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10万円の給付金から9万円の寄付をしたら幸福になった話

この記事の、その後。
2020年は寄付をした。9万円。年収と比較すると金額的には結構頑張っていると思う。なお、ふるさと納税は別で、多分7万やったけど、それは返礼品でまるもうけなので、寄付の感覚はない。
きっかけは、コロナ禍で貰った10万円の特別給付金。それから、安井金毘羅宮にうるさい隣人と縁切りしててもらったお礼の名目。
10万円の中からの9万円を使って、確定申告をして寄付金控除を受ければ、自分の財布にそんなにインパクトはないだろう、と3万円ずつ3団体に寄付をした。
確定申告も、うんうん悩みながら済ませて、還付金も戻ってきた。マイナンバ―カードを含めて、サイトやアプリのUIが悪すぎてドン引きした。
戻ってきた金額は、35000円弱だった。つまり、私の財布から出ていきっぱなしなのは55000円程度である。約6万円で面白い経験ができ、なおかつちょっとは人の役に立てるって素晴らしい。

お金を払える事実を、私は幸せだと感じる。
ふるさと納税の話でよく聞くけれど、還付金なり返戻品なりが戻ってくるまでの間を耐えきる現金資産がないから、気持ちがあってもできないという人がいる。貧困を脱出するための初期投資ができないくらい金がない、という人がいる。貧困を取り扱ったドキュメンタリでコンビニの総菜を食っている貧乏人がSNSでボコボコに批判されるけれど、彼らは調理する場所と道具を持っていなくて、それらや米をまとめて買う金の余裕もない。食材をまとめ買いした方が安いのはわかっているけど日銭がない。6か月定期を買う金がなく、毎日、一回分の切符(今は交通系ICだけど)で電車に乗る、みたいな。

自分は貧しておらず幸せだわっていう嫌な感じになってきましたね。いえ、仏陀がね、寄進を求めに行くなら貧しい人のところへ行けと、弟子に言うんです。それはなぜか。「寄進できるだけのお金が私にはある」という幸福をその人に与えるためだという。私はまさにその方法で、実際の年収よりも豊かな気持ちを味わえていると感じている、という話がしたかった。

はじめのnoteでも書いたけど、被災地へボランティアに行くなんてのは、勤め人の時点で割と難しいだろう。私にとっては体力や技術的な意味でも厳しい。でも、お金を出すのだって役立つだろうし、私は仕事を離れた部分で社会とつながれた。出した金額分以上に幸福を得たからまたやります、という報告。

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