研究者から見た、コロナ禍で注目したい2つの論点 〜雇用問題と国際協調〜
こんにちは!研究者せしおです。
2週間ぶりの投稿です。
今日は、新しいモノを生み出そうとする研究者として、コロナ禍で注目したい2つの論点について話します。
1つ目は雇用問題、
2つ目は国際協調です。
(本記事は、世界的歴史学者・哲学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏の著書やコロナ関連記事に影響を受けています)
■雇用問題
コロナ禍で人とモノの移動が著しく停滞する中、サービス業など人が対面で行う仕事の多くが失われると予想されています。
産業全体に与える影響も大きく、製造業での雇用問題も他人ごとではないと感じます。
一方で、デジタル産業は加速します。
デジタル産業では、優秀な人材が普通の人の100倍の効率で活躍できる世界です。
これはつまり、他の産業から余った人材のほとんどは、デジタル産業にシフトできないことを意味します。
新たな雇用を創出するか、ベーシックインカムなどの社会福祉によって働かなくてもよい社会にするか、近い将来に選択を迫られると予想されます。
個人的には、社会福祉システムはすぐには変わらないため、まずは新たな雇用を創出する世界を目指したいと思っています。
■国際協調
コロナ禍をきっかけにして、自国優先と国際協調が同時に進行しています。
人間は自分の集団を守ろうという心理を持っています。
自分、あるいは自分の集団が危機に直面すると、攻撃的になります。
これは、簡単には避けられない人間の心理です。
例えば、マスクは家族、自国に欲しいから奪い合いが進みやすいです。
一方で、ワクチンや治療薬開発などの人類全体にメリットがあるものは協調が進みやすいと思われます。
つまり、奪うことで小さな集団にメリットがあるものは、奪い合いが生じやすいです。
協調することで全体にメリットがあるものは、ある程度は協調することができます。
個人的には、国際協調が加速し、パンデミックのみならず、SDGsなどの社会課題の解決へ向けた行動が増える世界が理想です。
協調することでお互いに明確なメリットがあるように社会をデザインすることが重要になります。
(CO2削減のように、自国だけお金をかけて貢献すると経済的に損するような社会デザインでは進みにくいのが現状です)
■まとめ
コロナ禍で注目したい2つの論点として、雇用問題と国際協調についてお話しました。
製造業もコロナ禍で大きく影響を受ける中、社会の在り方を冷静に分析し、価値ある製品やサービスを研究開発していきたいと思います。
以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
研究者せしお