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生成AIの精度が悪いから使えないという言葉に対してちょっと聞きたいことがある

生成AIからのアウトプットの精度が悪いから使えない

たまに聞く言葉ですが、毎度聞くたびに少しお門違いな気がしてなりません。今日はそういうことに対しての僕からの質問というか皮肉というかイヤミというかの回です。

生成AIに求めてることって何?

先日リリースされたChatGPT-4oはものすごい進化をしており、本当に会話というのがスムーズになりました。いくつか進化をしすぎて、ちょっとうーんと思う感想はあるものの、しっかり使える道具であること、遊べるおもちゃであることは感じています。※感想記事はこちら

また、世間には他にも生成AIを使ってWebサイトが作れる、映像が作れる、音楽が作れる・・といったものが多数出てきております。

僕はひとつひとつを触りながら吟味をするというか、これらがどういうインパクトを自分にもたらすんだろうという興味を先行させて自分なりの知見をためている(つもり)です。そして、これどう?と人に見せるわけですが、どこか聞く人の中には、「アウトプットの精度が・・・」とか「そもそもなんでそのアウトプットができた意味は?」とかを求めてくる人がいます。

その時に本当に、「何言ってんだ?この人。生成AIに何を求めてるの?」って思うんです。

生成AIは万能な魔法だと思ってる??

生成AIは決して万能ではなく、魔法でもありません。使えばわかりますが、あのChatGPT-4oであってもその画面において

ChatGPT の回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。

と書いてあるのです。

そもそも、正解が出てくるわけではないし、いや待て、正解ってなんだ?って話だと思うんです。

そもそも正解って?そもそも精度って?

正解や精度というものってなんなんでしょう?というかその正解や精度を評価できる立ち位置にいるのでしょうか?

正直僕はそこにはいません。あれも正解に見えるし、これも正解に見える。今日の正解が明日間違いであることだってある。

精度が高く、完全な指示が生成AIから出されるのであれば、それこそ僕らは考えなくなるわけです。思考停止の、飯食ってうんこする機能だけの生命体です。

精度が高くなった時どうなるの?

生成AIとの付き合い方っていろいろあると思うのですが、仮に相手が全知全能で万能なやつでこちらが何もしなくても正解と精度を担保したものがアウトプットされる・・となると、僕らはいらないのです。

精度が悪いから使えないとして使わないでいるとします。精度が高くなったら使うというのでしょうが、残念ながら精度が高くなるとそこにあなたがいる必要がなくなるのです。そう思いませんか?

生成AIからのアウトプットの精度が悪いから使えない

と言ってしまって使わない人は、少し考えた方がいいと思います。精度が高くなるとはどういうことか・・・、ラクになるのではありませんよ。

生成AIはこれからも進化します。そして、精度も上がれば正解を叩き出してくるのかもしれません。でもそこに人間が人が、俺がその場に立っていたいと思うので、生成AIで何ができるかを真剣に考えていきたいのです。そのために僕は触るし、導入も提案するし、チャレンジしたいわけです。

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