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2/22世田谷区議会本会議で、学童クラブにおける長期休暇期間中のお弁当デリバリー導入について、河野区議が課題提議☆

こんにちは!
あと一週間もすれば3月、寒かった冬も終わり春が足早に近づいてきています♪

私たち「世田谷区学童お弁当導入を考える会」では、春休みの運用に向けて、仕事と家事と子育ての合間に有志の保護者が各校で働きかけていますが、学童の現場やお弁当業者さんとのやりとりなどを経て、保護者主導でなんとか試行にこぎつけても、学童によっては保護者が学童にお昼の時間に出向いてお弁当を配布する保護者サポートが必須条件になるなど、現場職員から求められる課題も多く、導入拡大には残念ながらまだまだ道のりが長いことも実情です。

そうした中、2023年2月22日に行われた世田谷区議会本会議で、自由民主党の河野俊弘区議会議員が、学童弁当導入における課題解決に向けて、世田谷区子ども・若者部に対して、以下の通り質疑とあわせて自治体主導による運用について提言してくださいました!


2023年2月22日(水)世田谷区議会本会議での河野区議による発言と世田谷区子ども・若者部長による答弁の内容

河野俊弘区議
「新BOP学童クラブの今後に求められる課題についてお聞きします。
新BOP学童クラブの登録児童数は近年の保護者の働き方の変化と共に共働きの家庭の増加などを要因として全体の数は増えています。
特に児童数が多いクラブでは200名を超える大規模化が進み、現場職員の不足が叫ばれています。
人員の強化と共に検討されている民間学童との連携強化などを元に今後の在り方を求め、明確な課題をもって進めていくべきと考えます。
その上で、令和3年9月の定例会一般質問で提案し、導入された夏休み等長期休暇におけるお弁当デリバリ―、学童弁当についての全校展開を進めていくことが一つの指標ともなるのではないか。
区の見解を伺います。
学童弁当の導入を2021年冬休みより若林小、2022年夏休みより松丘小、玉川小、多聞小等8校に試行導入することができましたけれども、そのあとの保護者サポートなしでの本格導入にあたっては遅々として進まない状況があります。
それは試行導入後、一部の学校については現場職員と父母会との認識の乖離があり、共働き家庭の負担軽減の一助となるよう進めてきたにも関わらず、毎回の保護者サポ―トありきでの学童弁当導入が必要との声が出ており、この状態では共働き家庭の負担軽減の一助となるよう進めてきたことから本末転倒と言えます。
お弁当導入にあたって、配布する時間帯の職員配置が課題になっていると聞きますけれど例えば時間に余裕のある地域町会の方々、地域の多様な人材をボランティアとしてその時間帯にきてもらうことなど地域人材の活用を考えることなどもできるのではないでしょうか。
クラブの時間延長はできて、なぜ今回のお弁当導入が加速できないのか。
今後さらに区内小学校の全校展開に向けて推進し、区が新BOP学童クラブの適正化にむけた成果指標の一つとして明確に位置付け進めるべきと考えます。」

柳澤 子ども・若者部長
「新BOP学童クラブの今後の在り方、夏休み期間等長期休暇期間における学童弁当の全校展開の展望についてお答えします。
新BOP学童クラブの登録児童数については、近年保護者の働き方の変化、共働き家庭の増加などにより登録児童数が増加の傾向にございまして、200名を超える大規模クラブが増加する一方、100名以下のクラブは減少するなど、大規模化が進んでいます。
来年度の登録児童数についても、区の就学人口の減少傾向にもかかわらず大幅に増加する見込みとなっています。
区では登録児童数の増加による新BOP学童クラブの狭隘化、大規模化の課題解消のため、大規模の近隣への民設民営の放課後児童クラブの誘導に向けて、事業者の募集を開始しているところです。
今後、民間事業者を計画的に誘導するとともに公共施設の活用も併用しながら、できるだけ早期に新BOP学童クラブの規模の適正化を進め、子どもにとっていきいきと過ごせる環境を整えてまいります。
また、昨年度から一部の学童において夏休み等の長期休暇期間に保護者が主体となり、仕出し弁当の導入が行われているところですが、新BOP学童クラブの規模の適正化の状況を踏まえながら、導入規模なる他の新BOP学童クラブへの拡大についても対応を進めてまいります。
次に、お弁当の導入にあたっての地域人材の活用について答弁申し上げます。
長期休暇期間中は新BOP学童クラブの運営時間は午前の8:15から午後6:15、時間延長を実施している場合は午後7時までとなってございまして、職員はシフトを組んで運営しているところでございます。
特に昼食時には人手が必要となり、そのため現行の人員ではお弁当配布する人員の確保が困難な新BOP学童クラブもございます。
もとより子供の安全とよりよい遊びと生活の場を確保することに注力しているところでございますが、お話のありました、長期休暇期間中の仕出し弁当導入などの保護者支援につきましても、保護者や地域の方々と連携しながら地域人材をボランティアとして活用させて頂くなどの方策につきましても検討してまいります。」

河野俊弘区議
「保護者の方々は3年で入れ替わってしまいますし、職員の方々もどんどん入れ替わっている、今ある現状をしっかりと引き継いでやっていくためにも、保護者主導ということではなく区がしっかりと関与して進めていただきたいと要望します。」


2021年の冬休みから若林小を皮切りに試行導入が始まったお弁当デリバリー。子どもたちが学童にいられる時間は長くてもたった3年と短い中で、これまで私たち保護者たちが旗を振り実現してきたこのお弁当デリバリーの灯火をこのまま立ち消えにさせないためにも、自治体主導で世田谷区の小学校に広く導入させてほしい!
共稼ぎ世帯のセーフティネットとも言える学童のお弁当デリバリーの仕組みが、どうかこのまま世田谷区に広く行き渡るように、これからも私たちは働きかけていきます!!!

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※区議会の発言内容は、世田谷区議会インターネット議会中継からもアーカイブ配信でもご覧いただけます↓



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