「時は金なり」の功罪
「時は金なり」という諺を長年座右の銘として生きてきた。
アルバイトや仕事で自らの時間と引き換えにお金をもらって満足していた。
「時給が高いから、よい時間の使い方だった。」
「時は金なり」のこれまでの私の解釈は
「時間=金」なので時間は大切にしましょう!
というなんとも頭の中お花畑な解釈だった。
しかし、「時間≠金」が現実ということに気付いた。
時間は不可逆。金は可逆である。
金は時間ほどの価値は無い。
例えば80歳の病床に伏した老人が20代のあなたに「この身体はもうだめらしい。もって2年とのことだ。金はいくらでもあるが、やり残したことが沢山あるんだ。100億あげるから、私の身体とあなたの身体を交換してくれ。」と言われたとき、本当に身体を交換できる技術、医療があるとするとあなたはどうしますか?「医者や技術者を予め買収しておく」は無しとします。
この話を聞いたとき、お金って価値あるものだけど、時間の前では無価値とすら感じた。
さぁ、時間は止まらぬぞ。
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