すっぴんの魅力。
今回はすっぴんについて書きます。
正直にいうと私は一応女なので
すっぴんを人に見せる、公開するのは苦手です。
20歳を超えて肌質も変わり、
女性なら誰でもファンデーションぐらいは塗るし
日焼け止め下地くらいは必ず塗って外に出る方が
多いと思います。
それとは逆に「すっぴんがいい!」という日本人男性はかなり多く、モデルをしていた頃、ポートレートを撮影する男性にすっぴんでお願いします。と言われたことも多くありました。
ここであえてすっぴんの良さ(写真としての魅力)と撮る上での注意事項
また、肌をきれいに保つ方法について書きたいと思います。(スキンケア)
是非モデル側の努力も知っていただきたいという気持ちです。
すっぴん(ノーメイク)だからできる表現
・オフ感
・親密度
・幼さ
・純粋さ
・自然さ
は表現しやすいと思います。
自然体で撮影したい(撮影してる自体で自然ではないのですが。)方はすっぴんの表現を最大限に活かすことができると思います。
※派手な服、装飾が多い服、カラーのはっきりしてる服は化粧をした顔を想定して作られているので、基本的に合わないです。
コンプレックスは必ずあると思っていい。
右頰にニキビがあるのと、クマが目立つのと、
鼻の毛穴が目立つ、唇の色素により顔のトーンがかなり落ちてしまう。
等かなりのコンプレックスがあります。
女の子、モデルさんは肌のコンプレックスを抱えていることがかなり多いです。
寄りで撮ろうとすればするほど、コンプレックスによって表情が硬くなってしまったりするので、一度撮ってみて、どのように写っているかモデルさんに確認してもらい、NGかどうかを確認すると少しは安心できるかもしれません。
のっぺり顔になりやすい。
普段メイクで鼻筋や、頰骨の上にハイライトを入れているので、立体感が出やすくなってるのですが、
ノーメイクの場合、
基本的にのっぺり顔になりやすいです。
出来るだけ、光の当たる方向などを模索して、立体感が出やすいように工夫することをお勧めします。
今載せた二枚の写真は、普段私がハイライトを入れている位置に近いので、ポートレートを撮るカメラマンさんは、是非メイクのハイライト、シャドウを入れる部分を一度見ておくと把握できると思います。
肌のツヤと目のツヤはリンクする。
これは自信を持って言えるのですが、肌のツヤと瞳のツヤはリンクします。
肌をきれいに見せるために、目をツヤツヤに撮ってあげるということがとても必要です。
カラコンをしてしまうと、高いカラコンならばツヤがきれいに乗るのですが、どうしてもマットな質感になってしまい、肌も少しツヤが減ってしまうので、ノーメイクならいっそのことカラコンも外すことをお勧めします。
自然光を使って撮る。
人工の上からの照明は基本的にすっぴん肌との相性はとてもとても悪いです。
是非自然光の柔らかい光を使って撮ることをお勧めします。
肌のツヤは、ファンデーション(粉)を塗れば塗るほど必ず失われます。メイクアップをするときも、隠しすぎていないか、厚くなりすぎていないかをよく確認するととても良いです。
すっぴんの維持が1番大変。
要は「塗ってしまえば、楽!」なのです。
よく「化粧しなくて良いよ。」「すっぴんの方がきれいだよ」「頑張らなくて良いよ」
などと勘違いされてる方が多いのですが、
すっぴんを使える状態に保つことが
本当に1番大変です。。
思春期前の肌と、思春期後の肌は全く別です!
皮脂、シワ、ストレス性のニキビ、は決して努力なしではコントロールできなくなります。
化粧を取れば無邪気に可愛い肌が出てくるという妄想をしている方はやめましょう。
私は少し前までメイク関係にいたので勉強していたのですが、お金をかけるべきところは
クレンジングです。
クレンジングは必ず良いのを使うことをお勧めします。
クレンジングがダメな場合、どんなに良い化粧水も乳液も肌に全く浸透しません。
まずは自分に合うクレンジングを必ず見つけ、保湿!保湿!保湿!なにより保湿をしましょう。
まだまだたくさん書きたいことはあるのですが、
今回はこの辺にします。
すっぴんだとメイクさんもつけなくて良いし、楽!
なんて考えは絶対にやめましょう。
もし心を動かされた方がいましたら、少しでもサポートいただけるととても嬉しいです。これからもたくさん作品を生んでいきます。