些細なことを楽しむことが幸福感アップにつながる
夫婦ふたりでDIYのある暮らしをはじめて、気がつけば6年ほど。
当初は今暮らす古民家の改修から始まり、そこから作業小屋の解体・移築再生、そして今は井戸を掘っては80mの水道管をつなぐなど、高知県に移住した頃には想像すらしてなかったことがDIYを通して形になり始めています。
これらの過去に行なってきたDIYにより、誰かにお金を払ってお願いをすることのありがたみをより痛感できるようになったし、なんでも自分らで挑戦するようになってからは、些細なことでも感激するようになりました。
なにより、その小さな感情の積み重ねが幸福感を築いていってくれるのだなあと、しみじみ感じます。
学生時代や海外を旅していたあの頃は、頭で妄想して「こんなことできたら楽しいだろうな」「自分ならこんな風にやりたいな」を、今こうして自分たちの手足を動かして実行してみて感じるのは、いかに頭で考えるだけのことと、自分でやってみることの差が大きいことか。
楽しいという気持ちよりも、辛い、大変だという感情が勝ることもたびたびあるのですが、それでも完成した時に湧き出てくる感情を味わえると思うと、我が子たちにもやりたいと思ったことは、躊躇せずどんどん挑戦していってほしいなあと思います。
最近の例でいうと、やっぱり感激したのは井戸掘りだと、水が出る瞬間。「わー!」と夫と顔を見合わせて笑顔になるしかない!という、最高にしあわせな瞬間でもあります。
参照:井戸から新居まで80mの道のり。夫婦でDIYで水道管埋設工事に挑む!
DIYであれこれやってきていると、そんな尊い瞬間がたくさんあり、それは夫婦間だけでなく、子どもたちともそうだし、手伝ってくれた仲間たちともそんな瞬間を分かち合えているというのは、私がおばあちゃんになり、ふと人生を振り返った時に、この瞬間というのは本当に何事にも変え難いもの宝と感じるであろうことは確信しています。
最近YouTubeにアップした動画の中に、80mの距離をDIYで延長した水道管のその先に蛇口をつけてもらい、ついついその様子が嬉しくて私が「蛇口から水が出るなんて最先端な暮らしや!」と発言するシーンが出てきます。
蛇口をひねると水が出るなんて、当たり前だし、それが当たり前ではない暮らしなんて貧弱とか可哀想だと思う方も中にはいるかもしれません。
しかし、この感情って、DIYで井戸掘って水道管を延長する工事を自分らでやったからこそ湧き出てくるものであり、この喜びやうれしさというのは、経験しないとわからない、この感情を抱くことができる人生を歩んでこれたことに関して、決して間違いではなかったなあと思うわけです。
なんだか大袈裟な話のようにも聞こえますが、自分でつくる、ってDIYに限らず、料理でもものづくりでもなんでもそうですが、自分自身を豊かにしてくれるし、成長させてくれるものになるのです。
田舎はそういう自分でつくる暮らしを選ぶ場面が多く、だからといって何でもかんでも自分でできるわけではないし、得手不得手があるので、自分の強みを生かしながら暮らしていきやすい環境があります。少なくともこの高知県の本山町には。
私たち夫婦が3年越しで準備してきた、木を伐るところからはじめたセルフビルド家づくり。
来月上旬から基礎工事が本格的に着工になり、今年中にはそれなりの形がみえてくることが予想されます。
ドキドキわくわくな家づくりの始動に合わせ、近々前からお話ししていたクラウドファンディングの計画も水面下で進行中!
またこちらも計画からnote「家づくりマガジン」の次回号でお伝えします。引き続き応援いただけると励みになります!どうぞよろしくお願いします。
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クラウドファンディング、人生初めての挑戦なので、今から緊張しています。
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18歳差の林業を営む夫婦がセルフビルドで家を作るまでの過程をまとめた買い切りマガジン。公にしたくないこともあるので、有料で公開していきます…
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