書評ブログvol.11「大人の独学法」を読んで
無類の本好きのわたし。どうせなら読んだままにせず思いっきり主観の入った書評を書いてみたいと思い立ちました。この記事がきっかけとなり、実際に読んでくださる方がいたらとても嬉しいです。
≪読み終わった本≫
『大人の独学法』 和田秀樹
このところ”学び”という言葉に反応するようになった私。人生100年時代という言葉も最近よく聞くようになり、仕事だけでなく自分自身を常にブラッシュアップする必要があるなとひしひしと感じていました。
そんな時にこちらの本と出合ったのです。
精神科医でもある著者が本の中で語った言葉の一つに、
ただインプットしているだけではダメ(途中省略)
私は、勉強熱心な社会人の多くが、ただインプットすることに夢中になっているように思えます。(途中省略)
大切なのは、インプットするだけではなく、学んだ知識を自分なりにアウトプットすることです。
この言葉にドキッとさせられました。
確かに、セミナーに行くとその時には「あ~、参加してよかった!」と頭の中に知識が詰められ満足した気になるのですが、家に帰ると日常に舞い戻ってしまいセミナーで聴いてきたことは薄れつつあったりして…。
そんなことが思い浮かびました。それではどれだけお金と時間を費やして学びに参加しても大して身になることはない。
そのアウトプットは、学んだことを自分の言葉でまとめSNSにアップすることもいいけれど、人に教えることがとても効果的だと言っています。
人に教えるのは自分で十分理解したうえで、それを他人に分かりやすいようにアレンジする作業が必要です。その作業によって自分の身になるという訳。そうなのです。セミナーで学んだことを家族に話そうとすると、うまく言葉にできなくてもどかしい思いをしたことは数知れず…。
ただの物知りを目指すのではなく、他人とは違う視点から発言できる人になってほしい
そして何かで学んだことをSNSで発信するにしろ、人に教えるにしろ、そのままを伝えるのではなく、自分なりの考えを話せるくらいにまで学ぶ域にまで到達すれば、それはれっきとした大人の学びになる。
とはいえ、あまり深く考えても立ち止まってしまうことにもなるので興味の沸いたことにはチャレンジしていこうと思います。
40代になっても好きだと思えることは、その後も一生好きであり続けます。
著者のこの言葉を思い出しながら…。
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