漫画感想「NGライフ」草凪みずほ

こんにちは、せ→る→です。

本日は、漫画感想。草凪みずほさんの
「NGライフ」の感想を書いていきます！

※ネタバレ少しあり

作者:草凪みずほ
出版社:白泉社 花とゆめ
巻数:全9巻
作者のその他作品:
「暁のヨナ」「ゲーム×ラッシュ」
「夢幻スパイラル」「よいこの心得」
(敬称略)

<登場人物>(前世名)
冴木敬大…主人公,高2
(シリクス)…セレナの夫,剣闘士
佑城裕真…中3,芹沢のことが好き
(セレナ)…シリクスの妻
芹沢美依…敬大の親友
(ロレイウス)…シリクスの親友
加賀巳凌…裕真の従兄
(スミルナ)…セレナの姉,シスコン
深影蒼一…朱奈と麗奈の幼馴染
(ディロス)…傭兵
榊原朱奈…麗奈の姉
(アグライヤ)…シリクスの主
榊原麗奈…セレナに顔が似てる
(ティナ)…セレナの友人

LINE漫画の毎日1話無料(正確には0.5話)で読み切りました。すっごく面白かったです。

主人公は冴木敬大。前世では、シリクスという名前。敬大は、前世の記憶を持ったまま転生し、前世の妻であったセレナのことをずーっと想いながら生きてきました。

ある日、セレナの生まれ変わりである人を発見するも、その人は男の子でした。彼の名は、佑城裕真。裕真には、前世の記憶はありません。

敬大は、他にも前世で関わりのあった人と次々に出会っていきますが、中でも記憶を持っていたのは3人だけでした。しかし、その内の一人である、朱奈もいつしか記憶がなくなってしまいます。

ちなみに、前世でシリクスの親友だったロレイウスは、芹沢美依という女の子に転生していました。芹沢は前世の記憶こそないものの、敬大から前世の話を聞かされているため、自分のことやセレナのことも知っています。

敬大、芹沢、裕真の三角関係が基本ではありますが、ギャグ漫画かな？と思うほど笑えるシーンが盛りだくさんです。ギャグが多いからこそ、シリアスな場面では涙腺崩壊します。

なぜ、前世の記憶がある人とない人がいるのか。この作品では、記憶のある人は前世に悔いがある人として描かれています。敬大は、芹沢への恋心を自覚しつつも、前世への未練が消えることはなく、苦悩してしまいます。

敬大が、前世と現世に葛藤している姿はとても辛かったです。特に、前世で守れなかったみんなのことを、自分だけは忘れまいと自分に言い聞かせながらも、芹沢への想いが溢れて何度も何度も名前を呼んでいるシーンはグッときました。

セレナが男の子に転生した理由、朱奈が記憶を途中で失った理由、麗奈がセレナのような姿をしている理由など、後半に伏線がどんどん回収されていくのがなんとも気持ち良いです。伏線回収される度に、「そういうことだったのか！」と納得するとともに、心打たれます。

終わり方もとっても素敵でした。大満足。

ここまでお読みいただきありがとうございました。読んだことない人はぜひ読んでみてください！

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#草凪みずほ #NGライフ