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体調が優勝しやすくなったamazon購入品:寝具編

人間とは切っても切れない関係にある行動の1つ、睡眠。寝つきの良し悪し、眠りの深さが浅い深いと色々な項目が含まれた中でより良い質の睡眠を求めるのは当然の事だと思う。じゃあどうしたらより良い質の睡眠を行えるのだろうか?という疑問点が浮上する。

その疑問が浮き出た時に私は「寝具 睡眠 論文」のようなキーワードで検索をかけて出てきた論文や資料を読み漁り、できるだけ質の高い睡眠を得られる可能性がある寝具を大まかに把握するという事をしていた。

その内容を基に自分が出来るだけ質の高い睡眠を得るための寝具を諸々購入した結果、慢性的な体調の悪さがマシになり、日によっては体調が優勝する事も増えてきた。

寝具に投資をするというのは、どうしても機会がないとなかなか行動に移すのが難しいと思う。今回は読み漁った内容を基にamazonで購入した寝具を紹介していくので、これを読んでちょっとでも良いなーと思ったらその場のノリで買って見て欲しい。

先日投稿したADHDの生活が楽になったamazon購入品:作業環境編ADHDの生活が楽になったamazon購入品:日常生活編ADHD関係なくQOLが向上したamazon購入品と併せて読んでみるといいかもしれない。

2023/11/26追記

  • 追記時点で販売終了してた物は削除しました。そのため、番号に変動があります…。

  • 本記事のAmazonリンクはアフィリエイトリンクとなっています。

    • ただし全て実際に自分が使用した物です。

どんな寝具が良い睡眠に繋がるのか

購入品を紹介する前に、読んだ資料の要点だけ掻い摘んで記載しておこうとい思う。私がどういう基準で寝具を選んだのかを把握してから購入品を見て貰った方が納得しやすいと思ったからというだけなので、これに興味がない人はそのままスクロールするか目次から各商品に飛んでね。

今回自分は「寝具と睡眠」というタイトルでバイオメカニズム学会誌に掲載された木暮貴政さんが執筆したものを参考資料とした。内容は3ページくらいで簡潔にまとまっていてとてもわかりやすいので、興味がある人はぜひリンクから飛んで読んでみてくれ。一応補足をしておくと、文内でも「仮説や個人的な考えになる部分も多い」という前提の上でこの資料は掲載されているので、それを認識して読んでね。

資料内で小暮さんは"快適な睡眠環境について"という項目と"寝具と睡眠の関係"という項目についての考察を記述している。本当はこの記載されている内容に関して色々と書きたいんだけど、今回のメインは体調が優勝しやすくなった寝具購入品の紹介なので省略するね…。

記載された内容で私が着目したのは以下の内容になる。

"光はすっきりとした目覚めに効果的だと書きましたが、光は覚醒に向かわせるため入眠や睡眠を妨げます。人は古くから日が昇ると共に目覚め、日が暮れると眠るというように太陽の光と共に生活をしてきたためか、光は最も強力な生体リズムの調整作用を持っていると言われており光環境に留意することも重要です。"
引用:木暮貴政(2004).  寝具と睡眠 バイオニクス学会誌, 29. 190.

"寝具に焦点をあてると、睡眠のためには以下の条件を満たすものが良いと考えています。
(1)寝返りしやすい
(2)自然な寝姿勢が保てる
(3)入眠時の姿勢で心地よい
(4)心理的な安心感を得られる"
引用:木暮貴政(2004).  寝具と睡眠 バイオニクス学会誌, 29. 190-191.

"一般的に寝具が軟らかすぎると肩や腰などの重い部分が沈み込みすぎると言われています。仰向けに寝たときに腰が浮いてしまうような固い寝具もよくないと考えられます"
引用:木暮貴政(2004).  寝具と睡眠 バイオニクス学会誌, 29. 192.

"入眠時の姿勢で心地よいことや心理的な安心感については固さや表面の肌差触りなどが関係しますが、個人の嗜好やその時の体調、生活環境に大きく影響されます。"
引用:木暮貴政(2004).  寝具と睡眠 バイオニクス学会誌, 29. 192.

