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H3ロケット発射成功で、何が変わるのか?

2024年3月2日作成

REV14

ソフトウエア工房孫風雅です。

ブログ投稿しています。複数画像付き等最終版は此方から、ご覧ください。

表題の件、地上波のニュースで初号機の失敗と今回の二号機の発射とも流れていましたので、ご存じの方も多いのではないかと思いますが、如何でしょうか?

経緯をインターネットで確認すると以下の模様です。

H3ロケット開発について:

現在JAXAで運用中のHⅡ-Aロケットの後継機として開発されている次世代の大型基幹ロケットとの説明を見つける事ができます。

民間利用をも念頭に置いている点がこれまでのロケットと大きく異なる様です。

因みに現在運用中のHⅡーAロケットはこれ迄、49号機まで打ち上げられており、本来は昨年で退役する予定であった模様ですが、後継機のH3ロケットの発射延期などあり、2024年に50号機を打ち上げて、退役と予定が変わった様です。(HⅡ全体では57回の発射の模様です)

そもそも、H3ロケットの初号機の発射が成功していれば、退役時期は微妙(延長無し)だったのかもしれませんが、失敗した為、関連の詳細な情報の無い講師的には、念の為、2024年まで退役を延期し、更に、退役時期再延長の可能性もあったのではないかと、邪推してしまいます。

ただ、ニュースの通り二号機は発射に成功したようですので、その他すべてが現状は予定通りという事になってきた様です。

尚、講師が少し気になるのは、ニュースでは二号機の打ち上げを試験機二号機と呼称している点です。

失敗した一号機も、やはり、試験機一号機と呼ばれており、何故、”試験機”が付いているのかと感じますが?(膨大な予算を使用しているハズなのに、試験機と言われてもと言う感じなのですが…)

因みに開発の予算はインターネットの情報では、現在までのH3ロケットの総開発費は約2200億円と言われている様です。(この莫大な費用に国庫からもお金が出ているハズなので(文部科学省の公開文書にH3ロケットの開発関連文書が存在しています)、この点で失敗すると中々関係者の方々は大変な思いをされている様に推察できます)

一応、あるインターネットの情報では既に年間6回ほどの打ち上げスケジュールは決まっているとのコメントもある様ですが、具体的な今後の打ち上げスケジュールは見つけられませんでした。

察するところ、現在は今年の2月17日に行われたの試験機2号機の打ち上げ結果を鋭意分析・解析している最中なのかもしれません。

ただ、インターネットの情報を見ていると、この年6回ほどの打ち上げというのは、米国のスペースX社などとは桁が違う打ち上げ回数の為、商用としては?が付くのではないかともコメントされている様でした。(確かに打ち上げ回数が多ければ、色々な事象・例えば乗せたい機器の開発遅れやその逆の時など、スケジュールを合わせやすい気がします、少ないと、選択肢が少ない為、結局、契約破棄という様な事もあり得るかもしれませんが…)

という事で、試験機2号機の打ち上げが成功したと報道されていますが、商用という目的では打ち上げ回数のアドバンテージを他の国のロケット開発・打ち上げ社が持っている為、何か、他のメリットを提供できないと、商用でメイン?に運用していくのは難しいのではと感じてしまいます。

三月で未だ冬と言いながら、既に温かくなり始めており、薄着をすると依然寒く感じる可笑しな気候と感じてしまう今日この頃ですが、皆さんはどの様にお過ごしでしょうか?

講師の経験が、皆様のお役に立てれば幸いです。

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