書評ブログ vol.14「東大教授が教える独学勉強法」を読んで
無類の本好きのわたし。どうせなら読んだままにせず思いっきり主観の入った書評を書いてみたいと思い立ちました。この記事がきっかけとなり、実際に読んでくださる方がいたらとても嬉しいです。
≪読み終わった本≫
『東大教授が教える独学勉強法』 柳川範之
お父様の仕事の都合で海外で生活することになった著者、柳川氏。高校へ通うことなく独学で大学に入学し、やがて東大教授になるのですが、それまで実践された独学のノウハウが書かれているこの本。
しかし、ノウハウと言っても単なるハウツー本ではなく、「学び方」について根本的な考え方が書かれています。
人生100年時代と言われる昨今。ライフシフトなどという言葉もよく耳にするため、「なにか学び直しをしなくては…」と、”…ねばならない” 思考に陥りがちです。しかし、著者の柳川先生は本の中でこうおっしゃっています。
「何を学びなおせばいいのか分からない」という人は、学んだ先にある少し遠い自分の姿をイメージする。
のちのち、収入に結び付くからこれを学ぼうという理由から始めた学びは何かのきっかけですぐに挫折してしまうことになる。しかし、その学びをしたあかつきにはどんな自分になっているのだろうとイメージしながら学びをすすめれば関心が深まるというのです。
確かに。せっかく勉強したのであればそれが収入に結び付いてほしいと思うのは仕方のないこと。だけど、その思いは片隅に置いておいて、得た知識を使って自分はどうなっているんだろう。どうなっていたいのか。
そうやってイメージすると、興味を持って学ぶことができそうです。
今私は、通信制の短大でビジネスコースを専攻して学んでいるのですが、社会人を経験した今だからこそ、より興味を持って学べています。
そして、学問的知識を何にも持ち合わせずにオギャーっとこの世に誕生し、一生のうちに自分はどれだけの知識を詰め込むことができるのだろうと、ときどき私は思うのです。
そして、学ぶことで想像していなかったことに興味を持ち、想像していなかった道が開けるかも…。
いくつになっても、興味を持ち続けていられる人でありたいなと思ったのでした。
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