傲慢と善良
※少しネタバレあります※
主人公の婚約者が突如失踪して、
主人公が失踪理由を探るために
婚約者の両親や友人、SNSを探っていきながら婚約者の人物像を洗い出してく恋愛ミステリー
この作品、読んでて、
途中で止めたくなるくらい苦しかった、、
真実の心理描写が細かく鮮明に描かれてる分、
真実の「いい子」が故に自分の人生を生きていない「生きづらさ」を抱えているのと、
その分、自分の結婚相手を選ぶことができる「自由」を手に入れた時に、自分の価値以上のものを相手に求めてしまう「傲慢さ」
これが痛切に伝わってくる、、
私自身も、自分の意思で決めることが苦手で、周りに同調して合わせてしまうところがあるから
架の女友達が真美のことを悪く言うシーンで
自分のことを言われている感覚になって心苦しかった、、
私だけじゃなく、日本人ってそういう人が多い気がするから共感できる人が多いから
これだけこの作品が評価されてるのかな
物語の後半で、
真実の失踪後の状況を描いているけど
自分の意思で家を飛び出して、ボランティア活動をして、そのあと地図作りの仕事を始めるっていう行動力に尊敬、、
あと凪のお暇っていう漫画に似たようなものを感じた、、(読んだことある人いるかな?)
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