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ServiceNowの1番の良さって何? Part2

約1年前に「ServiceNowの1番の良さって何?」をNoteしましたが、今更ですが、少し補足したいと思います。

以前の記事では、以下のように記載していました。

1番の良さは「事業全体に対して、サービス管理の仕組みを、はやく簡単に提供できる」ことです。

今回補足したいのは、「なぜこれをServiceNowなら実現できるか?」です。もちろん様々な理由がありますが、一番はServiceNowの標準データモデルである共通サービスデータモデル(CSDM)の存在だと私は思っています。

CSDMのメリットは、ServiceNowのHP上は以下のように書かれています。

共通サービスデータモデルは、ServiceNow プラットフォーム上で IT サービスをマッピングするための青写真として機能します。これは CMDB ベースのフレームワークであり、使用中の他の製品のデータをどこに配置するかを示しています。CDSM は、CMDB を使用する ServiceNow 製品の標準でもあります。CDSM フレームワークに従えば、アプリケーション内のデータが正しい CMDB テーブルにマッピングされ、データの重複、不正確なデータや古いデータを最小限に抑えることができます。

https://www.servicenow.co.jp/products/it-operations-management/what-is-csdm.html

つまり何も考えずにServiceNowを標準で使えば、各モジュールの関連性を考えることなく最適なデータマネジメントが実現できます。これが標準を利用することを推奨する理由です。

逆に言うと、ServiceNowを導入、運用保守するパートナー企業や情報システム部門の担当者は、CDSMの概念を理解したうえで、データベース設計、テーブル設計を実施する必要があります。

そうしないと、いざデータを活用したいとなった場合に、他のモジュールで活用できずServiceNowでプラットフォームを統合した効果を享受できない・・・といったことが起こってしまいます。

特に、グローバル展開や、グループ会社展開を前提に設計するのであれば、ServiceNow設計の際に、データガバナンスとデータマネジメントはプロセスも併せて定義することが重要になります。

極論言うと、データガバナンスがちゃんとできてれば、他は各地域やグループ会社に任せちゃって良いんじゃない?って思っているくらいです。笑

ServiceNowを利用していないが、サービスマネジメントのデータモデルを学びたいという方には、IT4ITがお勧めです。こちらで学んでみてはいかがでしょうか。


CSDMとのマッピングはこちらの動画を。



本日は以上です。ありがとうございました。

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