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音楽関係

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ビートルズ、ストーンズなど。たまに邦楽も。
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#日記

【エッセイ】みんな!もっとハリー・スタイルズの話しようよ!!

 ハリー・スタイルズといえば、あのワン・ダイレクションのメンバーであって、メインボーカルだった男だ。めちゃくちゃかっこいいし、歌もうまいし、作る曲も最高で、もうThe芸能人といった感じ。  日本でもワンダイレクション=1Dはめちゃくちゃ人気で、一時期はテレビをつけるとBGMに使われまくっていたし、カフェなんかでも流れまくっていたし、クラスの女子の多くが1Dの話をしていた。  ただ、1Dが解散してからは僕も彼の動向を知ることがなく(というか、そもそも1D自体にはほとんど興味

【レコード】ベガーズ・バンケットのレコードが手に入ったぞ!!!!!

 「ローリング・ストーンズのアルバムで一番何が好き?」と聞かれると、すごく迷うのだけど、やっぱり結局はこの『ベガーズ・バンケット』(1968)が好きだ。時には浮気することもあるが、結局ここに戻ってくる。  1968年といえば、ビートルズが『ホワイトアルバム』を出した年である。前作の『サージェント・ペパーズ』とは異なり、コンセプト性を失っている。良作揃いだが、やはり統一感には欠けていた。それがいいポイントでもあるだけれど。  一方でライバルのストーンズは、むしろ統一性を少な

グラミー賞でジョージ・ハリスンが何かの賞をもらったけど、よくわからないのでまとめてみた。

 グラミー賞にそれほど興味はないのですが、マイヒーローこと、ジョージ・ハリスンがなんらかの賞をもらったということです。受賞作は、1971年のAll Things Must Passという作品。  その賞とは、優秀ボックス/スペシャル・リミテッド・エディション賞というもの。なんのことかさっぱりわからない。  ちょっとググってみたところ、この賞は95年に設立されたらしく、アルバムのアートワーク、つまりジャケットの良さが評価されたらしい。  しかし、"Best Recordi

映画『マイ・ジェネレーション』/可能性に満ちた「若さ」の街。

 ずーーーーーっと観たかった映画!!  『マイ・ジェネレーション』をついに観ました!!!  本作のあらすじです。(映画.comより引用)  「スウィンギング・ロンドン」というのは、「1960年代のロンドンで生まれた、新たな若者文化。音楽やファッション、映画やライフスタイル」のことを指す。ロンドンは60年代には、間違いなく世界で最もクールで、夢見る若者がこぞって集まった街だったのだ。  この映画はその時代を彩った複数の才能ある人物たちが登場する。聞き手・プレゼンターは、

最低な映画で、最低で最高な男、ブライアン・ジョーンズのことを知る。

 昨日、"The Swinging 60's : The Rolling Stones"というドキュメンタリーを観たんですよ。この前ツタヤに行ったときに、中古DVDで300円だったので買ってみたんです。  店頭で見つけたときは「あ!!ストーンズじゃん!!」と思って何も見ずに買ってしまったので、見るまで詳しい内容とかは知らなかったんですが、実はこれ、バンドの歴史というよりかは「元メンバーのブライアン・ジョーンズの半生」というのが主軸だったんです。  ブライアン・ジョーンズと

1964年にローリング・ストーンズがサイケっぽいことをやっていた。

 最近はストーンズは初期ばかり聴いているんだけど、今まで聴き流していた曲ですごくおもしろいものがあった。  それがBo Diddleyのカバーの"Mona (I Need You Baby)"という曲。  この曲、さっきも言ったように元はBo Diddleyというブルースシンガーのものでストーンズはすごく良質なカバーを提供している。  個人的には原曲よりもずっとずっといい出来だと思う。  オリジナル版では、ギターのトレモロによる音の"揺らぎ"みたいなものがすごく抑えめ

【エッセイ】レコード全盛期に生まれたかった~~!!

 今日、この記事を読んでみた。  レコードは、近年のブームによって、需要ばかりが募るけれども、その供給は間に合っていない。材料不足や輸送コストが上昇している上に、税関での足止めなどが重なっていて、予約から半年待ちなんかがザラにあるらしい。  レコードが再ブームになったのは、ここ十年ぐらいの話で、それまでは「古くさいもの」として扱われてきたが、やはり流行は繰り返すのか、「アンティークブーム」の一環のようなもので、あえて不便なレコードが、現代のようなサブスク一強時代を賑わせて

【レコード】おーい!!ビートルズの若干レアなレコード買ったぞー!!

