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一橋大学卒業の僕が、スタートアップ支援につよい会計事務所に新卒入社した理由

会計事務所のインターンシップと聞くと、「カッチリしていそう」「会計士や税理士志望の学生だけが集っているのでは」とイメージする学生さんが多いかもしれません。

SEVENRICH Accounting(SRA)では毎年インターン生が活躍していますが、会計事務所への就職を考えている人だけでなく、進路に迷っている人、自分の力を試してみたい人など、さまざまな学生がインターンとして参画してくれています。

SRAで4年間インターンを経験した甲斐 玲音(かい れおん)は、就職先としてもSRAを選んでくれました。会計事務所への就職を考えていなかった彼が、なぜ入社を決めたのか。インターンをしていた4年間で見てきたこと、感じたことを聞きました。

甲斐 玲音(かい れおん)
麻布高等学校、一橋大学商学部卒業。高校の文化祭で会計担当になり、お金の面からプロジェクトをサポートすることに興味を持ったことから、独学で簿記の勉強をスタートし高校在学中に日商簿記検定1級を獲得。その知識を活かすため、大学1年生の夏ごろからSRAでインターンを始めた。約4年間の実務経験を経て、2022年にSRAに新卒で入社。趣味はレザークラフトでモノづくり全般に関心がある。

大学入学時点では、まだ目標はなかった

——甲斐さんは大学1年生でインターン生として入社したんですよね。SRAのことをどうやって知ったんですか?

大学に入学して履修登録やサークル見学などが落ち着き、新しい生活に慣れたタイミングで何かしらアルバイトを始めたいと思っていました。

コンビニや飲食店でも良かったのですが、せっかくなら高校時代から勉強していた簿記の知識を活かしたくて。求人サイトで会計事務所を検索しているときにSRAを見つけました。

ほかにも何社か検討していましたが、たまたま最初に受かったところがSRAでした。会計の仕事を経験させてもらえるところでインターンができたら、そこでOKという感じで。そのころはまだ就職活動や何らかの目標などを意識していたわけではなく、簿記の勉強も単純に楽しかったから続けていただけでした。

——大学1年生なら、まだ卒業後のことは明確になっていないですよね。インターンを始めたてのころを覚えていますか?

会計事務所って少し堅いイメージがあったし、そもそも企業で働いた経験がなかったので、はじめは緊張していました。ですが、皆さんフランクに話しかけてくださったり、仕事の内容を丁寧に説明してくれたりと、イメージとは違いました。

インターンを始めた当初は、お客さんからいただいた領収書を仕分けして、その情報をエクセルに打ち込むような基本的な業務に従事していたと思います。

「これは甲斐くんに教えてもらうといい」組織でポジションを確立させた、ひとつの提案

——甲斐さんはSRAで4年間インターンをしましたよね。どのような業務を経験してきましたか?

大学2年生までは学業もあり出勤日数が少なかったため、先輩から振られたタスクを完了させることがメインでした。しかし3年生になって週3〜4日勤務するようになってから上流の仕事が増えてきました。

プロジェクトを受け持つようになって、お客さんとのやり取りが多くなったり、資料の回収やデータの整理など毎月発生する一連の業務を任されるようになったりして、全体像が見えてきた感じです。

——業務が増えて大変ではなかったですか?

やることが溜まってキャパオーバーになることもありましたが、その状況を経験したことでどうやったら作業時間を短縮できるか、そもそも不要な工程はないか、自分の仕事を振り返るようになりました。

​​——業務量が増えたから時間がかかるのは仕方がない、では終わらせなかったんですね。

そうですね。僕と年齢が近い先輩が、積極的に業務改善に取り組んでいて。その姿を見て、自分の仕事を見直すようになったり、業務効率化によって空いた時間でさらに仕事の幅を増やしたりする方が良いなと思うようになったんです。

たとえば自分の担当のクライアントで、今まで手作業でやっていた部分の時間効率化ができないかと考えてみる。それからエクセルで自動集計できるような仕組みをつくって、作業時間を短縮させたことがありました。

それを先輩に見せたところ「めっちゃいいじゃん!」と言ってくださって。それからは、エクセルで効率化できそうなポイントがあったら僕に任せてくれたり、エクセルについて誰かが困っていたら僕を紹介してくれることが増えたりしました。そのころから、自分がチームに価値を提供できていると感じ始めたのだと思います。

