S3XY SAD I

preparationset/333/IP

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最近の記事

i think i am not human being

それわ夜に咲く花 闇夜とキャンドルが映す 錯覚の宇宙 悼惜の花 半円が描く数式 それとなく流れ出る体液が もう横になっている体を すりぬけていく 棒のようになって もう延焼の色で きれいさっぱり すべて洗い流してください

      • 変性意識

        オール・アイ・ニード イズ・ユア・サッドネス 悲しみは美しく サッド・マイ・ライフ 途切れる途中で 車の中で 息を吐 けな い 。

        • 無題

          ひかりによる影みたいな、漆喰の白いカンバスを思い出させる、いやもっと奥の、回覧板は落ちて、それから、、 日に依せる瞼、ああ、ストリングスが鬱陶しい、

          紫空

          部屋でBILL EVANSのautmunm leavesを小さな音量で流して庭でchillしている。この時期のこの小さな庭は趣がある。樹や虫の音や緑が薄まる季節。私はこれらをあくまでも日本の伝統的な美的感受性に則って美しいと感じるのである。そんなことはどうでもいいが、chillするという言葉が流行っている今日、その薄っぺらさにもはや言葉もない。若者に文句を言うつもりもないが、chillするとは本来、マリファナを吸ってゆっくりする事を指すのだ。カフェでチルする?なんてほとんど不

          清経

          「人にはいはで岩代のまつことありや暁の、月に嘯く気色にて船の舳板に立ち上り、腰より横笛抜き出だし、音も澄みやかに吹きならし今様を謡ひ朗詠し、来し方行く末をかがみて終にはいつかあだ波の」

          過去、海辺。

          (SSRI) 衝動 攻撃性 他害行為/(ああ、そのために エンドカンナビノイドシステム/庭に埋めた猫、死に花に、 現在の残骸が/ステンレスの墓場に、桃の天然水/根性焼き 坂道で傘を右手で持つと、きみは左に/黒いレバー 言いたいことなんて何も 言いたいことなんて何も無い ”独り静かに次の言葉を探していたい”

          過去、海辺。

          未完詩 2

          暗い海に浮いていた千切れた肉片のわたし 夜空に突き刺さるいくつかの階段を 黒い影が昇っていくのを、見たような 内省の世界に酩酊の夢を見、 現前の庭にいくつもの叫びを見た

          未完詩

          「わたしで人を殺めてください」とその花が言ふので、 花をもっているひとはこはいと思うのがふつうで 許すことができない人間は、全員血なまぐさい冷凍庫で わたしだけの拷問で、特別に、とても特別に、 植物(つまり花)を育てています。 この薬は中程度の依存を引き起こすが、ええい 花がこわくてやっていられるか、ふふふ 訪問者のない現代的な芝生 七月になると現前していた七月がいまではなくて もうなくなってしまったのだ それは只の遊びではなくていて 響くしかない、崩御でさあ 死とはまたちが

          lazy sunday morning

          オマケの香水は安い匂いで、あの頃の匂いがした。しばらく依存していたleanを辞めたのとLSDとサティバのお陰でだいぶアクティブになった。いきなり温泉に二泊したり、ウォーキングしたり、行ったことのない飯屋やカフェに行ったり、スタジオの個人練習に入ったり、etc... 中でも一番良かったのがまた本を読めるようになった事だ。少しずつ、リハビリのように三島やら村上龍やらボルヘスやらカフカやらの短編やエッセイなどを読んでいる。また哲学の勉強の続きがしたいのだが、いかんせん集中力を使うの

          lazy sunday morning

          庭 1)

          庭の話、樹はいったい何本でにたついて死にたがっているのだろう。 白昼、目が回る現在にしがみつく精神障害者、隣の家のTVの世界、 憂鬱を殺すことなく情緒を集めるが故に行き着く憂鬱。 とりま、死に至るまで庭について書くことにした、さっき ゲル化した七月はまだ残っているか。 失ったものを蹴り散らしながら歩く、サングラスをして 未遂 費えなかったもの 未遂 ゲロとへし折った鼻 路上に咲く花 毟り取った だれもしらない だれも だれもしらない だれも だれも

          リリック調

          諸行無常なんていうけどさ 身に沁みるぜ最近な きっとあのgirlsも うまくやっているんだろう 願ってるぜ幸を 俺は一人抗って 落ちたりしながらもやって このglindもいつまで続くかな 先なんて見てない今を今を 煙を吸って落ち着ける精神 奏でるギターなんにもなりやしねえ セクシーなんて言ってさ 一人が性に合ってるのさ ブルーな夜ブルーの錠剤 またジョイント巻いて 火つけてグッバイ 誰もが抱える孤独 またごまかし夜に消えていく

          リリック調

          ニルヴァーナ

          孤独にはとっくに慣れていたのだが、ここ最近、とあるきっかけでとうの昔に失った、さみしい、という感情に襲われている。俺にもまだこんな感情があったのか、といういくばくかの驚きとともに、この纏わり付くさみしさの処理に手こずっている。正直なところ、お手上げである。もう時間が過ぎるのを一秒一秒待つしかない。benzoやweedで誤摩化してはいるものの、なかなかにこれは辛い。なんだか少しげっそりした気もする。鏡を見ると、目つきの悪い、禿げたちょんまげの中年男性が映る。これが俺か?もう目も

          ニルヴァーナ

          あの日見た七月の残骸

          詩以前の文章。 今の私には当時のベランダから見えたドロドロとした液体としての七月、脱線した時間、時間と存在、実存、本質。これらは過去であって今ではない。それらは踏み台にすぎなかった。私はなにか世界(私個人の世界)に酷く急かされている。それは確実に終わるのだ。私は言葉を、詩を、暴力的に、そしてあくまで耽美のむせ返る匂いに纏われた、ひとつのオブジェをぶち壊して、かけらで作り上げた、別のひとつのオブジェにしたい。そこに感情などエモーショナルなものはない。あるのは私からどうしても離

          あの日見た七月の残骸

          五つの過去作(15 years ago)

          「青からみどりへ、映る。」 伸びる緑のおとをきいた。 ひだりからみぎへ、 ひっかき傷の。 もしそうならば、 それでもそれは、 ちっとも不思議じゃない。 これできみがすっかりわかる。 和音を逢引きに、 リズムの裾で。 ひだりからみぎへ、 だらしなく数を覚えておこう。 すっかり夢中になって、 夜半がおそろしくても、 それは悪じゃない。 ぼくは悪で、 きみもまた、 悪なのだ(そうさせるもの、空中の雲居路で逢おう)。 「七月。(1」 その人は みずのようなものに写っている 七月

          五つの過去作(15 years ago)

          球体の行方

          ひどい自責だ、丘の上に広がる球体。 生命がうつくしいとよはねを吐いて たまらなく震え 生きる曇天に虐殺を夢見、 ここでは、とため息をつく瞬間、 短刀を腹に、横一文字に、 それはうつくしい 内緒の解釈、 糞尿とゲロ 腸から流れ出る液体 最後のひと絞り 雪の日なんかにあかは 映えるから きれいだよ、きっと

          球体の行方