着目したポイントを箇条書きしつつ自分なりの要約をすると
・寝る時にはできるだけ光を浴びないように
・寝返りしやすく寝ようとする時点での姿勢に心地よさを感じる程度に固すぎず軟らかすぎない寝具がよさげ
・心理的な安心感があるとより良い睡眠がとれる可能性がある。ただしこの心理的な安心感を何で感じるかは個人差がある。
となる。

寝具に投資するまでの私について

ビフォーアフターではないけれども、諸々を購入するまでの私の寝具事情を軽く記載しておこうと思う。

・使用しているのはシングルベッド、部屋の中で一番大きな窓に隣接するように配置されている。
・使用していたマットレスはコイルの入った固めの反発力が強い物(2018年7月購入なので若干ヘタってきていた気がする)
・枕はドンキホーテで購入した3000円程の物を使用(購入日が不明だけれども2,3年は使用していてだいぶヘタってた)
・一人暮らしをする際に実家から持ってきた毛布を使用(恐らく7年くらい…?なんかゴワゴワしてる気がしてた)
・一般的な綿のボックスシーツ・布団カバー・枕カバーを使用

基本的に睡眠の質は悪かった。不眠の頓服を入れて翌日起きるとまるでゾンビのような状態で起きるのがよくある光景。寝起きが最高に悪く、起床から完全覚醒までに最低でも1時間はかかる(1人でいる場合)。起きると大抵身体が重い。
さて、これらがわりとマシな方面に改善され、体調が優勝しやすくなった購入品が以下の7つになる。

1.GOKUMIN マットレス 高反発 :7,980円

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説明文には「男性のための」という記載があったがそれをガン無視で購入したのがこのマットレス。約5cm程の厚さなので、先述した2018年に購入したマットレスの上に敷いて使っている。

amazonで1000件以上のレビューで☆4.5を取っているだけある、これはマジで良い。先述した参考資料の引用内では"寝返りしやすい"という項目があった。マットレスや布団がヘタっていたり柔らかすぎたりすると、寝返りがうちにくく身体へかかる負荷も強くなってしまう。

このマットレスは寝がえりが打ちやすい固さがある上、身体全体を預けても程良いくらいに反発を返してくれるので寝心地がとても良い。固すぎるマットレスがあまり得意ではない自分でも不満を感じる事がない適度な固さであり、ほんのりと身体が心地よい程度に沈むマットレスだ。

これに変えてから朝の寝起きがマシになった。具体的に言うと起きた時のダルさがだいぶ減った気がする。恐らく前のマットレス(下敷きマットレス)は反発力は強いにも関わらず年期が入った事で中途半端に柔らかくなり、身体への負荷が強かったのではないかと考えている。

それが解消される事で寝返りが打ちやすくなり身体への負荷が減り、睡眠の質がよくなった可能性は0ではない。これは真面目に購入して良かった一品。

2.MyeFoam 日本特許品 枕:4,980円

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あまり柔らかすぎる枕は好きではないけれども、固すぎるのだとなんか違う感がすごい。あと首辺りが若干高いと嬉しい。そんな私の我儘が実現している枕がこちらです。

何よりフィット感が凄い。横向きで寝る事が多い私でもちょうど良いくらいに沈んでくれるので、その時に取りたい体制を気楽に取れる良い枕。上下で首辺りの段差(?)の高さが違うので、好みに合わせて使う事が可能。
参考資料の引用内にあった"自然な寝姿勢が保てる"に当てはまるという理由で購入したが、これが当たりだった。

以前マッサージに行った際にストレートネックになりかけていると指摘された事がある私には嬉しい、ストレートネックや肩こり、頭痛に悩む人向けの枕でもある。いびき軽減効果も謳っているけれども、私は寝る時に死んだように寝るのでいびきをかかないから真偽は不明。

後述の枕カバーと組み合わせて寝転がって携帯をポイとしていると、いつの間にか寝てる事が多い。あまり寝つきが良くない私には有難い一品である。

3.mofua(モフア)プレミアムマイクロファイバーボックスシーツ:3,559円

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モフモフサラサラが好きな各位は買え。これはマジで睡眠関連のQOLが爆上りする。一般的なボックスシーツって大抵が綿だと思うんだけど、これは全体がマイクロファイバーで出来ているので一面何処を触ってもモフモフサラサラの至福の一時を堪能できる。

今回記載している商品のうちのmofuaシリーズに関しては参考資料内の"心理的な安心感を得られる"という項目の対象になると思い購入した。これはもちろん個人差があると思うけれども、私はマイクロファイバーのようなフワフワモフモフサラサラな物を好んでいる。
雑な例を挙げるなら、夏にクーラーがかかっている部屋で下着だけ身に着けてフワフワな毛布を被って寝るのを幸せと感じるようなそんな人間である。多分この例に心当たりがある人間はmofuaシリーズを購入すると幸せになれる。幸せを運ぶ壺や水晶とかより明確に幸せを運んでくれる。夏まっしぐらな現在でも私はクーラーをかけた部屋でこれを使って寝ている。幸せ。

