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北海道の大学生Seriが、とあるスープ屋での5年間の経験を、パーパスがテーマの小論文にしたら、コンテストで優秀賞に選ばれた。

賞をいただいた小論文のタイトルは≪とあるスープ専門店のアルバイト経験から「パーパス」を再定義する≫

コンテストに応募した文章全文は、記事の最後に載せます。
全部で約9000文字の長文なので、興味のある方のみ、じっくりお読みください。

「ゆーしゅーしょー」をいただきました。

「第8回SDGs学生小論文アワードby住友理工」というコンテストで優秀賞に選ばれました。びっくり。

なんでびっくりなのかと言うと、第一章を論文らしからぬ、「物語調」で書いたから。
「物語調」なのは、とあるスープ屋「SoupStockTokyo」が関係しています。
SoupStockTokyoのはじまりは三菱商事の社内ベンチャー。
立ち上げの時の企画書は、「スープのある一日」という物語仕立てだったんです。
だから私も「物語調」で書きました。

だって賞なんて取れるわけないから、私なりのユーモアを入れたい…!

Seri

私は、ここ半年、フリーランスライターとして、
グルメサイト、インターン募集サイト、不動産売却・補助金申請についてのまとめ記事、インタビュー記事など
頼まれた仕事はゼンブこなしてきました。

自分の文章にどこか自信がなかったけど、
今回の賞をいただいたことで、
ちょぴっとだけ、自分の文章に自信がつきました。

うれしいなっ :)

「やってみない?」に素直に「うん」と言ってみる。

コンテストに応募したきっかけは、友達とのLINEでした。

友達「こんなコンテストあるから、思考の整理に使ってみない?」
Seri「ありだね。」

小学生、中学生、高校生と各1~2回、作文コンテストで賞をもらったことがあるのですが、
思い返せばどれも、

「○○に誘われたからやろ~。どーせやるならユーモアたっぷりでいこう!」

Seri

というテンションでした。

私は自分発よりも、「与えられたコトに1人で取り組む」のが得意みたいです。
楽しいのは圧倒的に自分発なんですけど…。成功したことはあんまりありません。

最強のパーパス企業「SoupStockTokyo」

コンテストのテーマである「パーパス」。
その定義を知らなかった私は、「パーパス」をひたすらググり、自分なりの定義を作り上げます。

「パーパス」のSeri的定義
「社会の中で社員一人一人はなぜ今存在しているのか」

Seri

あれ、私、SoupStockTokyoでアルバイトしてた時、
「私は「世の中の体温を上げる」ためにSoupStockTokyoでバイトしてるんだ」
って常に思っていたな。

SoupStockTokyoって最強のパーパス企業なんじゃないか!?

ここから、≪とあるスープ専門店のアルバイト経験から「パーパス」を再定義する≫というタイトルが生まれました。

500字で要約するとこんな感じ。

この小論文では、パーパス経営を実践する企業の一つであるSoup Stock Tokyoでのアルバイト経験を基に、パーパスについて再定義しています。

パーパスはビジョンと似た概念ですが、時間と主語が異なります。
「パーパス」は「社会の中で社員一人一人はなぜ今存在しているのか」、「ビジョン」は「企業は将来的にどこを目指しているのか」という定義です。

企業経営にパーパスが求められるようになった背景には、ステークホルダーが企業に期待することの変化があります。ステークホルダーは、企業に多様性や地球環境のサステナビリティへの配慮を求め、製品やサービスの背景やストーリーにも多様性や地球環境のサステナビリティへの配慮を求めます。

パーパスは起点に社員の意識を変え、インナーリブランディングを行うためには、「パーパスのナラティブ化」つまり「パーパスをジブンゴト化し行動に移す」ことが必要です。

また、新しくパーパスを明文化する場合、暗黙の了解の中で共有していた思想や行動規範を言語化した言葉をパーパスとし、パーパスを浸透させるための制度作りをする必要があります。

小論文:とあるスープ専門店のアルバイト経験から「パーパス」を再定義する

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