無職一人旅 ミュンヘン&ミラノ編
前回の記事で、またテンポよく書いていきたいとか言ってたのにめっちゃ期間空いてしまいました。。
こんなブログ誰も楽しみにしてないと思ってたんですが、意外と何人も「ブログ続きまだ??」とか聞いてくれて嬉しかったです。
中には海外で失踪してワンチャン死んだと思ってた人もいました。死んでないです。
というわけで!期間は空いてしまいましたが、前回のリンダウ&ノイシュヴァンシュタイン城の続き、ミュンヘン&ミラノ編を書いていこうとおもいます!!
といっても。
ミュンヘンもミラノもそんな観光名所がたくさんあるわけではないんですよね。
特にミラノに関しては、自分がミラノを本拠地としてるインテルというイタリアのサッカーチームが好きで、今まで10回は訪れているので、マジでもうサッカー見る以外にやることがない。
なので特筆すべきことはしてないので、ブラブラ街歩きした写真をペタペタ貼ったり、サッカー観戦の前後のことも含め書いていきたいと思います。文才が問われるところ。
ではまずはミュンヘン編。
ミュンヘンの街は、the ヨーロッパの街って感じです。規模としてはヨーロッパ随一なので退屈はしません。
街全体が石造りで、街の中央に教会や市庁舎があり、そこからショッピングストリートが伸びている。
悪くいえばありきたりですが、よく言えばオーソドックス。オーソドックスがよく言ってるってわけでもないけど。
ただ、駅は巨大でテンションあがりました!
国鉄はもちろん、地下鉄も多いので、ヨーロッパの駅にしては構造がめちゃくちゃ複雑で何回か迷いました。
そして!!!
ドイツといえばソーセージとビールです。
特にミュンヘンはオクトーバーフェスティバルでも有名です。
もちろんどちらも嗜みました。
さすがドイツと言ったところ、街の至る所に居酒屋やソーセージ屋があります。
今回はその中でも一番有名な「ホフブロイハウス」という居酒屋に行きました。
ホフブロイハウスはなんと国営の居酒屋で、ヒトラーが演説をしたことがあるということでも有名な巨大居酒屋。
内装も居酒屋とは思えないほど豪華だし、何よりぱっと見1000席くらいあるんじゃないかってくらい広いし、それなのにほぼ満席だし、そしてとにかくうるさい。
石造りの建物の中に1000人が酒飲んでデケェ声で一生喋ってるから、とにかくまじでうるさい。
普通の日本人の声量だったら会話できないんじゃないかってくらいうるさい。
もちろん僕も普通の日本人で、まじで会話が何も聞き取れなかったので他の居酒屋にいくことにしました。
ビールとソーセージを堪能した次の日は、バイエルンミュンヘンの試合を見に行きました。
ブンデスリーガ(ドイツのサッカー1部リーグ)だったらドルトムントが好きで、本拠地であるシグナルイドゥナパルクも行ったことがあり、どちらかといえばバイエルンはあまり好きではない方なんですが(小声)、
ミュンヘンにきてバイエルンの試合を見ないわけにはいかないだろうということで足を運びました。
バイエルンは流石の人気で、試合がある日は試合の数時間前から街中がユニフォームきた人で溢れてました。
この日の対戦相手はシャルケだったこともあるかもしれません。
シャルケはドルトムントと同じくルール地方のチームで、日本では内田篤人が長く在籍していたことでも有名です。自分が観に行った時には吉田麻也も在籍していました。
ここ数年は低迷して2部に落ちたりもしていましたが、ドイツを代表する名門クラブです。
そのシャルケのユニフォームが真っ青なこともあって、バイエルンの赤とシャルケの青がちょうど対照的で映えてました。
バイエルンの本拠地、アリアンツアレナまでは市庁舎などのある街の中心部、マリエン広場から地下鉄で30〜40分くらいだったかな。
さすがヨーロッパ、スタジアムに向かう電車は満員だし、シャルケサポがずっとチャントを歌いながら飛び跳ねてました。
駅着いた瞬間ホームで発煙筒焚いてるし。
日本だったら死ぬほど叩かれてるだろうし捕まるまであるけど、これだけ自由で野生的なの素敵だと思います。
そして自由といえば。
駅からスタジアムまでの原っぱで、謎の立ちションコーナーがありました。
これまじでトイレでもなんでもないしただの原っぱです。すみません汚いもの突然載せちゃって。
あまりにも日本ではみない光景なのでおもろしかった。
そんな立ちションエリアを抜け、途中でホットドッグを食らってるとすぐにスタジアムに到着しました、アリアンツアレナ!
卵?マシュマロ?みたいな綺麗な形が美しい!
