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中途転職にこそOB・OG訪問を!-納得感の低い転職の原因から逆説的に考えてみた

どうも。セッションのパプアです。
※「パプアって誰だよ!」という方は、以下記事をご覧ください!
https://note.com/session_inc/n/n1b64a2fa396e

突然ですが、皆さんの周りに「転職してめっちゃよかった!」と前向きに発言されている方はどれくらいいますでしょうか?

以下キャプチャは、某人材紹介会社にてエージェントを対象に”求職者の入社後のギャップの有無”をアンケートした結果です。約4割以上の方が入社後の企業にギャップを感じていることが見て取れます。

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我々はこのような納得感の低い転職を少しでもなくし、豊かなキャリア形成を支援するために中途転職向けのOB・OG訪問をサービス化(アプリ化)しようとしています。今回は、「社会人版OB・OG訪問ってどんな意味があるの??」という方に向けて、OB・OG訪問が転職後のギャップをどれだけ解消し、納得感の高い転職を如何に実現できるのかを検証していきたいと思います。

1.転職後のギャップカテゴリー

まずは、OB・OG訪問の有用性を図る前に、現状どのようなギャップが存在しているのかを見ていきたいと思います。

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人間関係や仕事の進め方等、求職者自身ではアンコントローラブルな項目も散見されますが、事前の調査により解決できそうな項目も多く存在しそうです。

上記キャプチャのとおり、ギャップの内容が多岐に渡り、各内容を一つ一つ見ていと膨大な記述量になるため、今回は以下2つの切り口により、ギャップを4つのカテゴリに分けたうえで、各カテゴリに対するOB・OG訪問の有用性を検証したいと思います。

***切り口***
1:決定のタイミング
「入社前に決まること」 or 「入社後に決まること」か?
2:既存チャネルでの情報取得可否
「既存のチャネルで収集可能」 or 「既存のチャネルで収集不可」か?
 ※既存チャネル=Web / 面接 / 人材紹介会社の情報等

***ギャップカテゴリ***
①「入社前に決まること」×「既存のチャネルで収集可能」
②「入社前に決まること」×「既存のチャネルで収集不可」
③「入社後に決まること」×「既存のチャネルで収集可能」
④「入社後に決まること」×「既存のチャネルで収集不可」

さて、カテゴリを分けたところで次章から、本題である「OB・OG訪問がどれだけ入社後のギャップを解消できるのか」を見ていき、納得感のある転職活動の実現可能性を探りたいと思います。

2.各カテゴリーに対するOB・OG訪問の有用性

以下より、OB・OG訪問の有用性を各ギャップカテゴリごとに検証していきます!

VS カテゴリ①

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OB・OG訪問の有用性:〇
当カテゴリに関しては、OB・OG訪問でなくとも、既存のチャネルから情報を収集することが可能です。会社の将来性・方針または事業内容は、Webや求人要件に掲載されてますし、勤務時間や休日休暇は面接時の質問時間で確認することできます。そのため、「当カテゴリに対するOB・OG訪問の効果は薄いのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、実際にはWebに掲載される情報や面接時の回答内容が全て真実とは限りません。Web上の事業内容に幅を持たせて掲載している企業もありますし、勤務時間や休日休暇などは現実と乖離した情報を掲載している企業も多数存在します。例えば、勤務時間は、Web上では、「9時~18時」と記載があっても、実際は残業時間を考慮すると「9時~23時」の可能性もあるわけです。

上記のような収集した情報の真偽を、現場の社員さんに確かめられるという点ではOB・OG訪問の活用の余地は十二分にあり、転職の高い納得感に寄与することが可能であると言えるでしょう。

VS カテゴリ②

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OB・OG訪問の有用性:◎
OB・OG訪問が真に有用性を発揮するのは正しくこのカテゴリです!既存のチャネルでは収集が困難な情報を、現場で実際に従事している社員から直接情報を得ることができるわけです。

特に、「給与待遇に関する情報に関しては、Web未掲載、且つ面接官にも聞きずらい内容のため、OB・OG訪問で情報を得ることができるメリットは大きい」とユーザー様からよくフィードバックを頂いています。

