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8月22日(火)の豊島でのイベントのために下見に行ってきました。

豊島でのイベントが開催されるまでのヒストリー

ちょうどコロナ禍の真っ只中の2011年の春、40年ぶりに岡山を軸足にしようとしている矢先に、コロナ禍の大きな打撃で「人も来ないし、魚も売れない」かつてないような深刻な事態に追い込まれた下津井漁業協同組合との出会いがありました。漁師でもない、漁業素人の自分たちに出来る事など何もないだろうと思っていたのですが、「何かできる事があるんじゃないか」という事で考え出したのが、下津井わくわくマルシェの開催でした。

プロジェクト名は下津井わくわくプロジェクト、イベント名は下津井わくわくマルシェ

ボランティアの最初の鉄則は、Give and Give。マルシェ開催までの一切の準備、必要な許可申請、出店者集め、告知作業、参加者集め・・・・・それにかかる費用の持ち出し。覚悟を決めて、2021年5月、1回目のマルシェが行われました。結果は、大成功、競合するイベントはゼロの中、漁協の売上にも貢献する事が出来、それが、2回、3回と、気づけば、次はもう7回目。

下津井わくわくプロジェクト公式FBグループ
https://www.facebook.com/groups/757594148221306

2022年には香川県さぬき市津田港に繋がる。

下津井の事例を同じく、「漁港を賑わいのある場所にしたい」と願う人たちから「津田港わくわくプロジェクト」立上の依頼が届きました。津田町漁業協同組合の臨時総会に招かれ、下津井の事例をお話し、「出来る事からやってみませんか?」で承認を頂きました。同年10月に、漁港を巻き込んだ、津田港わくわくフェスティバルが開催される事になりました。

1回目となる津田港わくわくフェスティバル開催

津田港わくわくプロジェクト公式FBグループ
https://www.facebook.com/groups/758320728551261/

2023年には自治体を超えた瀬戸内の繋がりの場を作りたいと瀬戸内わくわくプロジェクトを立ち上げる。

瀬戸内わくわくプロジェクト公式ホームページ
https://setouchiwakuwaku.com/

2023年度の日本財団「海と日本プロジェクト」に「岡山県と香川県の広域連携活動の提案」を評価して頂き、予算を頂いて、「島に集まれ!岡山と香川の漁業者と子供 環境と食の体験共有プログラム」として開催が決まりました。

岡山側は六口島ですぐに決定!

六口島のランドマーク像岩

六口島は、2家族しか住んでいない岡山県の島で、そのひとつ六口荘のオーナーは下津井漁協の理事で漁師。夏ともなれば海の家に海水浴客が溢れ、民宿としても賑わっていた時代の船や設備が利用させて頂けるので、今回の企画を立てた時から、開催は六口島を想定していました。

津田町漁協からの繋がりで土庄漁協と繋がる。

香川県は岡山県と違い、島がたくさんあります。ラッキーな事に津田町漁協の組合長から紹介頂いたのが、土庄漁協の組合長。そして土庄漁協の組合長が住んでいるのが「豊島」。という人と人のご縁で香川県側の開催場所は豊島に決まったというわけなんです。

前列左が土庄漁協の伊加組合長、後列真ん中が津田町漁協の宇山組合長 

豊島ってどんなところ?

豊島は人口が約760人くらいの島で、岡山側からのスタッフは、宇野港から家浦港に入り、私は、前日香川県の打ち合わせがあったので、高松港から家浦港に入りました。行ったのが6月13日の火曜日という事で、高松港からの船は朝7時と次が、13:05発、家浦港13:40。帰りの船17:20ということで慌ただしい滞在となりました。

家浦港

高松港からの乗船時間はほんの30分とあっという間に到着です。
どこのビーチで行うかをまず決めなければいけないので、まずは候補地のひとつである家浦港から一番近いビーチに到着。確かに広いビーチなのですが、そこには何もない・・・・・・ビーチしかない・・・・・・・
お店も、トイレも、電気も・・・これは開催は厳しい

いいビーチだけど、何もない・・・

次の補地である、「甲生(こう)」地区のビーチに向かいました。ビーチとしては小ぶりなのですが、瀬戸芸の際に作られた素敵な「椅子」が私たちを待っていてくれました。

ここでみんなで写真を撮りたい瀬戸芸の作品

ビーチをウロウロしていると、ひと際おしゃれな建物に遭遇。外から中を伺うと何やら楽しげな島のシニアたちの笑い声がします。こういう時の鉄則は声をかけてみる事。事情を話すと、ここが実家の建物だったという山坂さんとお目にかかれて、子供たちのイベントならと快く、イベント当日に場所を使わせて頂く事を了解頂きました。ありがたい~~~
あちこちに、工夫とセンスが溢れた素敵な建物で、時間があればもっと滞在したかったのですが、次回またゆっくり尋ねる事にしてお別れしました。

山坂さんの素敵おうち

島の都合で滞在時間が少なくて、全てを決めきる事ができず持ち帰りの事がたくさん出ましたが、まずは開催ビーチが決まったという事でめでたし、めでたしです。

ビーチの目の前。海の家としてお借りしたいと考えています。

島での開催の準備はひとつづつ確実に!

豊島は、島の中央に棚田が広がっていて稲作や酪農が栄えたこともあるそうです。1970年代から始まった産業廃棄物の不法投棄という大変な事態から脱却し、2010年には豊島美術館をはじめとする現代アートの施設もできているそうです。今回のイベントは岡山と香川の子供たち50名が豊島に集まり、漁業関係者と一緒に、島体験、ビーチを使ったアクティビティ、食体験をする事を目的としています。島の夏という事で暑さ対策をしっかりと準備して楽しい一日にしていきたいと思っています。

準備委員会



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