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自己紹介:自由の中の不安と不自由の中の幸せ

はじめまして。私の自己紹介も踏まえて初投稿です。これまでの出来事で思ったことや考えたことも交えながら勝手に語る投稿になりそうですが、少しでも共感していただける方もいたら幸いです。皆様よろしくお願いします。

まずは、如何お過ごしでしょうか?

ここ最近は自粛も続き不自由やストレスを感じることも多いですよね。

「先生、なんで勉強しないとだめなんですか?」漫画やドラマ、映画などでよく耳にする言葉。そんな言葉は僕の辞書には無いよ!特別優秀なわけではないけど先生から言われたことを真面目にこなす、勉強はとりあえずやる。やるべきことさえやっていればなんとかなるだろう。そんな学生でした。同時に心のどこかでは、将来はこんなことをしてみたいと語れる人が羨ましくて仕方なかったのを覚えています。

その時やるべきことに全力でしっかり取り組むというのは、今振り返っても大切なことだと思います。でも、実はやりたいことを見つけて、その気持に正直になるのもとても難しい。「自由ほど不自由なものは無い。」とでも言うのでしょうか。するべきことが示されない自由を得た時、何もできない不自由に悩まされました。

そうです。大学ではやるべきことは指定されないんです。「これは困った、単位を取るべきなのは分かるけど、何に興味があるんだろう、いや、全部気になるのか。」そんなことを考えていたミリオタの私は、ある一冊の本に出会いました。(ミリオタの話は後日でも。)
Chris KyleさんのAmerican Sniperという本です。以下本のリンクです。(https://www.amazon.co.jp/American-Sniper-Autobiography-Military-History/dp/0062238868
一言で言うと、米軍史上最高と讃えられるスナイパーが退役軍人たちの心のケアに取り組む話です。映画化もされ、ご存知の方も多いでしょう。

ミリオタだからか、ケアに興味があったのか、その両方か、私はその本を読んでやっと好きなものに気づいた気がしました。「兵士のケア?人のケアに興味がある!戦争のことを学びたい!心理学を勉強したい!」しかし、私がいたのは英文学系の大学でした。当時の勉強が嫌いなわけではなかったけど、学んでみたいと思えることを見つけた私は別の大学に行く作戦を立てます。でも、大学に入学し直すというのはとても重い決断でした。費用はどのくらい必要か?目標としている大学に必要な学力は?今のレベルと求められるレベルのギャップは?色々な問題が頭の中を駆け回りだした時、私はあることに気が付きました。

私が一番気にしているのは、費用でも学力でも無くて、大多数の人が通るイメージの道から外れてしまうのでは無いかという不安でした。今思えば、そもそもなぜ大学が前提だったのかもわかりません。でも、周りの人と比べて遅れてしまうのではないか、普通とされている道から外れてしまうのでは無いか。不安で仕方なかった私は、いま一度自身の興味と再受験の必要性を確かめるために気になる分野のリサーチを始めました。そしてあることに気が付きました。「少しでも好きだ興味があると思ったことに対してアプローチを重ねることで、それがやっと好きからやりたいに変わるんだ!」「初めからやりたいことも目標もしっかりしている人はいないのではないか、みんな少しでも好きなことに触れ続けてそれが自然とやりたいことに変わるのでは無いか。」当時の私は調べれば調べるほど、その分野に取り組みたい気持ちが強くなりました。
そして、誰かに背中を押してもらいたかったのか、私はある教授に再受験のことを相談しました。

「誰と比較して遅れるとか道を逸れるとか言ってるの?」

という教授の言葉で私は再受験をする覚悟を決めました。

ここまでで私が考えたことは、誰かの指示や、やるべきことがはっきりしている一見不自由な様に思える環境でも、そのタスクをこなす力の尊さ、もしくはその環境自体がやりたいことだと言う人もいるだろう。自分のやりたいことに出会い、その気持と向き合うことの難しさ。でも、その難しさで前に進めない時ほど、なにか行動してみることの大切さ。その小さな行動が大きな原動力の火種になる。夢や目標も好きに基づく行動の積み重ねの先にある。不安というのは暗闇に包まれているだけで少しでも照らしてみれば動くヒントが見える。そして、比較は時に邪魔をする。人を傷つける比較は嫌いだ。でも、比較は嘘だとは思わないし、周囲の人を気にするなとも思わない。比較によって感じる不自由も、何かしら自分の指針になる。きっとみんないろんな悩みや不安の中で自分の生き方を探しているから、自分も悩んで、考えて、できることをしてみることは良いことかもしれない。

外出を自粛しているこの時期だからこそ、もしかしたら新しい「やってみたい」が見つかるかもしれない。

そんなことを教えてくれた人達や本との出会いに感謝したい。

読んで頂きありがとうございました。

次回は自己紹介の後編としてなにか投稿できたらと考えていますので、宜しくお願いします。

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