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ドーピング本を摂取してtodoリストを消化しよう

todoリストに、やることもやりたいこともたくさん溜まっていて、休職中なので時間だけはとにかくあって、それでもなんだかやる気が出なかった。

たとえば、引っ越したあとの部屋の整理。いまだに終わっていない。
冷蔵庫にマグネットを貼って買い物を楽にする計画。計画どまり。
おしゃれになりたい大作戦。重い腰が上がらない。というかなんだこの作戦。


仕事をしてたときは、ちゃんとプロジェクトを遂行することを学んだ。手段と目的が入れ替わらないよう、また計画止まりにならないよう、先に課題を見極め、やることをサブタスク化し、着実に遂行する癖もついた。

でも、おそらくこのやり方は、ビジネスシーンでは素晴らしい方法だが、私の私生活を運行する上では、相性が悪いのだ。

思いつきでどこかに行ってしまうような性質の人間なので、このような手法は、できないというか、できるかもしれないけど、燃費が悪い。

それよりは、とにかく内側からやる気を漲らせるのが早い。漲ってさえしまえば、なんとかなる。

もし体質の人がいたら、コメントをもらえたら、とても嬉しい。

図書館へ赴く

そこで、どうしてもやる気のでない今日。私は、用事のあとに、街を徘徊した。そして、もう家まであと少しだったのに、急遽、信号で止まったのをいいことに、きれいなターンを決め、今きた道へと歩き出した。誰かが目撃していたら「あれ?忘れ物でもしたのかな?」とでも言いそうなくらい、華麗なターンだった。

そのまま、図書館へと向かった。というのも、こないだ図書館に行ったときに、心理学コーナーの近くに、『女性の人生訓』なるコーナーを見つけたのだ。

置いてある本は『愛され女の品格』『デキル女子はズルイ女子!』みたいな、胡散臭い本が多い。『かわいくお金を貯める方法♡』『ステキ女子の仕事の秘密♡』みたいな、ハートマークをつけておけば女子が手にとるだろうという、安易な意図を感じる本も多い。

でも、わたしはこのコーナーに頼ることにした。

ドーピング本として。


ドーピング本とは?


今日、これらの本を見ながら、名付けた。私が勝手に呼んでるだけなので、一般には自己啓発本と呼びます。

私は、これらの本に対して、何か大きな学びを得ようとは思っていない。書いてあることに本質的な内容は期待していない。それなら新書を読む。

でもこういった本には、読んだ直後に、「私、なんかデキルかも、、、?」「私も、夢に向かって頑張りたい♡」「よし!私も整理整頓上手になる!」みたいな、一種の麻薬のようなエネルギーが働く。

私は、このエネルギーがめちゃくちゃ効きやすい。自分が騙されやすいと言っているようで、なんだか恥ずかしいが、事実だから仕方ない。


私は、これらの本の中でも、まともな内容が書いてありそうな本を選んで借り、手始めに二ページ読んだ。

たった二ページ。

作者のなぜ理想の生活スタイルを追うのかの理由が載っているその二ページで、私は無事、アドレナリンを激らせて、やる気に満ち溢れた。

今から、家に帰ってその成果を発揮する予定だ。todoリストに溜まったものごとを、実行するつもりだ。

実際にできたかどうかは、また後日、時間があれば書く。


同じ体質の人へ

同じ性質の人、実は多いのではないだろうか。

todoリストをどうしても消化できない人。やる気がある時はめちゃくちゃ捗るのに、やる気がないときはどんなに簡単な一歩も面倒臭い人。

そういう人は、小手先のタスク管理法を学ぶよりも、「やる気の出し方」をコントロールしてしまうほうが早い気がする。


これからは、優良なドーピング本を、部屋に敷き詰めておいて、すぐにドーピングされる状態を作りたい。

片付けのドーピング本、掃除のドーピング本、オシャレのドーピング本、キャリアのドーピング本、などなどを考えている。

これでうまくいったら、今度はコーピングリストならぬ『ドーピングリスト』を作って、自分が何を接種したときにやる気が出やすいか、リスト化してみようと思う。

人生、とても楽しい。


今読んでいるエッセイ作家:#宮田珠紀



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