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日向の絶景を満喫!

早朝4時20分、私は携帯電話のアラームの音で目を覚ましました。いつもより2時間半ほど早起きです。そして与野駅4時53分発の京浜東北線に乗り、浜松町へと向かいました。

こんな時刻から行動したのは、取材で宮崎県日向市を訪れるため、羽田空港を6時50分に出る宮崎行きの飛行機に搭乗するからです。もっとも、この飛行機に乗らなければならなかったわけではありません。1本後の飛行機でも取材には間に合うのですが、あえて早出することにしたのです。

宮崎県を訪れるのは17年ぶりでした。27歳の時に関西から首都圏に出てきたことで、宮崎県は非常に行きにくくなったのです。特に宮崎空港から遠い県北の延岡や日向は交通が不便なので、仕事で行けるのは僥倖と言うべきでしょう。ゆえに、少々無理をしてでも観光の時間を取ろうと思ったわけです。

行くところは事前に決めていました。日向市の最東端にある海に突き出た絶景スポット・馬ヶ背です。持ち時間は昼食を含めて2時間半ほど。日向市駅から馬ヶ背までは5kmくらいありそうですが、駅前で電動自転車を借りられるので大丈夫でしょう。

宮崎空港から日向市までは電車で1時間半ほど。自転車で駅からまっすぐ進むと「天領うどん」というローカルな店があったので、まず腹ごしらえ。そこからさらに進むと、海が見えてきました。このあたりは細島という港町で、南北を岬に挟まれた天然の良港のようです。

漁港の風景

やがて人家はなくなり、道は険しくなってきます。それと同時に私の気持ちが高ぶってきました。この様子だとものすごい景色が見られるのではないかという期待感があったのです。

岩場には釣り人が

岬の先端近くは自転車も通れず、歩いていくほかありません。しかし、そんな場所だからこそ容易には見られない風景があるはずです。そしてたどり着いた馬ヶ背は、期待に違わぬ絶景でした。

約40mの断崖絶壁
岬の先端から大海原を望む

逆光だったので写真はうまく撮れませんでしたが、私の記憶には今日の感動がしっかりと刻まれるでしょう。早起きして訪れて良かったと思いながら、私は日向市駅への帰路につきました。

帰り道に立ち寄った「クルスの海」

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