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音楽関係

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ビートルズ、ストーンズなど。たまに邦楽も。
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【NHK進出記念】火炎放射器で頭を焼かれているときに聴きたい音楽

本日、日付が変わって4月8日の0時ぴったりにNHKにて放送されました、『ドキュメント20min.』に僕が出演しました!!やった!! こちらのドキュメンタリーの題材はずばり、「若者の終活」について。「終活」と言われて「いや、高齢者がするものじゃないの?」と思われがちだと思いますが、我々若者も様々な事情からしているんです。僕以外の方の詳細は番組本編を視聴していただければと思います。 そもそも僕が終活をしたのは、ずばり「"就活"恐怖症」に陥ったから。もともと周りと合わせることも

BEYOOOOONDS、『恋する銀河』が全然公式リリースされないから感想書いて焦らせちゃうもんね〜

どうも、BEYOOOOONDSが大好きで大好きで、息が詰まるような素晴らしい日々を送っている者です。taigaと申します。よろしくお願い致します。 なにがきっかけでここまでBEYOOOOONDSというか、ハロプロにハマったかはあんまりはっきりとはわかっていないんですが、気づけば「島倉りかちゃんの笑顔のために頑張ります、か…」などと勝手な使命感を抱くまでには症状が進行しております。大変幸せです。ええ。 自分、かつては乃木オタでして、アイドルオタクになるとはいったいどういうこ

ビートルズ無き世界を悲しむな。僕らにはThe Lemon Twigsがいるじゃないか!

 突然だが、「刷り込み」という生物学用語を知っているだろうか?  いわゆる「生まれたての雛が、初めて見た生き物を親と思う」っていう絵本によくある習性のことだ。これはどうやら実際に存在する現象らしい。  そしてこれは音楽にも当てはまるだろう。僕はビートルズとマイケル・ジャクソンという「親鳥」に出会った時から、彼らの作品を神のように崇め奉ってきた。彼らのエッセンスが刷り込まれてきたのだ。  そんなリスナーなので黙っていても「ビートルズっぽい」「マイケルっぽい」みたいなサウン

魅惑の90年代に置いて行かれたけど、サマソニでBlurを見ることになりまして…

何事も時代のせいにすれば楽になるっぽい。  それを人に言いふらすと情けないしダサいので、心の中に留めておくことがすごく大切なんだけれど。  2000年という大世紀末に生まれた僕は幸か不幸か絶妙な時代を生きている。お隣の国が乱れて日本にも戦争の影が見え始めたり、政治の腐敗が進んだりしている。そんな大きなことではなくても、自分たちの生活も怪しくて心から安らぐ時は来るのかと憂いているような時代。サイコーだ。  別にそういう政治的なことだけではなくて、文化的な面でも不満に思うこ

【エッセイ】人生辛すぎ!だけど、モーニング娘。にハマってから生活がやや明るいぞ!!

 突然だけど、「アイドル=偶像」というのはよく聞く語源の一つだけど、本当に心からそう思う。「アイドル=疑似恋愛」なんていうのもよく聞くけど、それは僕は同意しかねる。僕の中でアイドルとファンには大きな境界があって、僕らはアイドルたち自身だけでなく、その境界にすら恋しているんじゃないかと思っている。  「本当はあいつ性格悪いらしいよ」とか、度が過ぎていない限り別にどうだっていい。それを見せないのがアイドルの美学だ。その境界に僕らは夢を見ているのだ。そしていざ目の前にいると、どう

【エッセイ】The1975を心から愛してる、って言いたいんだけどな。

 「The1975を心から愛してる」  そんなたった一言すらも言えなくなってしまった。The1975のボーカリスト、マティ・ヒーリー(Matty Healy)は僕らに唾を吐いた。  彼のスタンスからして、いつかこんなことが起こると思っていたが、来日公演を控えたこのタイミングで来るなんて思ってもみなかった。  マティは、日本時間で2月10日(9日かもしれない)にPodcastの「The Adam Friedland Show」という、アダム・フリードランドというコメディア

全てを捨てた彼らは、なぜ今「真実の愛」を指し示すのか?/The1975、待望の新作『BFIAFL』レビュー

1.はじめに  僕が心から愛してやまないバンド、The1975が今日(10月14日)2年ぶりに待望の新アルバムである『Being Funny In a Foreign Language(邦題:外国語での言葉遊び)』をリリースした。  最初に言っておくが、「このアルバムは「愛」をテーマにしている」とか、「恒例の1曲目の『The 1975』が今回はなんと歌モノなのだ!」とか、それを世紀の大発見かのようにまき散らすつもりはないし、「『About You』がマイブラの『Lovele

【エッセイ】みんな!もっとハリー・スタイルズの話しようよ!!