近代建築みを感じる。
結果はというと、バイエルンが6-0の圧勝。
終始力の差を見せつける試合内容でした。
相手が格上すぎるとはいえ、吉田がチンチンにされてて悲しかった。。
そして次の日ミラノへ。
先に書いた通りミラノはもう何回も来ているので、観光はほぼせずただサッカーを観ただけでした。
(ここからマジでサッカーの話だけになると思うので興味ない人はごめんなさい。。)
少しサッカーについて熱く書きます。
今回見る試合がチャンピオンズリーグ(CL)というヨーロッパNo.1のクラブを決めるという、出場することすらなかなか難しい試合の準決勝。
僕が応援しているインテルというチームは、ちょうど好きになった頃の2010年にCL優勝したんですが、それから長らく低迷期を迎え、それから現在に至るまではほとんど出場することすらできていませんでした。
ここ数年は復調しつつあり、イタリア国内リーグ(セリエA)も優勝したりと結果も出せるようになってきたのですが、それでもチャンピオンズリーグ優勝なんて夢のまた夢。
そんな風に思っていたのに、グループリーグでバイエルン、バルセロナと同組という死のグループを突破し、ベスト16とベスト8ではポルトとベンフィカというポルトガルのクラブにギリギリで競り勝ち、あれよあれよと準決勝まで駒を進めていました。
正直、インテリスタとしても今インテルが世界で4本の指に入るなんて思っていません。
そんな中、偶然や奇跡が重なって、あと2つで優勝というところまで来ちゃったのです。
こんなん激アツ以外の何物でもない。
そして何より今回さらに熱いのが、その対戦相手がミランということ。
ACミラン。
サッカーに興味がない人でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
日本では本田圭佑が在籍、そして10番をつけていたことでも有名なクラブで、インテルと同じくミラノを本拠地としております。
なんならホームスタジアムも共有しています。
ミランはインテルの最大のライバルかつ戦友?で、イタリアサッカーの歴史は常にインテルとミラン、そしてトリノを本拠地とするユベントスの3チームで紡がれていました。
そんなミランもかつてはマルディーニやインザーギ、ロナウジーニョ、カカ、ピルロ、ガットゥーゾ、セードルフ…とレジェンドをあげればキリがなく、獲得してきたトロフィーの数も数えきれないほどの強豪チームでしたが、最近はインテルと同様低迷。
さすがはライバルチーム、インテルもミランもお互いに仲良くチーム運営や世代交代に失敗し、長らくCLにも出場できていないという状況でした。
しかしそんなミランも最近は復調し、今年はCLでプレミアの強豪トッテナム、そしてセリエAで独走していたナポリを下し、準決勝へと駒を進めていたのでありました。
同じ街を本拠地とし、かつて世界トップに君臨していた2チーム。
ここ10年間は低迷しており、復調しつつある中、チャンピオンズリーグ準決勝というこれ以上ない舞台で相まみえることに。
勝った方が決勝に駒を進める、
因縁のミラノダービー。
インテリスタとして、この試合を生で観れたことは一生の記憶に残りました。
ただ、、これだけ先に語っといてあれですが、CLは決勝以外は同じチームで2回戦って、その合計スコアで競うというルールです。
この日の前にもインテルvsミランは行われており、その時はインテルが2-0で完勝しました。
つまりインテルは勝たなくても、引き分けでもいい、最悪1点差の負けまでは決勝進出という、圧倒的有利な状態で迎えた試合でした。
ただ、圧倒的有利な分、絶対に突破しなければならない。
そして最後までわからないのがサッカーというスポーツ。
ここ数年でも、バルセロナが1戦目を0-4で落とした後、2試合目で6-1でPSGを下したり、
同様にリヴァプールが1戦目を0-3で落とした後、2戦目で4-0で勝利し突破するなど、
到底理屈では考えられないような奇跡が何度か起こりました。
ただ幸いだったのが、今回がインテルホームということ。
ミランとは同じチームを共有しているので、どちらがホームでも同じスタジアムで行われますが、観戦するサポーターの割合が違う。
観客のほとんどがインテリスタという状況の中で試合を進められるので、大逆転劇が起こり得る際の絶対条件である、"雰囲気に飲まれる"ということはありません。少なくとも自分はそう信じてる。
少しでもインテルの力になるように、試合前から腹から声を出し続けました。
正直言うと、細かい試合内容は覚えていません。
気づいたら1-0で勝利しており、サポーター達の歓喜の輪に加わって気が狂ったように騒いでいました。
ずーーーっと応援していたチームが長い低迷を乗り越え、夢のチャンピオンズリーグ決勝の舞台へ。
これほど時間を忘れて興奮したのは片手で数えられるほどしかない気がします。
インテルを応援していてよかった。
心からそう思えました。
というわけで。
これ以上語っても誰も読んでくれないと思うのでこの辺にしときます。
ミラノを経った後はイスラエルに向かったので、イスラエル編は次回で。
今回も読んでいただきありがとうございました!
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