11日目、大部屋。

感情の波が生々しくなってきた。
よしよし、このスピードだな。
精神科の受診が間に合い、
心理士とのカウンセリングが週末なので
ギリギリセーフかな。
ちょい遅い動きだったかもだけど、
そこは人間なので、しかたなし。


それにしても。
大部屋問題。
お金がないとは我慢と忍耐の連続である。
ビンボーとは選択肢が無いもののことをいう。

入院してから、同室者が2人かわった。
いま私を含めて3人。
ひとつ空きベッド。

個人情報に配慮しつつ
リアルタイムで伝えられることがあるとすれば、
最初からいる、同室のオバハンがですね(口悪い)
私が入室した時から私のことが気に入らなくてですね
(片肺2リットル状態でキャスターバッグで、
ひとりで荷物運んできてるとゆー
頭が最高にイカれてたので、
というのは外からわからない)

わたしがバタンバタンと音を立てて
巣作りしたその時から敵認定で、
通りすがり、カーテンの奥から
舌打ち、悪口、聞こえるような悪態をですね
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと
いうとるんですわ。

加えて、最初の2日は排出のための管はほっといても
水が出るようになってたんですが、
残り少なくなってくると
ポンプで弱い圧をかけながら出す必要があり、

縮んだ肺をもどすためにガラガラとひいてまわる
管に連結したドレーンパックをつれてまわっている。

ポンプの稼働音、ブーンという音と
こぼこぼこぼという水音、
ガラガラが柵やベッドのふちにあたるカツンという音

あと、移動の時にポータプルのポンプにきりかえる
スイッチ音、
ベッド脇にそなえつけてるポンプにかえる音など

まー、音がまとわりついているわけです。 
(しかも眠れず、痛み止めで頭いかれてる、
体力筋力なくフラフラですぐどっかぶつかる。)

うるせーのですよ。たしかに。
でも、これ大部屋なので、くしゃみもおならも
仕方ないじゃないすか。

わたしはビンボーの団地住まいで
となりでいびきかかれて親父が寝ようとも
仕方なし、布団が足りなくて共有で
寝相でなぐりあっても仕方なし、で
生きてきたので

おわりが決まった日にちの集団活動は
まぁまぁ我慢できる方だし
忍耐強い方なのですが、

キョーレツな耳遠いおばーちゃんが
退院して、強い盾を無くした今、
標的はわたしなのですよ。

カツン「うるさい」
コロコロ「チッ」


おわかりでしょうか。
小心者セレンの胃はもう限界なのである。

そのババアが、今日、退院なのである!!!!!!

夜中にお前がボリボリくってるスナック菓子音も
うるせーんだよ!!!!!
でもなんもいわない。
なにもいわない、平和への道。(ちょっとちがう)

退院は予定していたが

どうも早めたようで。

新しくやってきた同室者が
元気いっぱいの咳をする人で
その人のことが嫌になったからだそーである!!

ああ、大部屋!
ここはホテルかな!
自由だな!
そうだ、ここは大阪!
日本ではない!
大阪国である!

まぁ、まだマシなほうだ。


それもあって、
眠れない夜に2階のフロアに
避難しているのを容認してくれている、
看護師さんたちがいる背景があるのだ。


ありがたいねぇ。

あと5時間。ババアがでていくまで。
(お前もババアだ)

わたしがきれださないように、
みんな、オラに力をわけてくれ。

と、冗談言えるくらいには元気です。

しかし、退院延長はまじでまだ受け入れられてなくて。
面会が解禁になったので、

家族に慰めてもらうけど、
わたしの心はまだ数日泥舟です。

あーもー、なんでだよーーーー( ;  ; )
血液検査の結果、白血球の戦いはおわったけど
まだ炎症値が下がり切らない。
ふざけんなよーーーーーー!
ってわたしかよ。
オーナー(私)がブラックだと
私の体も大変だよね。

はぁ。
こうして書いていると時間が過ぎてたすかる。
早く過ぎて欲しい。
早く自由になりたい。
そうした理由を作った自分からめをそらしたいーーー!

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