ミシンの練習(糸調子編)

今回はミシンを使っていく上で重要な糸調子についてご説明していきたいと思います♪

といっても糸調子ってなに?っていう方、多いと思います。

簡単に言うと、『ミシンの上糸と下糸の引き合う力の加減』の事を言い、この加減を合わせることを糸調子を合わせると言います。

糸調子があっていない状態で縫い物をすると糸が簡単に抜けたり、糸がほつれてしまい上手に

縫うことが出来ません。

ミシンの上位機種であれば自動糸調子機能がついていて自動で糸調子を合わせてくれますがコンパクトミシンなどになると自動糸調子機能がついていない機種が多く自分で糸調子を合わせる必要があります。

まずは糸調子があっていないとどのようになるかを説明してそれから糸調子の合わせ方を説明していきたいと思います♪

まずは上糸が強い場合です。赤が上糸で緑が下糸ですが生地の表に下糸の緑が出てきて生地がつっています。

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逆に上糸が弱い場合生地の裏に上糸がでてきてしまいます(これはやりすぎですが笑)。

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上糸と下糸が同色だとわかりづらいため色の異なる糸を使用してみましたがいかがでしょう?

このように糸調子があっていないと下糸が出てきたりして少なからず見栄えが悪くなってしまいます。また縫い目が縮んで生地が突っ張ったようになったり糸が抜けてしまいます。

糸調子があっていると下の写真のように下の糸もあまり出ず生地も吊っていないようになります。

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自動糸調子機能がついているミシンでも糸調子が合わないことがあります。糸や針、布の組み合わせで糸調子が変わってくるためです。

なのでここから先の説明を是非ご覧になって糸調子が合わせられるように頑張りましょう♪

糸調子の合わせ方

糸調子の合わせ方ですがとても簡単でミシンについている糸調子ダイヤルを回すだけです♪

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ダイヤルを回し大きい数字から小さな数字に変更します。すると上糸調子が弱くなります。

逆に下糸が強いときはダイヤルを小さな数字から大きな数字に変更します。

糸調子のダイヤルはほとんどの機種が0~9のダイヤルとなっています。

上糸が強い時にダイヤルが0になっても上糸が強かったり、逆に上糸が弱いのにダイヤルが9になっても弱い場合があります。

そのときは縫う生地に対して、針や糸の太さがあっていないことが考えられます。

ダイヤルの数字をを小さくしても上糸が強いときは糸を細くするか針を細くする、もしくは両方細くすると上糸調子が合っていきます。

逆にダイヤルの数字を大きくしても上糸が弱いときは糸を太くするか針を太くする、もしくは両方太くすることで合っていきます。

このようにダイヤルだけで合わない時は針と糸が合うまで試行錯誤する必要があります。

この手間を減らすためにもまず最初に出来る限り生地に合うと思われる糸と針を選んでおく必要があります。

そんな時に役に立つのが『布地と糸と針の選択早見表』です♪

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これはその名の通り、縫いたい生地に対してこの糸とこの針が相性いいですよというのを表にしたものです。

これはミシンを購入したときについてくる取扱説明書についてきます。

これに合わせて最初に針と糸を選んでおけば糸調子を合わせる作業はグッと楽になります♪

もし糸調子が大変と思われる方は自動糸調子機能がついているミシンの購入を検討してみるのもいいかもしれませんね(^^)/

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