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桜咲く春のお祝いに。調色加工をしない新色「ロゼ・ペルル」をお披露目

SEVEN THREE.コレクション『百花-HYAKKA-』に新色「ロゼ・ペルル」が登場🌸˖⋆︎ ͙͛ㅤ
「さくらの日」と名付けられた今日・3月27日に、満を辞してお披露目となりました。

フランス語でロゼは「バラ色」、ペルルは「真珠」を意味しています。真珠たちの仕上がりを見て、ロゼシャンパンの色に見えたことから命名しました。

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誕生した真珠を染めるのではなく、
染めた核で真珠を育てる

一般的に流通されているピンク色の真珠は通常、完成した真珠に調色加工をすることで製造されています。

けれどSEVEN THREE.のロゼ・ペルル(以下、ロゼ)は、完成した真珠を調色加工するのではなく、染色した核を母貝に入れ、そこに真珠層が巻くことで色が表れているのです。

ロゼが完成するまで、ディレクターの尾崎と、三重県・伊勢志摩で真珠養殖をしている尾崎の祖父が2年の歳月を費やし、ともに研究を行ってきました。

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通常は、白色の核を挿入しています

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ロゼ・ペルルの母貝に挿入する、ピンクに染色した核

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ピンクの核を挿入した母貝から誕生したロゼたち

通常、何も手を加えずにここまで自然に発色することはありません。けれどロゼの真珠たちは調色加工ではなく、核にひと手間を加えた後、真珠自身が作り出した色です。

染めた核に真珠層が巻き、光の反射によって現れる真珠独特の干渉色が魅力のひとつです。

調色加工が採用されてきたのは
「一連のネックレス」が理由のひとつ

「調色」と呼ばれる染色処理は、真珠業界で昔から用いられてきた伝統的な加工処理技術です。人の手を加えずに、無調色のままピンクで生まれてくる真珠もありますが、濃淡は様々。

人為的に育てられるものではないので、無調色のままで色にバラつきのない一連のネックレスをつくるのは至難の業です。

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すべて無調色のままの真珠たち

調色加工が業界内で一般化したのは、色や形の統一性を重視する「一連のネックレス」が真珠を代表するジュエリーだったから、と言えると思います。

核の内側から染色する方法は成長過程で色にばらつきが生まれてしまうため、「一連のジュエリー」を目的とした養殖としては、リスクが高かったのです。

ひとつ一つの個性を楽しめる、
自然な色合いの真珠を届けたい

SEVEN THREE.はもとより、真珠一粒ずつの形や色を加工することなく、ありのままの姿を“自然の造形美”として大切にしてきました。

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世界中どこを探してもひとつとして同じものはないからこそ、一粒の真珠が、お客さまにとって特別な宝石になることを信じています。

真珠の個性を生かしたまま、少しだけ手を加えて新しい色合いの真珠を養殖できないか……と考え、辿り着いたのが「核そのものを染色をする」という方法でした。

母貝に挿入する核の色は全て同色のピンクですが、真珠層が核に巻きついていく過程で、色づき方は千差万別になっていきます。原色に近いままの濃さで生まれる真珠もあれば、淡く染まったもの、綺麗なグラデーションになる真珠もあります。

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染色された核を挿入することで、真珠層がうまく生成されなかったり、母貝が核を吐き出してしまうこともありました。

ようやく誕生した新色で、生産量に限りがあるため、今誕生している約1,500粒が無くなり次第今期は終了となります。次の登場は、順調に育てば来年春を予定しています。

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セミオーダーも受付を開始していますので、あたたかい春の季節に輝くロゼたちを、ぜひ見にきていただけたら嬉しいです🌸˖⋆︎ ͙͛ㅤ


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Writing:ほしゆき(SEVEN THREE. PR)












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