準備してアホになる
仕事において「準備」はすごく大切です。
準備をすると用意周到というか、抜けや漏れがないように整えていくことをイメージしますが、それをそのまま出すことは相手の口を塞ぐことにもつながってしまうことがあります。
ここが実はバランスであり、感覚的な部分だとは思うのですが、しっかり準備をした上で、きちんと相手に口を開かせるという技術だと思うのです。
例えば、新規でお付き合いをするクライアントがいたとします。
クライアントとの面談がある場合、しっかり相手のこと(クライアント企業のこと)を調べ上げます。ウェブサイト、SNS、リサーチツールなど。
あらゆる方面から調べ上げます。調べ上げたらそれだけではなく、そこから考察を自分の中で持ちます。
その状態でいざ対面、面談となると、人というのはどこまで単純なのか、「俺ってここまで調べておます」と言わんばかりにドヤ顔満載で語り出したくなるものです。
しかし、それではコミュニケーションではなく自慢でありひけらかしです。
仕事における面談とはコミュニケーションあってこそ。
僕の場合は2つのコミュニケーション方法を使い分けています。
1つは、本当にわからなかったことを聞くこと。これ、ポイントは、本当にわからなかったことを聞くんです。つまりわかってることもある状態であるべきなのです。準備した上での質問か、準備してなくての質問か。
聞かれる側は瞬時にわかるもんです。気をつけましょう。
「不勉強で申し訳ないんですが・・・」と言葉をつけた時に
「まじで不勉強じゃん」と思われるか「あ、ここがわからないのね」と思われるかって、そこまでの過程だったりしますよ。
2つ目は、わざと穴を作るということです。言葉というのは、気持ち良くはする場合と気持ち良くない状態で発する場合と2つあります。どうせなら、気持ち良く発してもらいたいわけですから、相手の話を聞きながら頃合いを見て(お膳立てして)、どーぞとばかりにお話いただくわけです。
当然これは、準備が必要です。わかってることを聞くわけですから、まさに感度を鍛える必要があるわけです。
ってなわけで、事前準備というのはしっかりする必要がありますし、事前準備ができているから、いい場所でアホになれるということなんです。
アホになるのです。アホではありません。
役を演じるのであり、そうなってはダメなのです。
そのためにも何よりもしっかりした準備が仕事には必要なんです。
※これは後輩に今語ってるようなもんだったりします笑
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