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家のまわりのもんで家をつくるということ。土壁づくりの裏話。

我が家の家の予算は600万円。

その道のプロにお願いして作る方が聞いたら、目ん玉が飛び出ちゃうくらいの破格かと思いますが、やはりプロの仕事にお金を払っている上、多くの方が関わる家づくりに、何千万というお金はかかっても仕方ないのかなと思います。

低コストで素人が作る家はやはり、それ相応の家になります。

つまりは、暮らしながらも手直しをして暮らす家であることが前提となります。

最近、家づくりが思うように進まないので、弱音を吐いたこともありましたが、ついに9月に入り、私たちにとってはドキドキの時期がやってきます。

参考:家づくりが全然はかどらない理由。(ここの有料ゾーンにドキドキの理由を書いてます)

改めて、私たちが思い描く家の理想を語らせてください。

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私たちは夫婦で林業を営んでいることもあり、自分たちが伐った木を使って建てる予定で現在動いています。

製材機を借りられるありがたい環境もあり、自分たちで伐った木も少しずつですが、製材して、天然乾燥させている最中です。

しかしながら、家を建てるには大量の木材がいることから、自分たちが調達できる木材では圧倒的に足らず、自力で揃えていたら、髪の毛が白くなり、シワシワになった頃でも家が完成しているのかわからない状況になってしまうので、ある程度は自力で揃え、足りない分は、地元の製材所で購入する予定です。

他にも、ありがたいことに、いらない木材があるから使えるなら使ってよ、というお声がけをいただいたりして、少しずつですが、材料がそろってきました。

さらに家の細部でこだわりたいのは、使う素材。

基本のベースは木材になる予定ですが、使う屋根材や断熱材なんかも「普通の家」とはちょっと変わった形になる予定です。

「なるべく自然に還る家」を目指して、あれこれチームとして動いてくださっている左官屋さんや設計士さんに相談しながら動いていますが、知恵というのは知識があって振り絞れるものなんだなあと、当たり前のことに日々関心して、家づくりの準備が進んでいます。

エコ断熱材「フォレストボード」が今のところ、断熱材としては有力選手ですが、なんとかそれも自分たちで自作できないかなあとか、

屋根材も、最初は瓦一択だったけれど、瓦だけでなく杉皮も使えるように「やっこ葺き」を導入しようとか。

本当にどんな家になるのか、想像力が欠けている私の脳内ではイメージすることが難しすぎる(笑)

他に言うと、土壁を導入することは確定したので、最近は土壁づくりもはじまりました。

使う土はもちろん、家を建てる敷地内にある土です。

実は今回使う木材は、この家を建てる敷地のまわりにある山林から伐ったものもあり、「家のまわりにある材料で家をつくる」って理想論的だけど、実際にできるだなあと感じ始めていて、すごくワクワクしています。

せっかくなので、そんな土壁で使う「荒壁づくり」の様子をマガジン購読者限定でご覧いただけるようにします。

土壁で使う、下地になる荒壁の土は1年前から仕込んでおく必要があります。

厳密にいうと、一夏、一冬を越した方がいい土になるんだそう。

そこで、土作りを先行してはじめました。

もともと畑のこの土地は、まだ宅地への地目変更が済んでいないため、本来ならば最近解体してきた小屋を作業小屋として建てたりもしたいのですが、そうもいかない、悲しい現実。

とはいえ、来年夏に着工予定なのはズラしたくないので、どうしてもやるべきことだけをやることになりました。

(ここからは購読者限定で、リアルタイムで家づくりの様子をお届けします。)

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