ハロウィンの森へ
「ハロウィンの森へ、行きませんか。」
ハロウィンの作品を作りたく、クリエイティブチームsa-juで創作朗読劇【ハロウィンの森へ】を制作しました。
動画はこちら↓↓(是非動画を見てから続きをお読みください。)
登場人物(※ネタバレ注意)
私
主人公はさえない女の子(中学生)、毎日が憂鬱で、家族ともうまくいっていない、学校であまり友達は多いほうではない。進路に悩んだりと自分の将来に不安を抱いている。夢は音楽家になること。しかし、人に注目を浴びるほどでもなく、音楽の道を諦めようとしている。
おばけ(悪霊)
ハロウィンの日に突然私の学校に転校してきた女の子。翼が生えていて、目の色も赤い。自身のことを「おばけ」だと名乗り、魔法の力によって先生や学校に生徒をコスプレをしていると信じ込ませている。派手なことが好きで、手段を選ばない。生前音楽をしていて、死後の世界から主人公の私に目をつけ、音楽を諦める瞬間を狙っていた。
主人公の母
主人公に全く興味がなく、家事もしない。寂しがり屋な性格で、毎日誰かに電話している。家族の会話もしない。
舞台設定(※ネタバレ注意)
ハロウィンの森
ハロウィンの日しか現れない不思議な森。たくさんのキラキラと輝くキャンディが木に成っている。人間は一度入ると出ることが
できなくなり、死ぬまで迷い続け、森に生えているキャンディの木の養分となる。キャンディの木は人の不幸によって育つ。又、不幸な人間と悪霊が揃った時にしか、ハロウィンの森に入ることができない。
夢を持つものはハロウィンの森の養分にはならない。
キャンディ
キャンディは夢や願いを叶える。それと引き換えに、キャンディの木に必ず生贄を捧げなければならない。
簡単なあらすじ
何もかもうまくいかない私がいつも通り学校に向かうと、謎のコスプレ転校生と出会う。自らをおばけと名乗る転校生に目をつけられ、ハロウィンの夜19時に校門の前で待ち合わせをし、ハロウィンの森へ行こうと誘われる。不幸な自分を救うために、ハロウィンの森で一緒に願いが叶うキャンディを集め、幸せになるはずだったのだが...
こめたメッセージ
不幸でいることは、理由が必要だ。不幸でいようとしている自分は人間だれしも自分の中に存在していて、生きるエネルギーとともに存在している。
その存在を維持するために、不幸でいる理由を探している。
悪霊は『芸術の象徴』
芸術、創作をしていくには、幸せになることを諦め、夢を捨て、いつまでも不幸に縋って生きていく。他人の「あきらめ」を今か今かと待っている。主人公の私も、不幸でいることにより不思議な世界で不思議な思い出を作ることができ、この朗読劇を完成させることができる。これからも不幸でいる理由は、芸術と話がしたいから。
他人の不幸は蜜の味
悪霊は人間の幸せが甘いと嘘をついたが、不幸で森の木は甘くおいしく育ち、それを舐め、悪霊は願いや夢をかなえる。
夢があるならば死ぬことはできない
1ミリでも夢を持つことができていいるのならば、死ぬことはできない。どれだけ不幸でも、未来の自分を少しでも考えることができれば、死ぬということはできない。
他にもたくさんの裏メッセージを込めました。
深読みしてください。
制作裏
credit
〜オリジナルストーリーの朗読と生演奏の音楽による朗読劇〜
『ハロウィンの森へ』
原作・台本:安住さちほ
語り:安住さちほ
テーマ作曲:安住さちほ
楽器演奏:地代所悠(トランペット・カリンバ[即興]・エレキベース)
照明:地代所悠
カメラ:地代所悠
録音:地代所悠
編集:地代所悠
舞台演出:安住さちほ
著作・製作:sa-ju
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もし心を動かされた方がいましたら、少しでもサポートいただけるととても嬉しいです。これからもたくさん作品を生んでいきます。