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ワーママは保育園の24時間ルールに葛藤している

24時間ルールとは

24時間ルールという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

解熱後24時間は保育園に通えないというものです。

厚生労働省の「保育所における感染症ガイドライン」では、「24時間以内に38℃以上の熱が出ていた場合は、登園を控えるのが望ましい」とされています。

そのため前日の夕方や夜に38℃以上の熱があった場合は、翌日熱が下がっていたとしても、登園しないよう求められるというものです。

熱が下がって回復したように見えても再び体調を崩することもありますし、他の子にうつしてしまうおそれもあります。

道理にかなっているといえるでしょう。
子どもの体調が心配なのももちろんです。

一方で、それでは困るのです。

祈るような気持ちで体温を測る

個人差はありますが、保育園に通っていると熱を出すのはしょっちゅうです。

どれほどパートナーと交代したり、シッターや両親に頼っても、有休は無限にあるわけではありません。

同僚に負担をかけてしまうのも心苦しいですし、「あの人はあてにならない」とみなされるのも切ないものです。

子どもに熱があるとわかった時に、心配する気持ちと仕事の段取りを同時に考える癖がついてしまう自分が嫌になることもあります。

病児保育、病後児保育の拡大を

病児保育、病後児保育の数は行政、民間ともに広がってきています。
その一方で、利用を望む保護者の数も増加し、朝一の予約やキャンセル待ちが常態になっているようです。

誰にとっても100点の政策はありませんし、イタチごっこになるのは通例です。

むしろ問題点が浮き彫りになるのは良い場合もあります。

だからこそ、現状の把握と新政策をアップデートしていくことが求められます。

*私の経験

私が住む市には現在5つの病児・病後児保育室があります。

私が子育てをしていたのは20年ほど前ですが、その時は2箇所でした。

増えていると言えば増えていますが、あまり変わっていないなというのが率直な感想です。

比較的大きな市なので、自宅の近くには施設がなく、利用できない方も多いのではないでしょうか。

私の場合、たまたま家の近くにあり下の子の時はよく利用していました。

大きな病院の近くにあり、医師や看護師の方が巡回してくれ、食事もその時の体調に合わせて作っていただけ、とても助かるサポートでした。

「働きやすさ」はたびたびテーマに上がり、育休中の支援などは、どんどん手厚くなっているのを感じます。

ただ、このような藁にもすがりたい時の受け皿はあまりにも少ないことは大きな課題だと思われます。

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