心の寛容さの話。

この夏、3つの海外ワークショップに参加し、今年だけで7カ国飛び回っている。

海外に行ってみると思うことがある。
平日の昼間のはずなのに、街には多くの人で賑わっている。
ん?今日は休みの日なのか?と思うほどに。
観光客ではないと思われる地元の方々が曜日や時間帯関係なくカフェやマーケットやらで自由に過ごしている。
仕事はどうしているんだ?と思ってしまう。

海外でインターンをしている先輩の話によると、15時になって今日は天気が良く晴れてるからお仕事おしまい!皆午後をエンジョイしよう!みたいなことがあるそうだ。(勿論全ての会社がこうだとは言わない。)
嘘だろ?なんでそんなに働かなくてもいいんだい?収入減らないの?とかなり疑問に思う。
日本ではこうもいかないと思う。
8時間労働、でも終わらないから残業だってある。そんな毎日の人が多いのではないかと思っている。

私が海外のワークショップに参加し、同じグループだった人達はいつも待ち合わせ時間に遅れてきた。なんなら先生だって遅れてくることは多々あった。でも誰も申し訳なさそうな顔をせず、Helloと挨拶をし、何事も無かったかのように始まる。それが普通なのだと言っていた。日本人は時間通りに来なければ大抵相手を怒るか心配をし、遅れた人は大抵申し訳なさそうに謝るか連絡を入れる。

カフェやレストランに入って注文をとったりお会計をする時だって日本とは違う。日本では何かあればすぐにスタッフに声をかけ、スタッフもそれに対して急いで対応する。海外では席に座ってスタッフが来るのを待つ。お会計時も声をかけずにゆっくり待ち、スタッフがお会計と声をかける。お店主体のことが多い感じがした。

長々と色々な例を出したが、このように比べてみると何故日本人はこんなにも焦っている人生を送っているのだろうか?時間の制限みたいなものが、人々の心の寛容さに関係しているような気がする。(勿論それはただマイペースなだけだとも言えるかもしれないが)

もし私が幼い時からこの例のように時間をあまり気にせずに生きていたら、こんなにもせっかちになっていなかったであろう。


せ。

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