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【十八番な風景 #3】世田谷線も富士山も──スカイキャロット展望ロビー

「観光スポット」と呼ぶほど大それたものではないけれども、地域の人に愛されている場所を紹介する『十八番な風景』。

今回は、世田谷区太子堂四丁目にある「スカイキャロット展望ロビー」を取り上げます。

三軒茶屋のシンボルであるキャロットタワーの26階にあり、地上124メートルの高さから世田谷区を見渡すことができます。いえ、世田谷にとどまらず、もっと広大な世界にいざなってくれるかもしれません。

スカイキャロット展望ロビーは「午前9時30分~午後11時00分」の時間に開放しています。私が行ったのは休日の午前9時30分を少し過ぎた頃で、ちょうど開放してすぐのタイミングでした。キャロットタワーのエレベーターで26階に上がると、すぐに展望ロビーです。窓のほうに歩いて行きながら、そこから見える景色に思わず「ぅわー」と声が出ました。

画面右側の線路は世田谷線。中央奥の少し左に白い富士山の姿も

左側の奥のほうには、用賀の世田谷ビジネススクエアの巨大なタワーがにょきっとあって、その少し右側には砧公園やその隣のごみ焼却施設の煙突があり、右下を見ると世田谷線の電車が走っています。
そしてずっと奥には富士山もくっきりと見えました。その日は天気が良かったので、近くから遠くまではっきりと見ることができて、一緒に行っていた妻や2歳の娘も景色に見とれていました。

妻、抱えられた娘、そして世田谷の街並み
妻、抱えられた娘、そして世田谷の街並み

展望ロビーの周囲を見ると、すでにパラパラと人がいます。親子連れや海外から来たであろう人、ご婦人同志の2人組、そして多かったのは還暦を過ぎたくらいの男性陣です。5、6人ほどいらっしゃったでしょうか、それぞれ1人でボーと景色を見ている感じでした。みんな普段からよく来ているのか、今回たまたま来たのか、そのへんは分からなかったですが、各自が思い思いに窓からの眺めを楽しんでいる様子でした。

その1人の私の隣にいたご老人は、目の前の眺望を見ながら一発「ぶー」と放屁をして、悠然と歩き去っていきました。雄大な景色を見ていると、そんなことは大したことではないと思えるから不思議です。

海外からっぽい人や、親子連れがしばし景色に見とれていました
海外からっぽい人や、親子連れがしばし景色に見とれていた

世田谷区に住んでかれこれ5年が過ぎましたが、ここまで高いところから自分が暮らす街を見たのは初めてでした。私たちは朝に見ましたが、夜景もすごく綺麗だろうなと思います。

同じフロアにはレストランもあるので、夕食を食べながら窓からの景色を見るのもさぞかし素敵だろうなぁ。いつかぜひやってみようと思います!

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世田谷十八番
世田谷に暮らす先達から十八番を見出し、次世代にお届けするインタビューマガジンです。もっと自分らしく生きるためのヒントを、先達の十八番から見出す活動をしています。

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