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新会社マネージャーに聞く、立ち上げ期のBPIO社でチャレンジできること

自分にとっての成長とは、自立すること。3年前に会計スタッフのキャリアアップについて聞かれた水島 総一郎は、このように答えてくれました。

2019年に新卒でSEVENRICH Accounting(SRA)に入社し、会計スタッフとして従事。2024年にSEVENRICH GROUP内の新会社である、株式会社BPIO(ビピオ、以下BPIO)のマネージャーに転向しました。水島は、上長の業務を少しずつ巻き取り、自分のできることを増やして自立していった結果現在のポストを得ることができたと言います。

今回のnoteではBPIOのマネージャーである水島に、同社でどんなことに挑戦できるのかを聞きました。


株式会社BPIOとは

——最初に、株式会社BPIOについて教えてください。

元々はSRAの経理アウトソース事業部としてサービスを提供しており、2023年4月に株式会社BPIOとして法人化しました。

BPIOでは、主にベンチャー企業を対象に、経理・労務・総務などのバックオフィス業務全般代行サービスを提供しています。また、バックオフィス業務のDX化に取り組む際にどのツールを活用すべきか分からないというクライアントへ、ITツールの導入支援なども行っています。

業務代行というと下請け・下流の仕事のようなイメージをされるかもしれませんが、効率的で最適なバックオフィス環境を実現するための手段のひとつです。業務代行によって一時的にリソースを補うだけでなく、業務フローの見直しや経理業務自体の圧縮を試みる、つまり上流の改善からお手伝いし、新しいフローを担当者の方へ引き継いだ後、最終的にはクライアントに業務をお戻しできる状態を目指しています。

——BPIOにはどんなメンバーがいますか。

約15名が在籍していて、僕を含め会計事務所経験者や、事業会社の経理部で勤務経験のあるメンバーなどがいます。プロジェクト体制を採用しており、1クライアントに対して3〜5名をアサインしています。

BPIOには主に3つのポジションがあります。まずは契約時や受注後のプロジェクト全体の意思決定に関わるマネージャー。クライアントの相談役として、課題のヒアリングやサービスの提案、スケジュールの調整などを行うメンバー。そして立替経費の集計や請求書振込、売上入金確認などの実務を担当するメンバーなどに分かれています。

プロジェクトやメンバーの適性にもよりますが、5人体制の場合は下記のようにクライアント担当者や実務担当者をサポートするサブスタッフがいて、3人体制の場合は役割を兼任するケースもあります。

5人体制の場合
・プロジェクトマネージャー
・クライアント担当者(メイン)
・クライアント担当者(サブ)
・実務担当者(メイン)
・実務担当者(サブ)

3人体制の場合
・プロジェクトマネージャー
・クライアント担当(メイン)兼、実務担当(サブ)
・実務担当(メイン)兼、クライアント担当(サブ)

マネージャーになるまでに経験してきたこと

——水島さんはSRA時代から経理アウトソース事業に関わってきました。現在に至るまでにどんなことにチャレンジしてきましたか。

クライアントワークでは、実務担当、クライアント担当、マネージャーの3つのポジションすべてを担当してきました。実務面では請求書振込や給与振込が一番多かったですね。初めのころは1社に対して50〜100件でしたが、慣れてきたら500件の振込申請を行っていました。ほかにも売上請求書の発行やその後の入金チェック、各種取引の仕訳登録などを行っていました。

クライアントに対しては、バックオフィス業務に関する困りごとをヒアリングして、それを元に提案資料を作成し支援内容を確定する。また最近だとインボイス制度の施行に伴い新たなツールの提案や、セミナーなども実施しました。

現在はプロジェクトごとのマネジメントも担当しており、メンバーのタスク調整やアサイン、報酬の改定などを日常的に行っています。

また、BPIO全体のマネジメント業務にも関わっています。社内業務フローの整備や社内で使用するツールの統一化、メンバーとの1on1、ミッション・ビジョン・バリュー策定に向けた各種ヒアリングなどに取り組んでいる最中です。ほかにも評価制度の設計や査定方法などを作っているのですが、クライアント数や組織体制、文化もどんどん変わっているフェーズなので、定期的に修正が必要だと感じています。

