闘技ファン、とりわけ総合格闘技、MMAファンからは時折、舐め散らかされている。
それはなぜか?

それは、「手だけ」を使う格闘技、スポーツだと思われているからである。
闘争において、いったい何を限定しているんだ?と。
蹴れば間合いに入れない。タックルに入ってしまえば終わり、寝かせれば終わり。
そう思われているのだ。(一部のMMA原理主義者などには)
だが、ボクシングファンからは、「手だけ」だからこそ、パンチだけに限定しているからこその高密度な攻防、局所的な集中から生まれる高純度がある。
そういった指摘、擁護もあることだろう。
それもそうだ。
しかし本稿で主張したいのは、そういったことではない。
ボクシングとは、そもそも、はたしてパンチしかないのか?
「手だけ」なのか?

否ァッ!!!

ボクシングには「蹴り技」が存在する。
ボクシングは蹴っている。確かに蹴っている。

大地をッ!!!

大地を蹴るからこそのハイスピード、ハイパワーがある。
蹴りとは何も相手を蹴るだけではない。
蹴っているのだ。ボクシングは。ボクシングは確かに蹴っている。
そして、その踏み込みを以て刹那に、人間が一番得意なパンチでもって相手の顎を打ち抜き昏倒させるのだ。(「バキ」にも作中で同様の話がでてきますので興味があれば)

ただ、実は、本稿で言いたいのは、そういうことではない。

とにかくおれたちは、格オタは、互いに争っている場合ではない。
弱小な、人気のないスポーツ同士、ボクシングと総合格闘技で言い争い、縄張り争いしている場合ではない。
おれたちが闘うべきは、そして打ち負かすべきは、

野球やサッカーなのだ!!!

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