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僕の中のヒアリング力=質問力+翻訳力

企業のWebサイトや販売系のサイトを作っていることもあって、クライアントからお話を伺うことは多い仕事をしています。実際、いろんなことを聞かなければ、ちゃんとしたものが作れないという気持ちもありますし、相手のことを知っておかないとこちらの意見も通らないと思っています。その結果自ずと・・にはなりますが、ヒアリング力というものが養われてきたように思います。

こんにちは、稲本です。福岡でコミュニケーションや情報伝達に関わる仕事をしています。何気に2020年の頭から連続で毎日投稿しています。よかったら、スキやフォローをお願いします。Twitterもね

ヒアリング力というものを分解すると、僕の中では質問力と翻訳力のふたつに分けることができます。誰でもそうかもしれませんが。。。

この二つの力があって、ヒアリングというものが成立すると思っています。そしてそこには僕なりのコツというかポイントがあります。

わざと質問する

正直これができるようになるまで、意味不明なプライドみたいなものが邪魔をした時期はありました。なぜなら「知らない状態である」ことを相手に知られることになるからです。

そこにある恥ずかしさというか見栄みたいなものを取っ払って、この「わざと質問する」ということを行うようになって、よかったことがいくつかありますが何より一番効果として現れるのが、「勘違いがなくなる」ということです。当たり前といえば当たり前ですけど・・・。

これは特に、複数人数でのミーティングとかで効果的になります。いわゆる暗黙の了解みたいなもので、誰もが知っている「つ・も・り」になっている事項について少しでもニュアンスが違う会話が繰り広げられていたら、わざと質問を投下します。こうすることで、期待できる効果は

✅ 言葉の定義を揃えることができる
✅ ニュアンスで済ませていた部分を具体化できる

という感じでしょうか。会話をしなければならないので、「言語化」という部分でも効果があるでしょうね。

翻訳する

質問をして返ってくる言葉がありますが、その言葉は果たしてメンバー内で通るものなのかどうかということも確かめておく必要があります。仮にミーティングに参加しているメンバーが複数の部署に跨がっているとき、Aという部署の言葉とBという部署の言葉、さらに他社の言葉が、同じ言葉を使っていても文化的にニュアンスが異なることもあります。

ここをうまく翻訳しておくべきです。翻訳というのは、ひとつに「喩え」があります。ただし、この「喩え」は限りなく一般的なもので喩えないといけません。少しでも専門的な領域が入った時点で、イメージが異なってくることがあります。なるべく個人差のないもので喩えるなどの工夫が必要ですね。

「喩え」の他には置き換えがあります。置き換えも同じくですが、個人差のないものに置き換えないと意味がありません。もちろん、その個人差というのはそこにいる人だけで考えていい個人差です。

二つの力を合わせてこそ

質問力と翻訳力のふたつをもって、ヒアリング力だというのが今のところの僕の結論ではあります。ヒアリングを相手のいうことを聞くだけと捉えているとそれは、相手が言語化できている部分までしか聞くことはできません。それなら、わざわざ聞かなくともまとめてもらえばいいだけです。

ヒアリングとは、相手が言語化できていないことも聞き出すことを必要とします。そしてその聞き出したてのものは、言語化できていないものが多いはずです。それを言語化してあげる能力(翻訳力)が必要です。

この二つの力をあわえてこそ、ヒアリングだと思っています。



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