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最近読んで面白かった本(就寝前)

みなさん、お元気でしょうか?
もう4月に突入し、新年度のドタバタ真っ只中ですね。私も、新しいプロジェクトが始まり、なかなか本を読む時間が取れずモヤモヤとしております。なので、今日は就寝前のちょっとした時間で明日も頑張ろうと思わせてくれる本たちを紹介します。

「生きる 谷川俊太郎」

谷川俊太郎さんの「生きる」という傑作から、さまざまな人の「生きる」を繋げるというトピックから生まれた一冊の本。「生きる」という、時にやりがいで、時に面倒で、時に見過ごしてしまうものを、老若男女、たくさんの視点から感じることのできる充実の内容です。この写真を見ての通り、たくさん付箋が………実は、まだまだ作詞が苦手だった頃この本を何度も読んで学ばせてもらった思い出もあります。明日を「生きる」活力を、出会ったことのない人たちの言葉から貰うことができるサプリメント的な一冊。ぜひ、お試しあれ。

「他人だったのに 糸井重里」

糸井重里さんのすべての言葉の中から「小さいことば」を選んで発行されている「小さなことばシリーズ」今回はシリーズの中から2018年のこちらをお勧めしたいと思います。糸井重里さんの日記のような気づきのメモが詰まった一冊。他人が、他人と違うひとつの理由に「視点の違い」というのがあるかと思います。同じことが起きても消極的に捉えるか、ポジティブに捉えるか、はたまた何も考えないかによって全く結果が変わってくるように思います。この本は、糸井重里さんの「視点」に触れることで少しネガティブに傾きかけた時に読むと心のpHバランスを整えてくれる、そんな本です。押し付けられる感じもないのが、また、素晴らしいのです。

「100年後あなたもわたしもいない日に 土門蘭 寺田マユミ」

寺田マユミさんの空気を含んだイラストと、土門蘭さんのチャーミングな言葉のマリアージュが楽しめる一冊。普通、イラストに文章を付けると説明している感じになりがちですが、この本ではさらに想像力を掻き立てる「余白」があり、何度も読みたくなる内容です。中のデザインもよく考えられていて、子供の頃仕掛け絵本を見た時のようなドキドキも楽しめます。くすっと笑えるものが多いので、きっとあなたの眉間の皺を伸ばしてくれることでしょう。

ということで、今回は就寝前におすすめの本を紹介しました。普段生きていると、言葉に傷付けられることも多い時代ではありますが、言葉は本来、ひとを楽しませるために使うものなのだと教えてくれる3冊です。わたしも、そんな風に言葉を使える人になりたいなぁ………。ぜひ、読んでみてください。それでは!

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