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母になるまで。
2022年3月14日月曜日
ここ数日で一気に気温が上昇し、いよいよ春の陽気。幸せな匂いがする。
そしていま現在、深夜3時前。
病室にて陣痛がくるのを今か今かと待っている。
40週2日目に突入し、予定日を絶賛超過中。
ありがたいことに生まれてこの方病気をして入院をしたことがなく、病室での入眠がなかなか難しいことをはじめて知った。
もう少しで母になるから、母になるギリギリの今、noteを書いてみようかなと。
……なんて書いたところで途絶えていたnote。スマホでnoteを書くのが限界だったらしい。
今か今かと待っていた陣痛は結局こないまま、朝を迎えて促進剤で陣痛を起こすことになり、投与されたらすぐに陣痛がきた。
そこからはただひたすらに痛かった記憶と、陣痛室でヒルナンデスが流れていたことしか思い出せない。
気づけば分娩室に移動していたわけなのだが、いきめども、いきめども、出てこないお腹の赤ちゃん。
最後は鉗子分娩(かんしぶんべん)※という方法で、やっとこさ娘は外の世界に出てきた。
※鉗子分娩(かんしぶんべん)
日本で現在のように帝王切開が発達していなかった頃に緊急時に対応する分娩法として鉗子分娩が行われていました。
鉗子(かんし)という器具は金属製の2枚のへらを組み合わせたはさみのようなもので、これで赤ちゃんの頭を両側からはさんで引き出すものを鉗子分娩(かんしぶんべん)といいます。
陣痛が起きてから4時間後のことだった。鉗子分娩という「異常分娩」の類ではあったものの、「なんだかんだで君は安産だったのだよ」とおじいちゃん先生に言われた。
初産で4時間は確かに早いみたい。
「生まれた瞬間は絶対泣くだろうな〜号泣だわ〜」
なんて思っていたのだけれど、蓋を開けてみたら一切泣かなかった。
というより、出産して間も無くは意識朦朧として、少しでも油断したら寝てしまいそうな(気を失いそうな?)状態だった。
ただ、娘の泣き声が聞こえたときは、心底嬉しくてホッとしたことを鮮明に覚えている。
10ヶ月という長い間、私のお腹の中で育ってくれて、そして無事に私たちのもとに生まれてきてくれて本当にありがとう。
母になってはや4ヶ月
書き途中だったこのnoteの存在をやっと思い出した。
娘は4ヶ月を過ぎたところ。ついこの間、分娩室で産んだ気がするなぁ。
初めての子育ては、楽しくもあり、悩ましくもあり。
2022年7月、娘が3ヶ月の頃に保育園へ入園。そして私は仕事復帰。
正直言ってこんなに早く保育園へ通わせることになろうとは、という感じ なのだけど、生活のことがあるので致し方ない。
(フリーランスの宿命といいますか……
もうすぐ登園を始めて1ヶ月になるが、娘は一度も泣いたことがない。一度風邪をもらってきたことはあったものの、他は滞りなく登園ができている。
えらいぞ、娘。たくましいぞ、娘。
むしろ母ちゃんの方がまだこの生活に慣れていないのかもしれない。
特に夫にはバレにバレているが、母ちゃんは弱め。うん、メンタル弱め。笑
6月末の保育園へ預け始める日が近づいた頃、メンタル爆発を起こして、わんわん泣いたことがあった。
本当に「わんわん」泣いた。なんか子供みたいに泣いてしまった。
「今のこの生活の中に、仕事が加わって私はどうなってしまうんだろう……うまくこなせるのだろうか。夫とうまく分担してできるの?」
ありとあらゆる不安が襲い、産後のメンタルブレイクとあいまって、なかなかハードな爆発を起こしたのだった。
そのときに夫と話し合ったことは
家事は二の次。週末に一緒にやればいい。生きているだけでOK
「生きているだけでOK」
って、人によって受け取り方はそれぞれだと思うけど
私はすごく救われて。
「そうだよね、生きているだけでなんとでもなるね。幸せだよね。」
と思った。
……そう思ったわけだけど、仕事復帰をして1ヶ月が経とうとしている今このタイミングで、二度目の爆発が起きてしまった。
生きているだけでOKだったはずなんだけどな。おかしいな。
再び夫にひとしきり吐露して、これからの方向性を話し合って、冷静になって思うのは、今回の爆発は「期待」によって起きたのだと。
自分に対する期待
夫に対する期待
それぞれがあったなと。
復帰初月1ヶ月で何を期待していたんだろう。馬鹿だったなぁと思うのです。
ちょこちょこっと家事をしつつ、ただひたすらに娘と向き合っているだけでよかった産後の3ヶ月間。
(少し口が悪くてすいません、あくまでも私自身に向けたものです悪しからず……)
「そりゃあ、今とは勝手が違うでしょうよあなた。」
と言いたい。
これまでの家事育児にプラスして仕事が始まったわけなのだから、これまで通りを求めてはいけないよね。期待してはいけなかったのよ、と。
家族みんなが笑顔でハッピーでいたいだけなのに、こんなに「期待」が邪魔になるとは。
当分期待は禁物だな〜
娘と夫は先に就寝。そんななかいそいそとnoteを書いている私。
「生きているだけでOK」の精神を宿して、明日からまた生きていきますか!
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