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コーチング受けてみて人生の財産を手に入れたよってはなし3

間めちゃあいちゃった、

時間の流れ早すぎて

というわけで遅くなりました。続きです。



組織や集団の中にいれば
人同士が接するし摩擦が生じるものだ

摩擦が生じれば熱も生じる
それが程よく暖かいか
熱すぎて火傷するか
そんなの時と場合による

けど
一度は火傷をしないと
どのくらいで怪我をするのかが
わからないものだから

どのくらいの熱さなのだろう
熱いとはどの程度なのだろう
どの程度だと触ってはダメなのだろう

幼い私はそんな好奇心に勝てず
よく火傷をしていたものです


「では、私が対応致します」


表面の皮が厚くなったのはいつからでしょう
それでも隠しきれない苛立ちや怒りは
溢れていたに違いない


やっとの思いで再就職をした
もう二度と「社会不適合者」になりたくない
もう二度とあそこまで堕ちたくない

あそこまで堕ちたんだから
あとは駆け上がるだけだ


なんて言い聞かせてながら
目の前の理不尽を自分の奥歯と
心底で押し殺しては
たまに噴き出るソレに悩んでいた


「また災いを召還したのかよ、災害召喚士な異名はもう捨ててよ」


なんて相談した人から言われる始末です
職場だけでない、きっと
教育現場でもそうだ

ソレは本来は犯罪と同義に位置してるのに
どこかやんわり宥められ丸め込まれる


一度は上司の前で注意したこともある


「まぁ、彼はテキトーですから。セトグチさんと違って、ね?」


そんか一言で済まされるのか
後から言った相手の言葉が優先される
後出しの権利だ


と頭を悩ませた


「このままだとハゲるかも」


なんて冗談言う余裕はもはやない
ストレスで2回ぶっ倒れた

びっくりした

何が起きたか分からなくなった


「働きすぎでは?寝不足?女の子にはよくあるから」


ははははっ。
よく見ろよ、話を聞けよ
数値だけ見るなよ
こっちを見ろ

なんて言っても無駄か
と病院を転々とした


最後にたどり着いた病院で
注射もせず脈と舌を出せと言われ
あっけらかんとそれは直ぐにわかった


「自律神経失調症ですね、慢性です、ずっとでしょ?眠れなかったら息が急にできなくなったり吐いたり、ずっとじゃないですか?」


こんなあっけらかんと分かるものなのか
とポカンとしてしまった


会社に報告


「ストレスで体壊さないように」

その言葉に呆れて

「…もう遅いですよ」

とこぼれた言葉に半笑いで

「ですよね」

で終わった


あー、何のために働いてるんだろ
何のためにやってんだろ
何のために私いるんだろ

意味わかんね、這い上がるってなんなんだ

と電車を待ちながら思った
暑いはずの夏なのに寒く感じる
鳥肌が立ち寒気が治らない

これ味わってんの俺だけど
ここまでして稼いだ金額の半分以上は
会社に入って、その僅かな残りが
俺の給料なんだよなぁ

なんて考えてしまった


相談しても、周りが解決策を出してくれても
耳を傾ける余裕がない
全てのアドバイスを何故かノーとつき返してしまう

なんでだろう
このままだと逆戻りだ
わかってる
けど、けど、けど
と意味不明で無意味な思考がグルグル


「それでいいんだよー、無理して動かなくていいんだよ、休みたい時は休めばいいんだよ」


「そうそう、you休んじゃないなよ、聞きたくないなら聞かなくていいんだよ!」


いや、それ聞いておいて
相談しておいて失礼じゃない?


「けどそれは◯◯ちゃんの人生だから、周りはなんか言えても実際にするのは◯◯ちゃんだから」


セリちゃんの言葉が謎に刺さる
冷たいようにも感じる


「休みたいなら休めば良いし、背伸びしたいなら背伸びすれば良いし、進みたいなら進めば良いし、振り返りたいから振り返れば良い
全部、◯◯が決めて◯◯がやることさ!
それが◯◯がしたいことだろ?」


したいことじゃなくて
するべき事をやらないと
したいことなんて無いだから


「したいことが無い人間なんていないよ」


かなり前に誰かから言われた言葉
思い出しても今更遅いか

なんて少し涙ぐんで
何を思ったのかノートを取り出す

少し前から始めたやりたいことリスト

見返してみる
ほぼ遊びの内容だ


「悪いことな気がする」


「なんで悪いことなの?」


「遊びばかりだ」


「どれが遊びなの?どうして遊びがダメなの?」


「行きたいとか食べたいとか、こうしたいとか、遊んでばかりじゃダメだから」


「どうしてダメなの?」


「みんな頑張ってる、我慢してる」


「どうしてそう思うの?」


「だって、私より立派だ」


「何が立派なの?」


「私より、きっと、凄い」


「何を見てそう思ったの?」


わからない
実際に一緒に働いたわけでもなければ
働いている話もそんなに聞いたことが無い


「誰を見てるの?」


「……私の頭の中のその人たち」


「じゃあ、現実じゃないね、夢だね。さっさと覚めよう」


今までは私の頭の中の想像で
生活していたようだ

あの人はきっと〇〇だ
あの人がこういってたからこうだ

実際は違う
もっとシンプルだ

その出来事に意味づけや色付けをしているのは
私の脳だから
わたしだけじゃない、みんなそうなんだ

だからこそ
本質を見極める力が求められる


「今までわたしは、仕事もプライベートもどうやら、俗に言う色眼鏡で見てたみたいです」


------


いつものルーティーンワーク
指やマウス、目の動きも同じだ


「あれ?これどうなってるの?」


また、彼か

なんて今までは思い苛立っていたけど
(内容確認したら結局彼だった)


私は何に苛立った?
色付けや意味づけする前に考えた


今までは

「またかよ、またどうせ、私のせいにするか偽造するな、その前に先手を打たねば。あーもう本当嫌になる、どうしてそんなことができるのだ、真摯に仕事ができないんだ、クソっ…◯◯め」


今回は
「まず、わたしは今苛立ち、つまりネガティブな気持ちになってる、これは衝動的に出てきたので素直な感情です。

では何に?

彼が◯◯をしなかったこと

過去に何があった?

◯◯をしなかったことをとぼけた
わたしのせいにした
私のせいにするために偽造した

今は何に苛立ってる?

過去にあったことをするかも
それに対する想像でさらに膨らんでる


現象は?

◯◯がされていない

気持ちは?
苛立ってる
不安


どうする?

◯◯を私がやってしまう


気持ちは?

正直嫌だけど滞るよりマシ
あときっと、これしておくと方が良い


貴女自身が作り出してる気持ちは?

彼への嫌悪
ストレス


それに対してどうする?

もう考えない
深呼吸
これに(仕事)に集中


よし!始めよう!!!」


と心の中で手を鳴らす


「たしか、◯日に指示出していたものですか?◯◯さんが着手していたかと思いますが私の方で確認します。確認ですがこの期日は◯◯日まででしょうか?

確認取れた後、状況合わせて報告致します」


その後大きく深呼吸

大丈夫、案外できてる

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心、感情に名前をつけた前回
実生活を見てみる

色付けや意味づけは常々している

別に悪いことでない


ただ、生きやすくするためなら
それを逆手に使えるではないか


場面さえ間違えなければ
TPOというのか


少しだけ
何か見えた気がしつつ仕事は
はかどり進んだ

いつも感じていた
胸の苦しさも緩くなった気がした


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