カメラの機材自慢するのはダサい
こんにちはSethです。
みなさんは撮影会とか行ったことありますか?
スタジオ撮影、イベント撮影・・・いろんなところで撮影する機会いっぱいありますね。
大体レイヤーさんが撮影会場に現地入りして、待機室には黒い服を着た大荷物のカメラマンが機材の準備したりスマホいじったりして待機してます。
で、こういう場所に絶対いるのが限られた待機室のスペースにこれでもかってぐらい機材を並べて準備してドヤ顔してるカメラマンがいるんですよ。
このnoteの結論から先に言うと、
ぶっちゃげクッソダサいです。あと普通に邪魔。
機材の準備なんて家でやってこい。待機室で電池とかバッテリー入れたり動作チェックすんな。
昔の私もダサい奴の一人だった
これは少し昔の話。
カメラはパソコンのパーツ並みに新しい商品が出るんですよ。
本当に1年とか経つと今最新だったカメラやレンズ、ほかの周辺機材なんて過去のものになっちゃうんですね。
カメラ市場とかそうでもしないと死んじゃうの?
泳ぎ続けないと死んじゃうマグロなの?
ってぐらいめっちゃ新しいのドンドンでます。そんなに似たような焦点距離のレンズぽんぽん出す必要あんの?ってぐらい。
んで
出るたびに「これいいな!ほしいな!」って思ってました。
マーケティングとかちょっと勉強してる人ならまんまと市場にやられてんなーって思ってください。実際そうでしたから。
あるときCanon5DMarkⅣという、それはそれはすごい性能のカメラ本体が出ました。
出た当初、その値段なんと35万円。(ちなみにこの記事を書いてるときは20万ぐらい)
すごい値段。
これ、カメラ本体だけですよ?
レンズついてなくてですよ?
僕の看護師の月給1か月分ぐらいです。
レンズが一緒にセットになってまさかの50万円。
プロカメラマンでもなければ写真展を開くわけでもない。そんなにスーパー性能をもつカメラなんて必要ない。
だけど、出た当初は「めっちゃほしい!」って思ったんです。
ついに出た!待ちに待ったあのカメラのレビュー動画をみたら・・・
そのとき、ある好きなカメラマンがyoutubeの新しい動画で
「Canon5DMark4を使ってみての感想」
みたいな動画を上げてたんですよ。
そりゃ早速見に行きますよね。
「こんなところがすごい、これはすごいカメラだ」ってのを期待してみたら
「Mark4を35万で買うなら、Mark2を中古で7万で買ってほかの周辺機器買え(要約」って内容だったんですよ。
その中の台詞で
「マーク4で撮れて、マーク2で撮れない写真はない」
という言葉にハっとさせられました。
衝撃を受けたあとの私の行動
カメラは写真を撮るためのツールでステイタスにする物ではないってことに3年目(当時)で気付いたんです。
分かってる方は何を今更と笑ってください。
カメラって、買ったらカメラのストラップが付いてるんです。首から下げる長いベルトみたいなやつなんですけど、そこにカメラのメーカー名と機体名が書いてるんですね。
「Canon 5DMark4」みたいなかんじで。
俺はこのカメラ使ってますよって、見えるんです。
カメラマンとかやったことがある人なら一度ぐらい他の人がつけてると見ちゃうことってありますよね。
「お、あの人スゲーカメラもってんな」とか
「あのじいさんめっちゃ高いカメラ持ってる!」とか
いわゆる一種のステータスみたいな感じがしてたんです。私の中で。
自分が使ってるCanon以外のメーカーのカメラの性能はわからなかったけど、同じメーカーのカメラなら「俺のほうが性能が上」とか「負けた!」って測れるんです。
「マーク4で撮れて、マーク2で撮れない写真はない」という言葉にハっとさせられた僕は
「なんでこんな物(本体とストラップ)にこだわってたんだろう??」って思うようになったんです。
そこでまずはじめにカメラのストラップを捨てました。
撮影会で私と会ったことがある人なら多分見たと思いますが、私はカメラストラップつけてないんですよ。
それから、マーク4を買うためにコツコツ溜めたお金でマーク2をヤフオクで買いました。
実際6~7万ぐらいで手に入りました。正確な金額は覚えてませんが。
そうだ、別に最新のカメラを使う必要なんてないんだってね。
だから多分新しい機体が出ても、今のカメラで今のところ満足しているので当分は買うことは無いだろうと思います。
話の話題とかでそういう最新のカメラの話とかすると思いますけど、購買意欲ってのはあんまりわかなくなりました。
その話を嫁にしたら
「あなたのカメラマンの腕がカメラの性能を上回ったら買えばいいじゃない。物足りないって感じたらね」って言ってくれました。
また、ハワイにいるプロカメラマンの叔父さんにもフェイスブックで
叔父さんのブログ「もう一つのハワイ」(別タグで開きます)
「 俺なんてもっと安物の古いので撮ってるよ。
性能に頼らずシャッターチャンスとセンスだけで良いじゃん。
あとは被写体と心が通じるかだと思う。
人であれ花であれ景色であれ心が一つになった瞬間が感じられれば自然とシャッター切ってるよ。
俺は写真の勉強はこの歳になるまでなにもしたことない。
でもおれの撮ったHULA(*フラダンスのこと)の写真は毎日世界中から何千人もが観に来ている、それで良いじゃん。
機種に頼る奴はマスターベーションしてるだけだとおもますよ.。
でも血筋だね。楽しんでください。」と言って貰えました。
これって
カメラに限らずなんでもそうだと思うんです。
持ってること自体がステイタスってただの見栄っ張りですよね。
カメラの機材自慢って今思うとダサいなーって思いました。
昔のカメラ始めたばっかりの俺ダサイなーって。
ちょっと過激な発言になるかもしれませんが、スタジオとかの撮影会でカメラマン同士が俺のカメラ機材スゲーだろって感じで自慢げにカメラ機材広げてるのを見ると「ダセーなこいつ」って思うようになりました。
本当に写真すごい人って実際に会ったことが何度もありますが確かに腕に見合ったすごい機材持ってることもあります。
そうじゃなこともあります。
でもみんなさりげないんですよね。
いつも通りって言うか、なんかそういう感じです。
これに限らず、新しいものを買うとき
「物を使いたいのか、物に使われたいのかどっちだろう」
と考えるようになったって話でした。
「ミラーレス?一眼のフルサイズじゃないんですか?」とか言っちゃうレイヤー、モデルは年齢がバレる
ちょっとだけ話がズレるんですけど、結構前にSNSで流れてきた話で
「ミラーレスのカメラを撮影で持ってきたら女性モデルに『ミラーレス?一眼のフルサイズじゃないんですか?フルサイズのカメラじゃないと撮られるのいやなんですよね』って言われたので、撮影もせず帰ってきた」
というカメラマンのつぶやき。
コメント欄には「その女性モデルひどいですね!」みたいなのがいっぱいありました。
個人的な感想を言うと
「ミラーレス機がフルサイズの一眼レフカメラよりも性能が低いと思い込んでる時点でオバサンなのかしら?」
確かに昔はそういう時代がありましたが、今はもう一眼レフカメラよりミラーレスカメラのほうが性能的に上な機種が多く存在します。
こういった類の発言は、マジで年齢バレるのでやめたほうがいいですよ。
カメラマンの技術的な話だけじゃなくてこういう人間の行動心理学なんかも今後ともお話していきますので、どうぞお楽しみにー
バリバリの行動心理学、マーケティングを用いたnoteも書いてます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?