——エクセルのことで困ったら甲斐さんだ、と社内でのポジションが確立したんですね。

そうかもしれません。自分の仕事について疑問を持つようになったタイミングで、周りの人から信頼されているような感じを受けて、業務外でも声をかけてもらえることが増えました。

SRAの風土として、基本的にやりたいと言えば応援してくれる人の集まりなので、何かを提案しやすい環境だと思います。だから「これをこう変えてみたいんですけど」と小さいことでもとりあえず提案してみようという気持ちが生まれてくる。

もちろん「そこは一度検討したけど、こんな理由でできないんだ」とフィードバックを受けることはありますが、自分から声を上げることに対してはウェルカムな雰囲気です。

良い人たちが多いのは、インターンだけでなく就職先として選んだ理由のひとつです。

多様なキャリアを持つ先輩の背中を見て、可能性を感じた

——メンバーの雰囲気が入社を決めたひとつの要因ということですが、ほかにも決め手になったことはありましたか?

「自分の将来の可能性がここなら広がりそうだ」と思ったのが大きな決め手になりました。

SRAは一般的な会計事務所と違って、すこし変わった会社です。会計事務所が母体なのにジムや飲食店を経営したり、Webマーケティング事業や人材紹介事業などを展開したりしています。

▲SEVENRICH GROUPの事業内容

会計チームのメンバーだけでなく、このような他事業部のメンバーと連携してコミュニケーションを取る機会があり、これはSRAならではのことだと思います。

1年前まである事業部にいた人が、別の事業部に移って活躍している様子や、新たに新規事業を立ち上げる人も見てきました。そんな組織に属していたら自分もいろいろなことができそうだと思い、入社を決めたんです。

——やりたいことは何か見えてきましたか?

今は会計業務を主に担当していますが、5年後10年後にはモノづくりの業界に対して何らかの形で関わりたいと思っています。

自分の頭の中にあるものを形にし、ネットショップで販売したり自分で使ったりする一連の流れが楽しくて、休みの日はレザークラフトや手芸などをしているんです。

趣味の延長ではあるためまだ具体的なことは考えていませんが、会計の専門家として関わってもいいし、僕自身がモノづくりの事業を始めてもいいなと。そこに向けて、SRAでできることならどんなことでもチャレンジしたいです。

▲甲斐さんが手作りした名刺入れ。ほかにもポーチや靴などを自作している

会計業務に限らず、自分の可能性を広げたい人にぴったりな会社

——これから社会人1年目として業務にあたる際、甲斐さんのチームに新たなインターン生が入ってくる場合もあると思います。先輩としてどんなサポートを心がけていきたいですか?

僕はインターン生と社員どちらの立場も経験しているので、双方をつなぐ立場として関わっていければと思います。

会計業務に関しては、初心者がつまずきやすそうなポイントで声をかけたり、タスクを任せるときは業務にあたる前にすり合わせられるところを一緒に整理したりしたいなと。

コミュニケーション量を増やすことが正確なアウトプットにつながると思っているので、些細な不明点でもチーム内で共有できるような雰囲気づくりをしていきたいです。

——最後に、インターン先を探している学生へ向けてメッセージをお願いします。

会計業務に限らず、自分ができる仕事の幅を増やしたい方にはSRAという環境は適しているはずです。

できることが広がっていけば、真にやりたいことが見つかったときに、今までの経験が必ず自分を助けてくれると僕は思っています。SRAは若手でも裁量権が大きく、やりたいことがあれば歓迎される環境なので、自分の可能性を広げていきたい方にはぴったりです。

そのため、進路を迷っている学生はSRAとマッチするかもしれません。会計事務所の業務を体感できるだけでなく、他事業部のメンバーから話を聞いたり一緒に仕事をしたりして、ご自身の視野を広げることもSRAのインターンなら可能です。

会計事務所で働きたい人もそうでない人にとっても、働くうえで大切なことを学べる環境だと思いますので、インターン先としてSRAを検討してみてください。

甲斐さんのように、学生時代にSRAでインターンを経験し、大学卒業後にも引き続き社員として活躍しているスタッフは何名も在籍しています。もちろん、SRAで経験を積んでから別のフィールドで活躍する学生も、私たちは応援しています。

SRAでのインターンを通して、社会人へのスタートダッシュを切りませんか?興味のある方はぜひお話を聞かせてください!

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