今日も誰かの家になる

#わたしが応援する会社

ということで、自分が思い入れがある会社について…

真っ先に浮かんだのがビジネスホテルチェーンの「スーパーホテル」です。

新卒で初めての出張のときから、国内一人旅のとき、当時の彼女と遠距離恋愛になったとき、他、合計50回以上?は利用しているでしょうか。

昔の人は何十日という時間をかけて旧街道を歩き、命がけで日本国内を移動していたことでしょう。
現代では文明が発達し、数時間で東京、大阪他、日本各地への移動が可能になしました。

不思議なもので、出身地から幾ら離れていても(本州であれば)実家の前の道路は確実にその出張先、旅行先に繋がっています。鉄道もそうです。凄いですね。昔の人のスピリットを感じずにはいられません。

A地点から、B地点に移動したい。その思いの連続体が道路を作り、鉄道を敷き、移動手段を開発し、宿泊施設も生み出したというわけです。

そして自分の目的としている場所があったり、自分を必要としている人や会社があったり、たとえ何百キロ離れても、似たような顔をした日本人が、大まか同じ様な日本語を話しています。
大げさですが、これほど不思議で心強いことはありません。そうだ、ここは日本で俺は日本人だ。日本にいながら非日常の中に日本を感じる。旅行や出張、遠征とはそういうものだと思います。

さて、話がそれましたが、出張や旅行が決まると、まず宿泊先として近くにスーパーホテルがあるか?これを最優先に探します。
少し駅や目的地から離れていても優先して選ぶ。
そのぐらい贔屓にしているホテルです。
遠い土地でも馴染みのホテル。安心感が違います。友人や同僚にも良く勧めています。実際私も初利用は上司の紹介でした。

そんなスーパーホテルの何が魅力か?端的に言うと「体を休めることに特化している」ということに尽きます。

具体的には睡眠に特化しています。大浴場付きの店舗もありますね。
部屋はシンプルで無駄が無く快適、布団も枕もふかふか、いい感じに落ち着いた照明、お風呂も清掃が行き届いており、最近ではモバイルPCやスマホの充電など、電源に困ることもまずありません。

素足(スリッパ)に柔らかいフロアマットの感触、風景は違っても、全国どこに行っても変わらない、ああ、いつものスーパーホテルだ。
実家のような安心感とはまさにこのこと(笑)

無料の朝食も全国どこにいっても美味しい、これはとてもありがたいです。朝から沢山食べてしまいます。旅行のときはチェックアウト時間ギリギリまで、部屋でコーヒーを飲みながらストレッチをしたり、当日の旅程を確認する。

そして、部屋に一礼して部屋を出る。
※これを個人的に「ありがとうの義」と呼んでいる(笑)


そんなスーパーホテルには思い出がたくさん詰まっています。
奈良や滋賀は駅から遠くて2~30分は夜道を歩きましたね。

若さ故、夜のサービス嬢を入れようとしてエレベーターが止まりフロントで止められたり(笑)
一時的に遠距離恋愛になった当時の彼女を部屋に上げて少しだけ話ししようとしたら、そのときは勘弁して入れてくれたり、懐かしい思い出です。

ときには、旅先で出会った人に惚れてしまい、ラブホに行くわけでもなく、俺が取っていたスーパーホテル前で話し込んだこともありました。
あの子は今、元気でやっているだろうか?これは野暮ですね(笑)


今に住んでいる場所の生活圏にもスーパーホテルがあり、それを見る度に、当然ですが、今晩もこの街のこの場所が、誰かの宿なんだな。
誰かのドラマの中継地点なんだな。と、色々感傷に浸ります。

一度だけ変わった使い方をしたことがあります。荷物を送り出した後、引っ越す街の最終夜を、前住居地の最寄りのスーパーホテルで過ごしました。引っ越し先側でも良かったのですが、あえて思い出や記念の意味も込めて最寄りで泊まるホテル。

誰かの旅のスタート地点、誰かの旅の目的地。そんなことに思いを馳せながら、ぐっすり眠り、抱えきれない思い出をボロボロ落としながら、また次の街へ移動する。


初めての出張で、部屋を出る直前まで緊張でお腹を下していたこと。
先方から大目玉を食らい、慌てて部屋に戻り必死で書類を作り直したこと。重大なミスを必死で修正したこと・・・そして、仕事をやり遂げたこと。

プライベートで年にたった数日だけ取れた貴重な有給、極上の時間、一人旅の1泊を馴染みのスーパーホテルに泊まるのが楽しみの一つになっています。旅の思い出にはスーパーホテルがあります。

楽しみにしていた旅行が、体調を崩して当日泣く泣くキャンセルしたこともありました。処理していただいて感謝しております。

また、あるときは、出張先の支店の人や取引先、遠方の友達と散々飲んで千鳥足でホテルにチェックインする、あの明るい看板が見える。飲みすぎてろれつが回らない自分。
そんな自分を、きっと肉体的にも厳しいシフト勤務であることを感じさせない笑顔で迎えてくれるホテルのスタッフさん。いつも感謝しています。

そして出張や旅行の最終日にコンビニで酒とおつまみを買って部屋に戻る。風呂に入りながら音楽を聞き、今回の旅や仕事の内容を振り返りながら部屋で酒を飲む。これが寝る前の史上の喜びでした。

そんな最高の時間を提供してくれた、明日への活力をくれる最高のホテルです。個人的な思い入れが詰まった最高のビジネスホテル。次の宿泊が出張になるか旅行になるかわかりませんが・・・

また、利用します。いつもありがとう。

身の上等はこれから書いていこうと思います。サポートしていただければ幸いです。1杯のコーヒーから、環境活動、多様性の理解推進、生活費やガジェットのレビュー等に使おうと思います!