 ハリー・スタイルズといえば、あのワン・ダイレクションのメンバーであって、メインボーカルだった男だ。めちゃくちゃかっこいいし、歌もうまいし、作る曲も最高で、もうThe芸能人といった感じ。  日本でもワンダイレクション=1Dはめちゃくちゃ人気で、一時期はテレビをつけるとBGMに使われまくっていたし、カフェなんかでも流れまくっていたし、クラスの女子の多くが1Dの話をしていた。  ただ、1Dが解散してからは僕も彼の動向を知ることがなく(というか、そもそも1D自体にはほとんど興味

【レコード】ベガーズ・バンケットのレコードが手に入ったぞ!!!!!

 「ローリング・ストーンズのアルバムで一番何が好き?」と聞かれると、すごく迷うのだけど、やっぱり結局はこの『ベガーズ・バンケット』(1968)が好きだ。時には浮気することもあるが、結局ここに戻ってくる。  1968年といえば、ビートルズが『ホワイトアルバム』を出した年である。前作の『サージェント・ペパーズ』とは異なり、コンセプト性を失っている。良作揃いだが、やはり統一感には欠けていた。それがいいポイントでもあるだけれど。  一方でライバルのストーンズは、むしろ統一性を少な

グラミー賞でジョージ・ハリスンが何かの賞をもらったけど、よくわからないのでまとめてみた。

 グラミー賞にそれほど興味はないのですが、マイヒーローこと、ジョージ・ハリスンがなんらかの賞をもらったということです。受賞作は、1971年のAll Things Must Passという作品。  その賞とは、優秀ボックス/スペシャル・リミテッド・エディション賞というもの。なんのことかさっぱりわからない。  ちょっとググってみたところ、この賞は95年に設立されたらしく、アルバムのアートワーク、つまりジャケットの良さが評価されたらしい。  しかし、"Best Recordi

映画『マイ・ジェネレーション』/可能性に満ちた「若さ」の街。

 ずーーーーーっと観たかった映画!!  『マイ・ジェネレーション』をついに観ました!!!  本作のあらすじです。(映画.comより引用)  「スウィンギング・ロンドン」というのは、「1960年代のロンドンで生まれた、新たな若者文化。音楽やファッション、映画やライフスタイル」のことを指す。ロンドンは60年代には、間違いなく世界で最もクールで、夢見る若者がこぞって集まった街だったのだ。  この映画はその時代を彩った複数の才能ある人物たちが登場する。聞き手・プレゼンターは、

最低な映画で、最低で最高な男、ブライアン・ジョーンズのことを知る。

 昨日、"The Swinging 60's : The Rolling Stones"というドキュメンタリーを観たんですよ。この前ツタヤに行ったときに、中古DVDで300円だったので買ってみたんです。  店頭で見つけたときは「あ!!ストーンズじゃん!!」と思って何も見ずに買ってしまったので、見るまで詳しい内容とかは知らなかったんですが、実はこれ、バンドの歴史というよりかは「元メンバーのブライアン・ジョーンズの半生」というのが主軸だったんです。  ブライアン・ジョーンズと

1964年にローリング・ストーンズがサイケっぽいことをやっていた。

 最近はストーンズは初期ばかり聴いているんだけど、今まで聴き流していた曲ですごくおもしろいものがあった。  それがBo Diddleyのカバーの"Mona (I Need You Baby)"という曲。  この曲、さっきも言ったように元はBo Diddleyというブルースシンガーのものでストーンズはすごく良質なカバーを提供している。  個人的には原曲よりもずっとずっといい出来だと思う。  オリジナル版では、ギターのトレモロによる音の"揺らぎ"みたいなものがすごく抑えめ

【エッセイ】レコード全盛期に生まれたかった~~!!

 今日、この記事を読んでみた。  レコードは、近年のブームによって、需要ばかりが募るけれども、その供給は間に合っていない。材料不足や輸送コストが上昇している上に、税関での足止めなどが重なっていて、予約から半年待ちなんかがザラにあるらしい。  レコードが再ブームになったのは、ここ十年ぐらいの話で、それまでは「古くさいもの」として扱われてきたが、やはり流行は繰り返すのか、「アンティークブーム」の一環のようなもので、あえて不便なレコードが、現代のようなサブスク一強時代を賑わせて