 今日、またまた街中のレコード屋に行って、ビートルズのレコード漁ってきましたわ。そしたら、けっこう良さげなのがたくさんあって、2枚買ってきたんで、自慢させてください。 1.Rubber Soul(アメリカ版) ついに手に入れた~~!!!  あの、アメリカ版の『ラバー・ソウル』!!!  『ラバー・ソウル』といえば、僕も他のnoteで何度も何度も触れてるほど好きなアルバムで、なんなら今のところ、ビートルズのアルバムで一番好きなんじゃないか?と思うほど愛してやまない作品である

クリープハイプのファーストアルバムについて語りつくす。

 クリープハイプは、僕が深くハマった現代日本のバンドの一つだ。  ボーカルの尾崎世界観が率いる4人組で、2012年にメジャーデビューしたが、下積み時代は長く、けっこう苦労していたバンドである。  その辺に触れると長くなるので割愛!ググってね!  ところで、僕にとってクリープハイプのファーストアルバム、『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』(2012)は日本ロックの歴史に名前が刻まれるようなアルバムだと思っている。  このアルバムには、クリープハイプの魅力がこれでもか!

ロックが、また反体制になった日の話。【ビートルズ:Get Back評】

 再上映が決まって、本当に嬉しかった。IMAXシアターがない都市に住んでいるから、絶対に見られないと思っていたのだ。  実家がある札幌市に帰省し、なんとか見ることができた。  この『ザ・ビートルズ Get Back: ルーフトップ・コンサート』は、1969年1月30日にビートルズが行った、客前(人前?)での彼らにとっての最後のライブを収めた映画である。  実は、ディズニープラスで見られる『ゲット・バック』でも同じ映像を楽しむことができるので、わざわざ見に行くこともないの

ポップソング、別に嫌いじゃないけども!!!

 僕は、デヴィッド・ボウイの信者をここ数年やっているんだけれども、Apple Musicの人気曲ランキング的なものを見ると、クイーンとの共作の"Under Pressure"が一位で、次が"Starman"、そして次が"Let's Dance"になっている。  もちろん3曲とも素晴らしいんだけれど、この並びを見たときに、どうしてもわかりやすいポップソングしか聴かれない現代に、ちょっと不満が出てしまう。  かといって、自分がニッチなアルバムばかりを聴いているのかというとそう

僕の人生を変えちまった、罪なアルバム9選(後編)

 さぁさぁ後編です。  前編はこちらから!  最近、大学では最終レポートラッシュが続いていまして、本当はこんなことしている暇はないのですが、いかんせんnote狂でありますし、唯一続いている日課なのでどうしても中断したくないのです。まぁ文章書くの好きだから、大学のレポートもそんなに嫌ではないんだけど。  そんなことはどうでもいい、さっそく始めます。 5.Green Day: "Dookie" (1994) この"Dookie"がなかったら、今のアメリカのロック業界は鼻に

僕の人生を変えちまった、罪なアルバム9選(前編)

 現代日本のスーパースター、星野源はかつてこんなことを言った。   僕も本当にそう思う。『イマジン』があっても戦争は絶対になくならないだろう。しかし、いくつかの音楽は人ひとりの人生を変える。現に僕は人生を完全に変えられてしまった。  時には熱狂の渦に落とし込まれ、時には神の啓示のような感動を受けた。冗談ではなく本当に。  今回は、僕の人生、もしくは音楽の趣向を定めることになった9枚のアルバムを紹介してみようと思う。 1.Michael Jackson: "The Es

"Tempalay"という語を、二度見た日。

 人生とは奇妙なものだ。  ふと、「今日は唐揚げが食べたいな~」なんて思っていると、その日の晩にお母さんが偶然唐揚げを作っていたり、「そういえばいくちゃん(元乃木坂46の生田絵梨花さん)って今なんの仕事やってるのかな~」なんて思っていると、その日の晩に目薬のCMに出ているのをたまたま見たりする。  さっきまで考えていたことや人が、突然目の前に現れたり、ネットでたまたま見つけるみたいなことが往々にしてあるだろう。  そして今日、僕はTempalayという単語を2度見た。詳