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管理職が戦うのは、ただただ時間

約4人に3人が管理職の時に「抑うつ気分」を感じている

程度の差こそあれ、抑うつ気分を感じたことのある管理職経験者は73.3%もいます。
管理職になってもならなくても、社会人でいる以上、多少の気分の波はあります。
ただ、管理職でいる間に、これだけ多くの方が抑うつ気分を抱えるのは何か問題があるのではないでしょうか。

あなたは、管理職の時、気分がしずむ ・眠れない ・イライラする ・食欲がない など、いわゆる「抑うつ気分」を感じたことはありましたか。(2023年4月 仕事をする時のお気持ちについて
当事務所調べ GMO「Japan Cloud Panel」利用 回答数: 221名)

「抑うつ気分」を感じる理由のトップは「業務量が増えた」

約6割が「業務量が増えた」ことをあげています。

あなたが抑うつ気分を感じたのは、どのようなことが原因だと思いますか。(2023年4月 仕事をする時のお気持ちについて 当事務所調べ GMO「Japan Cloud Panel」利用 回答数: 221名)


プレイングマネージャーとして実務をされている方も多いのではないかと思います。

管理職として
 ・部門の成果をだすよう部下をマネジメントする
 ・後輩を育成する
 ・予算管理、勤怠管理

など、わかりやすい業務の他に、様々な細かい業務もあります。

上司に相談したのは約3割。一人で抱え込んでいる様子も

解決への糸口になる上司への相談は約3割。
すぐに対応できなくても、状況を知ってもらうことはとても大切ですよね。

病院・クリニックへの通院は約10%の方が行っています。
程度や周りの環境などにより必要性は異なりますが、通院することが恥ずかしいという感覚が少ない社会であることが望まれます。

あなたは抑うつ気分を感じた時、どのように対応しましたか。
(2023年4月 仕事をする時のお気持ちについて 当事務所調べ GMO「Japan Cloud Panel」利用 
回答数: 221名)

時間を生み出すには

ブロックデー、ブロックタイムを作る

最近はGoogleカレンダーなど、スケジュール共有できるソフトを使っている企業も多いかと思います。
便利な反面、空いている時間に、思いがけない打ち合わせを設定されることもあります。

そうならないよう、あらかじめ「ブロック」とスケジュールに入れてしまうことをおすすめします。
個人ブースが使える企業では籠ったり、メールを見ないなど、徹底をしましょう。
ただし、緊急案件は受けられるよう、行先は周知してください。

外注できるものとできないものを、しっかり分別する

必要なことは「業務の分解」です。
全体としては、「外注できない」としても、「業務の一部分だけ」を外注することはできます。

例えば、新製品の企画をする場合に、
・企画につながるデータをリサーチ会社に依頼する
・企画会議でのプレゼン資料作成を依頼する
など、すべてを自分でやらなくても完結することができます。

スキルマーケットの「ココナラ」など、比較的低単価で外注できるサイトも有効に活用しましょう。

タスクごとに「誰が」「何を」「いつまでに」を明確にしておく

特に部下が多い部門の場合、この指示が甘いと、
・責任が不明瞭
・部下も動きにくい
・率先してやる人に仕事が集まってしまう

という弊害があります。
指示をするほうにとっても、されるほうにとっても効果的ですね。

まとめ

今回はアンケート結果を用い、時間をテーマに書いてみました。

私が管理職だった頃、目の前の業務に追われ、席にいる時に「市瀬さん」と声をかけられることに恐怖さえ感じるようになっていました。

当時の私に必要だったのは、根性でやり抜くことでも、残業をすることでもなく、少し立ち止まり、時間を生むにはどうすればいいかをもっと深く考えることだったと思います。

現在、業務量の多さにつぶされてしまいそうな方には、ぜひご参考いただければと思います。

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