年少者日本語教育 ……教育現場より

　小学校教員として、所謂「日本語教室」を担当してきました。同時に「日本語教師」の資格を取得すべく、大学で勉強させていただきました。が、成人に対する「日本語教育」と、学校現場で指導すべき「日本語教育」では、その目的や方法が全く違うことがわかりました。
　そこで、一般的な「日本語教育」について学ぶと同時に、「年少者日本語教育」についても各方面を視野に入れて調べてみました。学ぶべきことも多かったのですが、現場で実際に指導している者として、少々違和感を感じたり、必要とされる方法論ないしは教材があまりにも少ないことがわかりました。
　現場での実践をふまえ、独自に改良・開発した指導法や教材がかなり蓄積されたのを機に、これら知見を世に問うてみようと思いました。
　今後、年少者に対する指導法の事例、具体的には指導案や教具、また作成した種々教材を配信していきたいと思います。現場で外国につながる児童・生徒を指導しておられる先生方の参考にしていただければありがたいです。　
　同時に、自身の教室でのエピソードも紹介していきたいと思います。関係する諸氏からの御意見御感想をいただければ嬉しいです。もちろん、御批判等いただけましたら、ありがたく思います。