見出し画像

休職は無難な選択ではない。そしてこれからも無難に生きる必要はない。

確か2年前に買ったであろう1冊の本を、本棚から取り出して改めて読んでみた。

「20代を無難に生きるな」永松茂久著。


20代を無難に生きるな (永松茂久)

実は永松さんの本は好きで結構読んでいる。
気付けば5冊くらいは買っている。
それくらいこの人の考え方や伝え方は心に刺さるものがある。

世間的に、20代はまだ社会に出て歴が浅いし、新人扱いをされる。
それ故、自分の意見や考えが通りにくいことから、時に周りの意見に流されてしまうことがある。

でも20代のうちに自分の芯となるものを備えておかないと、その後やってくる30代では苦戦するに違いない。無論、40代は言うまでもない。

20代のうちに自分の芯となるものを確立し、それを自己認識できたら迷わず生きていけるんじゃないか。

そうは言っても、30代や40代と比べると圧倒的に経験や知識が足りないのは事実。
時には周りから冷めた目で見られたり、批判されることもあるだろう。

それでも突き進んでいく強い気持ちを持っていたい。

私は休職する前は、多岐に渡る業務に追われるとともに、特定の上司からパワハラを受けて、いつしか自分を見失った。

本当の自分は何がしたいのか。
本当に自分が言いたかったことは何なのか。
本当は自分は疲れているんじゃないのか。
それが全く分からなくなった。

今考えれば完全にメンタルが崩壊していると分かる。笑
つい文末に「笑」を付けたくなるくらいに。

当時辛い思いをして今は休職している訳だが、この経験を通して学んだこともたくさんある。

悩んだ数だけ強くなれる。

悩んだ数だけ強くなれる。悩みが多いということはそれだけマイナスの事象からプラスの側面を見つけることができるチャンスである。

つまり悩みは成長のチャンス。
マイナスからプラスへの転換が可能なのは悩みが多いから。悩むことで自分を強くできると思った。

20代は、まわりの期待なんか無視しろ

多くの場合、いい人というのは、その人にとって都合のいい人ということになる。
たった1人のいい人という評価が、万人にも同じ評価をされることはまずありえない。
同様に、たった1人が自分に下した悪い評価なんて大したことはないということです。
私が休職したことで、少なからず誰か1人くらいは悪いイメージを持っているだろう。
いや、もしかしたらそれは単なる自分の妄想で、蓋を開けてみたら誰も何も思っていない可能性すらある。
でも、私にパワハラをしてきた上司は何かしら思っているだろう。
たとえ何か思われてもこの人と死ぬまで一緒にいるわけではないし、一時的な付き合いだ。
しかも、いずれ私より早く定年を迎えて退職するのは事実だ。

そう考えると本当にちっぽけな存在だし、いちいち悩むのが笑ってしまうほど馬鹿らしく感じる。

20代はいろんなことに悩む10年である。
私が共感したのは、
辛いことでも我慢して耐えるのが美徳とされてきた従来の日本人特有の価値観は捨て、しなやかで折れない自分の在り方を見つけること。
という一文。

世の中には、仕事が辛くても休まずにいる人のほうが多いのだから、休職は決して無難な選択ではないのかもしれない。
そう思うと、勇気を出して休職を選択した自分は無難ではない選択をしたと思える。

何よりも大切なのは自分の心と体である。
そして、人生の基礎を作る20代だからこそ自分が正しいと思う生き方をこれからも続けていきたい。

これを読んでくださった方には、ぜひこの本を読んでいただきたいです。
また、20代についてだけでなく、30代、40代とそれぞれの年代についての生き方を著した本も出されています。
自分の年代に合った本を読んでみてはいかがでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?