ちなみに私は謎の「マットレス全体を覆うボックスシーツみたいなものじゃないと嫌だ」というこだわりが発動してしまったからこの商品を購入した。正直、マイクロファイバーだけを堪能したいのであれば敷きパッド版もmofuaから販売されているからそれでいいと思う。なんかね、見た目的に全体が覆われていないのがすごく嫌だったの…。

コスパ的には敷きパッドが2,384円だからそっちのがお得です。一応リンク張っておくね。
mofua(モフア) 敷きパッド シングル

4.mofua ( モフア ) 掛け布団カバー 布団を包める毛布:4,626円

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"心理的な安心感を得られる"の追求第二弾、これまたmofuaの商品。お前はmofuaの回し者か何かなのかという疑問を若干抱きつつ、まぁ良い商品なのは事実だから…という事で流していこうと思う。

普通の掛け布団カバーの変わりに使える、掛け布団が毛布になってしまう凄い商品(語彙力消滅)。これまたマイクロファイバーなのでフワフワモフモフサラサラである。最高かって。

私はこれを購入した当時が使わないゴワゴワ毛布と掛け布団スタイルだったので、どうせなら暖かい方がいいしなぁという理由で発熱タイプ(なんか通常タイプより暖かいらしい)を購入した。

多分普通に掛け布団と毛布を併用している人だったら通常タイプでいいと思う。流石に発熱タイプだからこの時期にクーラー無しで使うのはキツい。これらを導入したのは若干寒さが残る4月後半辺りだったのだけれども、その時期にはこれがあればエアコンをつけなくても寒さ知らずで寝られた。

最早お決まりの流れとなってしまうが、これもまたQOLが爆上がりする。先述のボックスシーツと併用すると一面マイクロファイバーの海になるのでモフモフサラサラを半永久的に味わえるようになる。
個人的な感覚としては、綿タイプのボックスシーツと布団カバーに包まれて寝る時よりも熟睡度合いが高い気がする。

因みにmofuaシリーズのマイクロファイバー、全然静電気が起きない。私は特に冬、お前ピカチュウか何かなの?ってくらい静電気を纏ってしまう人種なんだけど、そんな私がピカチュウになる事なくぐっすり寝れる。幸せ。

5.mofua(モフア)枕カバー プレミアムマイクロファイバー:1,366円

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正直枕カバーくらいは普通で良くね?と思っていた時期があった。とは言え、ボックスシーツと布団カバーをmofuaで揃えると決めた時に「枕カバーだけ普通の綿のやつを使うのは統一感が家出してる感凄いな」と思い購入を決意。結論、これも買ってよかった。

先述した通り静電気が全然でないので髪の毛バチバチにならず、顔面に当たるマイクロファイバーを堪能しながら寝付くことができる。私は地味に感覚過敏があるので綿の枕カバーの繊維に関するザラつきがあまり好きではなかったんだけれども、これは全面マイクロファイバーなのでザラつきなどを気にせずに使用することができる優れもの。

ボックスシーツ、布団カバー、枕カバーと全てをマイクロファイバーで揃えたベッドは睡眠要塞に近いのかもしれない。絶対防備の睡眠推奨強硬派のような気がして来た。実際に良く寝れる。ぐっすりですよ、寝起きの良さが全然違う。全身でフワフワスベスベを堪能しながら起きれるの最高。

6.Deconovo 1級遮光 ドレープカーテン:2,960円

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これを寝具編で入れるべきかは少し迷ったんだけれども、私にとっては睡眠の質を上げるために購入した物なので紹介する。今回購入したのは1級遮光カーテン。1級って何が?という人がいると思うんだけど、遮光カーテンって1~3まで等級があるのね。その中でも1番遮光率が高いのが1級遮光カーテン。詳しくはググってくれ。

カーテンを購入しようと思った理由の根本は以前のカーテンを7年間ずっと使用していた事が判明したからだった。だいぶくたびれている上に黄ばんでいる。加えて日光がスケスケだぜ!という状態のカーテンというか目隠し布に成り下がっていたから、いい加減導入したいなとは思っていた。
望んでいない徹夜後にベッドに寝転がった時に目に入る朝焼けの光は眩しいしテンションが下がるというのもあった。

そんな中で参考資料を見ていたら"光は覚醒に向かわせるため入眠や睡眠を妨げます"と書かれていて虚無になった。とりあえずその場で遮光カーテンを調べて購入したのがこのカーテン。

確かに1級なだけあって凄い勢いで日光を遮断してくれる。カーテンを閉めている状態で起きると、朝なのか昼なのか夕方なのか夜なのかが分からなくなるくらいには遮光してくれる。

