コミティア123
爽やかな朝。
いや、朝と言うには少し遅いくらいの時間。
午前11時30分。
我が家で飼っている、ウサギのドラが草を食べる音を聞きながら。
今回は昨日の話を書こうと思う。
昨日は普段引きこもり切っている私にしては、大分ハードな一日だったように思う。
まず、6時半に起きる。
この時点で、大分ハードだ。
朝がこんなに早いのは、いつぶりだろう。
そして苦手な電車に揺られ、国際展示場に向かう。
そう、昨日はその日開かれていた、一次創作の大型イベントのコミティアに参加したのだった。
国際展示場に向かう電車の中で、ラインが来る。
商業漫画家の友達がコミティアに出るので、売り子をするんだ。
と、前日までに話を聞いていた友達からだった。
ちなみに、この友達。
以前銀座でランチに付き合ってくれた彼である。
本当に彼の人脈には驚かされることが多い。
彼ととりとめもない話をしていたら、9時過ぎに会場に着く。
もともと一緒に行く約束をしていた大学生時代の後輩と待ち合わせを10時にしていたのだが、大分早く着きすぎたようだ。
仕方がないので、会場近くのセブンの前のテーブルとベンチでポメラを開く。
ポメラと言うのは、某犬の事ではなく、持ち運びの可能なミニワープロのようなものだ。
そのポメラで、いそいそといつかコミティアに出す本に載せる小説のプロットを書き出す。
実は、コミティアに行く、ということで、朝から創作の熱が高ぶっていたのだ。
そして、後輩が駅に着く時間くらいに迎えに行き、二人で開場待ちの待機列に並ぶ。
その間にお互いの近状を話す。
主に創作の事中心だが。
後輩とは、大学を卒業してからもずっと仲良くしてもらっている、貴重な関係だ。
大学在学中にとっても仲が良かったかと言うとそういうわけでもなく。
卒業する間近から、卒業した後にかけて一気に仲が深まった。
人間関係とは何が起こるか分からないものである。
そして開場し、2人で開場に入る。
久しぶりのコミティアだったこともあって、会場の熱気に驚きながらも、その創作熱の高さに感動する。
しばらく後輩に付き合って見て回りながらも、時折自分の欲しいものを購入する。
楽しかった。
しばらくしてから、売り子をやっている友人のサークルにも顔を出し、先生に差し入れのチョコレートを渡していつも応援している旨を伝え、友人としばらく話をする。
そんなこんなで結局2時くらいまで見て回り、その後、戦利品を会場内のフードコートで何点か読みつつ、後輩と雑談をして過ごした。
そして、ぼちぼち次のイベントに私は足を向ける。
16時ごろ、会場近くの駅を出て、後輩と別れて違うイベント会場に向かう。
次に参加するイベントは個人が身内や参加者を募ってTRPGと言うゲームを行うための集まりだった。
みなさんはTRPGをご存じだろうか。
ご存じない方も沢山いると思うので、少し説明をさせてたこうかと思う。
TRPGと言うのは、テーブルトークRPGの略なのだが、テーブル上でダイス・さいころと紙とペンを使って行うRPGのような感じだ。
そのTRPGのイベントにネットの友人が行くということだったので、誘い合って、3人で参加することにした。
それが夕方からあって、参加をしてきた次第だ。
友人二人のうち、一人は初めて会うネット友達だったのだが、これが凄く気が使える男性で、女の私の方が大雑把な性格で恥ずかしくなった。
しかも頭も切れる。
TRPGでもその頭の良さを発揮していた。
もう一人の友人は付き合いも長く、一度会っていたので、落ち着いた感じで話すことが出来た。
その友人はゲームを実際に作っており、この春働いていた仕事を辞めて、九州の実家に戻りフリーランスでゲーム制作に没頭するという事だった。
だから、その友人とは、関東ではしばらく会えないことになるので、気持ちばかりのチョコレイトに手紙を添えて渡して、少し話をした。
TRPG会では、初めて会う方や見慣れた方などいろいろな方がいたが、どの方もTRPGに対する知識と熱意が凄くて、圧倒されながらゲームをプレイした。
結局22時過ぎまでみんなで話をしたりして過ごし、その後電車に乗って帰った。
電車に揺られて家に帰ると、恋人がいてゲームをしていた。
着替えて化粧を落とすと、恋人との会話もそこそこに、布団に入り寝落ちたのであった。
それでこの時間に起きた。
いやぁ、沢山遊んでゆっくり休んで。
満足な一日であった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?