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出社嫌いに送る出社のメリット3選〜在宅勤務もいいけど出社もいいよね〜

テレワークを経験すると、出社は非効率に感じる人もいます。その気持ちを解消するために、出社のメリットを解説していきます。

▼以下の人に向けて書いています

  • イヤイヤ会社に出社してる人

  • 出社はデメリットが大きいと感じてる人

  • 出社日を少しでもポジティブにしたい人

我慢して出社してる人が、前を向くための内容です。働き方を選べる人が、戦略的に出社を選択できるようになる記事でもあります。


《①運動になり、メンタルが安定する》


通勤に伴う歩行は意外とメリットが大きいんです。心を穏やかにするセロトニンが分泌されたり、運動量が増え健康につながったり、多くの効果を期待できます。

▼主な通勤のメリット

  • 朝日を浴びてセロトニンが分泌される

  • 運動不足の解消につながる

  • 歩くと脳が活性化し仕事が捗る

通勤は1日の拘束時間は長くなるものの、運動量を確保できます。階段を使ったり、1駅遠くで降りたり、体調に合わせて工夫できるのも魅力です。

在宅の場合は、運動のために時間を作るので腰が重くなります。通勤であれば、強制的に運動するためオススメです。

歩くことで血流が良くなると、全身に張り巡らされた自律神経系の活動も安定します。自律神経が整えば、寝つきが良くなり睡眠の質がアップ。スッキリ目覚められて、日中もアクティブに活動できるという好循環につながります。

『歩きのプロ直伝 今日からはじめるウォーキング ①』ウェルナビ

‹通勤時の発汗は健康につながる›

移動中にかく汗はイヤですよね。不要と思われがちな発汗は、熱中症予防やスキンケアなどの健康につながります。

▼発汗の主なメリット

  • 体温調節で熱中症の予防になる

  • 老廃物を出してスキンケアになる

  • 発汗機能の低下を防ぐ

筋肉や脳が使わないと衰えていくように、汗をかく機能も定期的に使うことが大切です。とくに運動による汗は効果的です。

汗をかかなければ、体に熱がこもり続けて体温を一定に保てず、身体機能に支障をきたしてしまいます。汗は私たちが生命機能を維持し、健康に生きるために欠かせない機能なのです。

『汗をかくメリットとデメリットとは?』
三菱ケミカル・クリンスイ株式会社

《②接触が増え、相談しやすくなる》


オフィスで働くと在宅に比べて、会話の機会が増えます。そのためザイアンス効果により、印象が良くなる可能性があります。

▼ザイアンス効果の概要

  • 接触頻度が増えると印象が良くなる

  • ロバートザイアンスが1968年に発表

  • 単純接触効果とも言う

アメリカの心理学者、ロバート・ザイアンスが提唱した心理効果です。単純接触効果や熟知性の法則とも呼ばれます。

コミュニケーションの頻度が増えると、依頼や相談がしやすくなります。仕事に置き換えると、社内政治や社内調整に活きてくるのです。

図形や文字、衣服、味やにおいなど、いろいろなものに対して起こる。広告・宣伝の効果も、単純接触効果によるところが大きい。CMでの露出が多いほど単純接触効果が起きて、よい商品だと思ったり欲しいと思うようになる。

『単純接触効果』Wikipedia

‹頼みごとはランチを利用する›

ザイアンス効果は接触が10回を超えると効果が薄くなります。また高頻度の接触は逆効果とも言われています。そこでランチを利用します。

▼ランチョン・テクニックの概要

  • 食事中の提案や相談は通りやすくなる

  • 米国の心理学者グレゴリー・ラズランが提唱

  • 1938年に発表した研究結果

日本でも「同じ釜の飯を食う」といいますよね。ご飯を食べて関係を深めるだけでなく、提案が通りやすくなる可能性があるのです。

実験では、普通の場面で提案をしたときと、食事をしながらでは、食事をしながらのほうがはるかに提案を受け入れてもらえる結果になったという。

『仕事ができて主導権を握れる人の習慣7』
PRESIDENT Onlien

《③人に見られて、生産性を上げる》


カフェで勉強がはかどるのは、見物効果の影響です。出社に置き換えると、オフィスに人がいる場合、生産性が上がる可能性があるのです。

▼見物効果の概要

  • 作業は見られるとポジティブな効果が出る

  • 観察効果とも言う

  • 考える仕事はマイナスに働く場合もある

在宅は人目がなく、ダラダラしやすいです。在宅で10h働くより、出社で8h働くほうが仕事がはかどるケースがあるのです。

とはいえデメリットもあります。複雑な仕事や考える仕事には、人に見られるのは逆効果になることも。なにごともバランスが大事です。

「他人が見ている」といっても、(1)ただそばに人がいるだけ、(2)じっと観察している、(3)励ましたり、けなしたりする、(4)同じ作業仲間がいる、(5)競争相手がいる、などの条件でその効果は違ってくる。

『見物効果』コトバンク

‹適度な緊張やストレスは味方になる›

人に見られたり、まわりに人がいると緊張感がうまれます。「適度な緊張感は生産性を上げる」という効果をヤーキーズ・ドットソンの法則といいます。

▼ヤーキーズ・ドットソンの法則の概要

  • 適度な緊張感は生産性をあげる

  • 心理学者2名が1908年に動物実験で発見

  • 同じ人でも作業次第で適切な緊張レベルは変わる

ストレスや緊張は必ずしも悪ではなく、生産性を上げるには多少は必要です。「少しは必要なんだ」と前向きに捉えるだけでも、気分は変わりますよね。

やり慣れた単純作業(白黒の色の弁別など)では 比較的強い罰が効果的であり、慣れない複雑かつ困難な作業では 比較的軽い罰が最も効果的であるという結果も出ている。

『ヤーキーズ・ドットソンの法則』Wikipedia

《まとめ》


以上が「出社嫌いに送る出社のメリット」です。テレワークを経験すると、出社は非効率に感じがち。ですが、こうして見るとメリットもあるんですよね。

▼この記事の概要

  • 歩いたり汗をかいたりして健康になる

  • 対面接触は社内政治や社内調整に活きる

  • 適度な緊張や監視は生産性が上がる

それでは!

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