仕事の関係で徹夜して早朝に寝る時にも、以前と比較したら明らかに寝つきは良くなった。スケスケカーテンの時よりも日光による刺激を受けなくなったからかもしれない。今回紹介している中では地味な方ではあるけど、日光が透けてくるカーテンから変えると地味にQOLが上がる商品だと思う。

7.JEMA ジェマ 抱き枕 マシュマロ ラウンドクッション:2,961円

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以前更新したADHDの生活が楽になったamazon購入品:作業環境編でおまけとして紹介したクッション。直径60cmの方を購入。これはマイクロファイバーではないっぽいけど、劣らずのサラサラフワフワを提供してくれる。
以前のnoteでは仕事中に抱える用として紹介したこのクッション、寝る時の抱き枕としても併用しているので寝具編でも紹介するよ。

抱き枕を使う人、使わない人でこれは分かれると思う。私は抱き枕を使って寝る方が楽なのでその目線で記載するんだが、抱き枕があると寝る体制が安定するんだよね。普通に抱き枕無しで寝る事も出来るだけれども、何となく安定感に乏しいような気がしてしまう。
多分この状態って、自然な寝姿勢を保てる状態と入眠時の姿勢が心地よい状態が睡眠の質を向上させるという参考資料と真逆の状態な気がするんだ。じゃあこれらの条件をどうやってクリアするかと言うと、抱き枕。

ある程度の大きさがあるクッションを抱いて寝る事で、自分にとって楽な姿勢で入眠することが出来るようになった。加えて、今回購入したクッションに関しては触り心地、抱き心地とオールA評価を出してもいい品質だった事も重なり安心感増進の相乗効果も偶然発生した。

このクッション、わりと色々な用途として使える上にもちもち滑らかフワフワで3000円しないのはコスパの鬼だと思う。多分1人1個持っていてもいいと思う。

8.Bedsure 毛布 ブランケット マイクロファイバー:1,768円

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ゴワゴワ毛布には若干愛着が湧いていたけれども、寝心地には変えられないとゴミ箱にポイした。その後継者として購入したのがこの毛布。

お前はマイクロファイバーがないと死ぬのか?と言われてしまいそうだけれども、私はマイクロファイバーが好きなんだ。安心感の追求をしていきたい。この毛布を選んだ理由はマイクロファイバーだという点と、そこそこ薄くてブランケットとして使える点、そしてコスパが良いという点の3つ。

4で紹介した掛け布団カバーね、触り心地最高なんだけれども湿気が多い6-7月には暑い。という訳でしばらくはこの毛布で寝ている。こいつも中々の触り心地な上に軽くてかさばらない。来客時とかにも使える一品。4で紹介した掛け布団カバーを使うなら毛布はそこまで分厚いものである必要性がないという判断もあり、購入した。コスパが良すぎる。

おわりに

全部を揃えて思ったのは「寝具による心理的な安心感を強めるのは睡眠の質を向上させる説はわりと濃厚」という事だった。どうしてもうつと発達障害を抱えている私は脳が一般的な人と比較して脳が興奮しやすい。脳が興奮しやすいという事は、捉え方によっては常に戦闘態勢の緊張状態のようなものらしい。

ストラテラやインチュニブと呼ばれるADHD向けの処方薬を飲んだからといって、この緊張状態はなかなか自分の意思でも解きほぐれない。そんな緊張状態のまま生活をしていると、まぁ正直なところ疲れる。疲れるけれども脳が興奮しているから質の悪い睡眠しか取れないという状態を続けていた。

その状態から寝具を自分好み+快眠要素が期待できる物で一式揃えたのが現状な訳なのだけれども、以前よりも質が(比較的)高い睡眠を得られるようになった。特にマイクロファイバーで一式揃えたのが大きいかもしれない。寝る時の安心感が全然違う。

疲れているから寝る、というのは一般的な連想だと思う。ただ、疲れているから寝る。その寝る際の設備は可能な限り投資をする事で、睡眠の質とQOLが向上する可能性が高いという事が分かった。今回寝具編で紹介した商品の総額を計算すると、約3万といったところ。

3万を寝具に費やすだけで安心感を抱きながら眠りにつけるようになり、起床時に「なんとなく朝起きても身体がだるい」「寝起きが死んでいる」という状態に改善の兆しが見え、明らかに以前よりも身体が動くようになるのであれば高い買い物ではないのではないだろうか。寧ろコスパ良すぎる。

私は身体が疲れやすく、動ける時間が少なく、基本的に在宅で仕事をしている。そんな私にできる事、すべき事はこうして家の設備を整えて自身のQOLを向上させ、体調を整え、やれる事を増やす事なのかもしれないという事を今回の寝具投資で感じた。

各位も自分の然るべきところには投資して、QOLの高い生活をしていこう。

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