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「データは重要、でもデータだけじゃない」 #今の僕の場合シリーズUX編 4/10

久々になりますが、第4回目。今回は「データ」についてです。

データは時々嘘をつく

Web技術の発達に伴い、あらゆるユーザー行動をデータで取得することができるようになりました。特に通販関連のサイトにおいては、このデータ主導の施策の検討が多く行われています。しかし、データドリブンだけになってしまうと実態を捉えられないことも事実です。
有名な話に「コンビニの昆布のおにぎり」という話があります。私も以前聞いた話ですが、すごくなるほどと思ったので、共有します。(少し僕のフィルタはかかっていますが、ご容赦ください)

「コンビニの昆布のおにぎり」
あるサラリーマン(男性、29歳)は、お昼ご飯の際にコンビニを利用します。しかし、12時というお昼時にコンビニを利用するとレジに並んで時間が勿体無いと感じています。いつもこのサラリーマンは昼時を外して、14時くらいにコンビニ昼食を買いにいきます。
ある日、時間を外したこともありお弁当コーナーに残っているものは「昆布のおにぎり」でした。仕方なく「昆布のおにぎり」を購入しました。
その時レジのデータには、「14時ころ、29歳の男性が昆布のおにぎりを買った」というデータが打ち込まれました。
データ主導であったため、「14時頃には昆布のおにぎりが売れる」というデータとして改善が行われました。その結果、昆布のおにぎりが入荷され、このサラリーマンはさらに「売れ余った昆布のおにぎりを14時頃」に買うことになりました。
データ主導であったため、「14時頃には昆布のおにぎりが売れる」というデータとしてさらに改善が行われました。
その結果、食べたいものがないと思ったこのサラリーマンは他のコンビニでお昼を探すことになりましたとさ

この話は、馬鹿話でもありますが本質をついています。データは重要ですが、データのみになるとそれはミスリードを引き起こすこともある。このことを頭においておく必要はあります。

なんども言いますが、データは重要です。データから行動を読み取ることはできます。ただ、行動がすべてデータになることはありません。

要は我々は、そんなに簡単じゃないですよということです。


もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!