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#128 どう競合と差をつけるのか?PhotoshopとPhotoRoomの例から

魔法のように被写体を自動で切り抜いて背景を変えられるPhotoRoom

今日はこちらの記事をアウトプットしていきます。

URLはこちら!
https://jp.techcrunch.com/2020/06/06/2020-06-05-photoroom-automagically-removes-background-from-your-photo/

概要

PhotoRoomは、フランスのスタートアップが開発しているモバイル写真ユーティリティアプリだ。コンセプトはとてもシンプルで、写真を選択すると、PhotoRoomはその写真から背景を削除し、別の背景を選択できるようにしてくれる。

「もともとの着想を得たのは、私がGoProで働いていたときのことです」と共同創業者でCEOのMatthieu Rouif(マシュー・ルイフ)氏は語っている。「写真から背景を削除しなければならないことが多く、デザイナーが不在のときは、手作業で膨大な時間を費やしていました」。

そして多くの人びとが、編集した写真をカメラロールにできるだけすばやく出し入れできるシンプルなアプリを探していることがわかった。

写真編集のリーダーであるPhotoshopが設計されたのは、数十年前に遡る。もしPhotoshopをプロのように使いこなしたいと思ったときには、険しい学習曲線が待ち構えている。レイヤー、レイヤーマスク、チャンネルなどを理解するのは難しい。

PhotoRoomは、Photoshopのメタファーやインターフェイスの要素を安易に借用することなく、モバイルファーストの写真編集アプリを構築したいと考えている。

自分事すると

このアプリを使用すれば、リアルな写真をサイトに組み込むのもたやすく、アイコンとして使うこともできるだろう。今度実際に触ってみようと思う。

またこのPhotoRoomのスタートにおける目の付け所が素晴らしいと感じた。Photoshopが既存サービスとしてあるが、こちらは上級者向けになりがちである。その点、PhotoRoomはシンプルで初心者でも扱えるように設計されている。Photoshopがまねできない領域で勝負している。最近動画制作を補助するアプリなんかが人気なのも同様の理由だろう。

ここから学ぶことは、新規参入時には既存サービスのユーザー属性を把握し、違うユーザー層に訴えかけるメッセージが必要なのだと感じた。

SezakiN