入社前に決まることでも抽象的なことや聞きづらいことを社員さんに直接聞けるという点は、納得感のある転職を実現するうえで、OB・OG訪問が寄与できる最大のメリットであると断言できます。

VS カテゴリ③

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OB・OG訪問の有用性:×
OB・OG訪問のメリットは、「現職の社員が保持している新鮮な情報を直に聞けること」だと認識しています。そのため、例えばWebで収集できるような情報をOB・OG訪問の手間をかけてヒアリングするメリットは一切ないですし、且つ、入社後に決定するような事象は現職の社員自身も確度の高い情報の提供は困難なため、当カテゴリに対しては、残念ながら、OB・OG訪問の有用性は低いと思われます。

VS カテゴリ④

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OB・OG訪問の有用性:△
前述のとおり、「入社後に決まること」はOB・OGの方々も確度の低い情報しか提供できませんが、ギャップの種別によっては解消に寄与することが可能と考えています。

例えば、「仕事の進め方が合わない」というギャップは、A.各上司に依存する部分もあれば、B.企業文化に依存する部分もあります。このA/Bのうち、B.企業分化に依存する部分においては、OB・OG側も回答することが可能です。

「弊社は全般的に一つ一つ会議を設けて慎重に検討するよりは、メールやチャット上で適宜上長に相談を投げかけて、その場で対応方針をスピーディーに決定する進め方が主流です」といった具合の情報を得られれば、入社後に「仕事の進め方が合わなかった」というギャップを解消できる可能性を秘めているわけです。

そのため、カテゴリ④に対しては、ギャップによっては、OB・OG訪問は有用であると言えます。

3.中途転職にこそOB・OG訪問を

前章で検討した通り、カテゴリ③「入社後に決まること」×「既存のチャネルで収集可能」以外に対しては、OB・OG訪問は非常に有用であると思います。

実際にこれまで見てきたギャップが発生する主な原因は、「入社前の情報収集不足」(下記キャプチャ参照)が最上位に来ています。その点、OB・OG訪問は最新の情報提供ができ、また既存のチャネルでは得られない情報を求職者に提供することができるため、納得感の高い転職に大きな貢献ができる可能性を秘めています。

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最後に1点。新卒の就職活動は失敗しても第二新卒があるため失敗時のリスクは低いですし、入社企業が彼・彼女らのスタンダードとなるためギャップが発生しにくい傾向にあります。逆に、中途の転職活動は、第二新卒枠等の救済措置が見当たらず、且つ”前職”という比較企業があるため、失敗のリスクやギャップ発生のリスクが高い傾向にあると言えます。

だからこそ、中途転職時はOB・OG訪問を積極的に利用し、ギャップの発生を抑制し、納得感の高い転職を実現して頂きたいと思っています。

今現在転職を考えている読者の方々。万が一、納得感のある転職活動を希望している方は是非以下リンクよりご登録ください!☺

それではまた。

■参考情報
https://mid-tenshoku.com/enquete_consultant/report_45/

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弊社は “つながりの力でもっと魅力的な社会の創造“をミッションに、社会人版OB・OGマッチングプラットフォームの創作をしています。

マッチングプラットフォーム上(Session Career)では、転職志望者やフリーランスになりたい方の活動支援を目的に、例えば、転職志望者が転職希望先で働いている方からお話を聞けたり、フリーランスになりたい方が既にフリーランスとして活躍されている方に実際にお話を聞くことが可能です。

出会うことのなかった人をつなげることにより、ユーザーの「なりたい姿」を後押しし、誰もが自分のキャリアに満足できる社会を実現したいと考えています。

👇ご自身のキャリアを話すだけで誰かの役に立ちたい方や、「OB訪問をしてみたいかも!」という方はこちら!
https://docs.google.com/forms/d/1oj5SP55kuAfeaCChs1u1naTMtCRiksI9eFTwXpLkVz0/viewform?edit_requested=true

👇そもそも「社会人版OB訪問マッチングプラットフォームって何」?という方はこちら!
https://session-5e3515.webflow.io/

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