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「ディズニーがすごい。UXを感じたければ、ディズニーをみるべき」 #今の僕の場合シリーズUX編 9/10

学び方というか触れ方について書いてみましょう。

UXDのプロセスはディズニーに学べ

ウォルトディズニーは、世界初のUXデザイナーであったのではないかとも言われています。若干都市伝説化した話題ではありますが、先に記した入場ゲートの考え方などから感じることはできると思います。ディズニーの中には次にあげる7つのデザインプロセスが存在します。以下のページから抜粋します。

ディズニーが実践する7つのデザインプロセス
1. 特別な瞬間を演出する
来場したゲストの一生の記憶に残るためのマジックを生み出す。そのために彼らにとって特別な瞬間を感じる体験の演出を行う。そうする事で、優れた以上の体験を提供する事ができる。 2. 最初から完璧を目指さない
今では全てが完璧と感じるディズニーランドも、1955年のオープン当時は全く違った。。食べ物は売り切れるし、ライドは壊れるし、偽のチケットは出回るしで、散々であったという。それでも、直後にしっかりと反省会を開き、翌日には大きな改善が施された。
3. 常に改善を続ける
ディズニーランドは完成の概念がない事で知られているが、それは同時に常に改善を続けているということでもある。例えば、カリブの海賊一つとっても、映画公開後にはジャックスパロウが登場するなど、基本は同じだが、常に何かしらの改善が施されている。重要なのは、それが常に「追加」されているだけではなく、改善がされているという点。新しいアトラクションを追加すると同時に、ビジョンを実現するために、常に削る努力も繰り返している。
4. ユーザーに複数のオプションを与える
老若男女、異なるゲストの志向に合わせて、異なるテーマのエリアを設けたり、親と子供が共通で楽しめる場所を確保したりなど、様々なニーズに対応する事を実現している。
5. 新しい手法に挑戦する
「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」の名言を体現するかのように、ディズニーランドでは、常に新しい手法を取り入れている。一見するとアートとテクノロジーは相反するイメージがあるが、最高レベルにおいては相互関係性がかなり高い。
6. データの有効活用
ゲストに魔法を感じてもらいながらも、運営側ではしっかりと顧客データを獲得・することで、より良い体験の提供と利益の向上を実現している。例えば、どこに設置されたアイスクリームが一番売れるのか、ライドの列を減らすためにレイアウトをどのように変更するべきかなど、データに基づく施策が日々施されている。
7. テスト・改善・テストを繰り返す
ジャングルクルーズのオープン前にウォルト・ディズニーは、友人とその家族を招待し、その感想を集め、改善を行なった。ユーザーテストはUXデザインプロセスの中でも、最も重要なプロセスの一つであるが、これを60年以上前のオープン当時から行なっている。

これを読めば、まさしくUXDでありHCDのプロセスではないでしょうか?UXDやHCDといった言葉を知っておくこと、それを理解しようとすることはとても重要ですが、字面だけでわかるというよりは、このようにまずは「わかるわかる!」というところから触れていくことが大切だと思います。


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