——経理スタッフの仕事だけでなく、マネジメントや事業戦略の領域にも携わってきたんですね。

そうですね。BPIOでは自身の適性を知るために、いろいろな業務を兼任できます。やりたいと言って止められることはほとんどありませんね。

——さまざまな業務を通じて、水島さん自身が適性があると感じたことはありましたか。

僕は、社内のメンバーと企業文化を作ったり、クライアントとコミュニケーションを取ったりする時間が好きです。

クライアントからは、「今困っています!」という前提でご連絡いただくので、僕らができることを提案・実行すればシンプルに感謝されます。加えて、困っていること以上に+1、業務効率化を提案できたときはとても感謝されますし、クライアントからの信頼が増える実感があり嬉しいですね。BPIOとしても、ただ業務を代行するのではなく、本質的な業務効率化を実現したいと思っているからこそ、困っていること以上の提案を続けたいと思っています。

ちなみに、他社の経理部からBPIOに転職してきたメンバーの中には、積極的にクライアントに向き合っている方もいます。経理部は、社内とのコミュニケーションが多い部門ですが、BPIOにおいては社外とのコミュニケーション機会も多くあるため、役に立てている実感も多い今の環境を楽しんでくれているようです。

マネージャー・水島が作りたいのは、ホスピタリティの高い組織

——BPIOは今後どうなっていくと考えられますか。

これから3年で70人の組織にしていきたいと思っています。今まで大きな組織の経理部で働いていた方にとっては整っていないと感じる部分があるかと思いますが、これからルールを整備したり新しいシステムが入ったり、基本的にポジティブな変化しかありません。

また、「多数のプロフェッショナル人材が在籍している」というBPIOのブランドを確立させるために、安易に価格を下げて受注はしたくはないと思っています。メンバーには、経理や労務など各分野の専門性を高度なものにしていくか、バックオフィス業務全般を広く知っているゼネラリストになっていってもらう。プロフェッショナルとしてクライアントに提供する価値を上げるというスタンスで、BPIOでステップアップできると思っています。

——BPIOのマネージャーとして、今後どんな組織にしていきたいですか。

ホスピタリティの高い組織を作りたいです。メンバーの幸せを各々が考えられる組織にしたいですね。

僕が考えるホスピタリティとは、たとえばチームに対して問いかけたときに、メンバーが全力で向き合ってくれる。何か起きたら自分のことのように考えてくれる人がいる。だからこそ厳しいフィードバックをしてほしいし、僕もしたいと思っている。遠慮しないで良いし、されない。ちょっとしたミスでも謝らなくていい。この組織にいても大丈夫なんだって思える。どんな自分でも受け入れてくれるんだと思える組織です。

僕はミーティングや全体定例で、「どんどんミスしてください」とよく言っています。間違ったことを恥ずかしいと思わせたら僕が悪いと思っているので、どんどんミスしてください、そしてフィードバックし合って直していきましょうと。そういうスタンスで働ける組織にしたい、ということは伝えています。

——最後に、BPIOへ転職を考えている方へメッセージをお願いします。

BPIOに来ていただいたら、まずはOJTという形でメンバーと一緒に、ひと通りの実務を担当してもらいます。それからは、極めたい専門分野が見つかったらそれに注力していただいても良いですし、バックオフィス業務全般について横断的に関わることもできます。マネージャーとして組織運営に携わることもできるため、選択肢はさまざまです。

ご自身が持っているバックオフィス領域の知識を活かせそうだと感じていただけたら、ぜひお話を聞かせてください。BPIOで一緒にできることは何か、僕らと話す中で見つけてもらえたらと思います。



株式会社BPIOでは、立ち上げ期に事業を推進してくれるメンバーの採用を積極的に行っています。ご興味を持っていただいた方は、下記からエントリーをお待ちしております。



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